リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

頭から冷や水は・・・

2014年08月20日 | 日々の風の吹くまま
せっかく良く眠っていたのに、先に起きたカレシが寝ぼけ頭でのこのこと外へ出て行ったも
ので、アラームがピーコ、ピーコ。がばっと跳ね起きて、サイレンが鳴り出す前にオフにした
けど、もうっ。着替えていたら、階段の下からのんきに「もう起きてたのか」なんて言うから、
アラームを解除してから出て行ってよっ。「シニアモーメントだよ」。いやいや、ボケが入って
るかもよ。それで思ったけど、泥棒に入られたトルドー君ちは、もしかしたら奥さんがアラー
ムをかけ忘れたとか・・・?

朝食後にひとっ走りダウンタウンのHマートに行くつもりだったけど、仕事が2つ入ってしまっ
たので中止。とりあえず腕まくりして、まずは後から来て納期が先の訴訟仕事をまじめに処
理。近頃は法律系の需要が増えているのかな。翻訳支援ツールは使っていないからと断っ
たところが懲りずにうちに登録しないかと言うし、イギリスのエライ名前の会社も協会の名簿
を通して法務翻訳者募集のメールを送りつけて来るし、激安のインドの会社まで。どこも「需
要の高まりで業務拡張」で、どこも「無料トライアル」。ま、お客さんは間に合ってるし、今さら
「入社試験」の年でもないし・・・。

「アイスバケツチャレンジ」は日本にも広がったようで、メディアの影響力はたいしたもんだな。
幸福の手紙のように連鎖する仕組みだから、毎日セレブがテレビで氷水を被っているし、ビ
ル・ゲイツは自分で考案して組み立てた装置で、紐を引っ張って頭からザバッとやる凝りよ
う。ジョージ・ブッシュは娘のジェナ(その他)に指名されて、「大統領らしくないから寄付する
よ」とペンを走らせているところへ、ローラ夫人が忍び寄って頭からバシャッ。バトンタッチし
たのはかっては政敵だったけど今は大の親友というビル・クリントン。莫大な額の寄付が集
まったそうで、いやはやメディアの力はすごい。

でも、高いところからうっかり落としたバケツが当たって死んだ人もいるし、年を取った人が
いきなり氷水を頭からかぶって心臓発作を起こす危険はないのかな。そりゃ華々しくやるほ
ど寄付も殺到するだろうな。奇を衒わなくても誰もが有意義だと思うことに普通に寄付する
のが理想だけど、今は注目されたがり病が蔓延して、ネットメディアがそれを煽る時代。ま、
みんなが自分も寄付しようという気になればそれなりにいいこと。でも、頭から冷や水をか
ぶるのは、考えてしまうなあ。