リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

橋と船のある川の風景

2015年09月07日 | 日々の風の吹くまま
夜来の雨でルーフデッキは四角に丸のパッチワーク。雪が降ったらどんな溶け方をするか
楽しみになる。ぐっすり眠って元気いっぱいで起きたら、寝ている間に仕事が入っていた。
今までは日本の終業時間まで起きていたのが、今は基本的に日本時間午後3時には店じ
まいするので、メールの応答が時間的にずれてしまったけど、返事がなくても「始めてくださ
い」という仕事や何日もかかるような仕事なら問題はなさそう。まあ、80%は引退した(つも
り)なので、対応できない仕事にはごめんなさぁい・・・。

問題は何かと注意を逸らされる景色に囲まれて、仕事に集中できるのかと言うことかな。中
学1年生の頃、崖っぷちの校舎の教室の窓から見えたのは空と海とその間の水平線だけ。
幼い頃に「ここからは見えないけど、あの向こうにはいろんな国があって、肌や目の色の違
ういろんな人がいるんだよ」と父に教わったワタシは窓際の席になって、授業はそっちのけ
で一直線の水平線を見つめては「いろんな国のいろんな人たち」ってどんな国でどんな人た
ちなんだろうと想像をめぐらせていたっけ。

そのせいか今でも川と海と船には特別の思い入れがある。きのうは夕食のしたくをしていた
らブォ~という船の汽笛が響いた。川向うのフレーザーサレー埠頭に停泊していた貨物船
が出港するところで、後ろ向きにタグボートに引かれて係留用水路を出て、川の真ん中でぐ
るりと180度回転。タグボートが離れると、南支流をしずしずと海を目指して進んで行った。
何だか手を振りたくなってしまったな。

ワタシにとって川の風景になくてはならないのが橋で、我が家からは5つの橋が見える。上
流から順に

   ポートマン橋(2093m)
   パタロ橋(1221m)
   スカイブリッジ(616m)
   クィーンズボロ橋(924m)
  アレックスフレーザー橋(2525m)

有料の新ポートマン橋は2012年に開通した10車線の斜長橋。いかにも古そうなパタロ橋
は1937年に開通。車線が狭くて怖いけど、10年後には架け替えの予定とか。スカイブリッ
ジはスカイトレイン専用の橋。シンプルなクィーンズボロ橋はルル島東端にあるニューウェ
ストの「郊外」クィーンズボロ地区に行く橋。さらに下流のアレックスフレーザー橋は1986
年開通で、10年前までは北米最長の斜張橋だった。橋のある川の風景は往来する船と共
に人間の息吹を感じさせてくれるから好き・・・。