リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

パーティの特別ゲストは皆既食のスーパームーン

2015年09月27日 | 日々の風の吹くまま
朝は高曇りだったけど、朝食が終わる頃にはすばらしい青空。天高く馬肥ゆる秋だからと言
うわけでもないけど、今日はお客があるので、まずはカレシが特製の豆サラダを仕込み、次
にワタシがポットローストを仕込んで、駐車場のトラックに積んだままの段ボール箱の本を
部屋に運び込んで、がら空きの本棚に本を並べて、後はランチをスキップして部屋中の掃
除。家族とはいえ、house warming(新宅祝い)にマリルーとロバート、ジムとドナの2組の
カップルを招待してるんだもの、少しはそれらしく体裁を整えないとね。

メープルリッジからのルートとビジター用の駐車場での手順を細かく説明しておいたので、
迷子にならずに予定の時間に到着。さっそく眺望を満喫してもらって、我が家らしくなった部
屋の中をご案内して、オードブルをテーブルに出し、男同士はビール、女同士はワインで乾
杯。みんなのおしゃべりにワタシもカウンター越しに参加。オープンキッチンはこういうときに
いいもんだね。連邦議会の総選挙の投票日が近づいていることもあって、しばしは政治談
議。かなり白熱したところで、トピックを引越しの動機になった住環境の変化に切り替えて、
今度は環境悪化の度合いの比べ合い。メトロバンクーバーの西端と東端でさして違いがな
いことを発見。

スロークッカーに仕込んだポットローストが出来上がって、スマッシュポテトを作って、枝豆を
蒸して、グレヴィーを作って、ディナーの時間。どれも大皿やボウルに盛って、バケツリレー
よろしくテーブルを一巡。これだと各自で好きなだけお皿に取ってもらえるし、給仕の手間も
省けるというもの。ま、家族だしね。ゲスト出演のベーカー山が夕暮れのピンクに染まり、
フレーザー川の水が大洋の青に変わる頃、みんなテーブルから首を伸ばして、うわっ、きれ
い!とひとしきり感動の声。うん、この夕暮れの風景が一番すてきなのよね。

カレシの豆サラダがテーブルに出る前にみんなでバルコニーに出てほぼ皆既に入ったスー
パームーンの月食を観賞。サラダに続いてデザートのケーキを食べ終わる頃、空には暗赤
色になった月。うっすらと雲がかかっているのか、邪悪で不気味な感じ。食後酒のグラスを
手に三々五々バルコニーで光が満ちてくる月を観賞して、9時頃にお開き。スーパームーン
の皆既月食と言う「特別ショー」付きのディナーは大成功だったね。お月さん、ありがとう。そ
れでは大量の食器を食洗機に入れて、と・・・。