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BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

アメリカ 10年ぶりの利上げ

2015年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム

米連邦準備理事会(FRB)は、16日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、FF金利の誘導目標をゼロ-0.25%から0.25-0.50%に引き上げることを決めた。

米国の利上げは、夏ごろから取沙汰され、市場の混乱要因になっていた。
年内利上げを示唆していたことも混乱を大きくした。
もうあとがなく、今回決めないと市場の信頼を失墜しかねない状況での利上げである。
直近の経済指標が良好だったことも幸いした。
米国の利上げを株式市場は好感した。
ダウ平均は200ドル超の上昇となり、日経平均の上昇幅も300円を超えた。
大騒ぎした割には、比較的穏やかな反応だったといえる。



FOMCメンバーの金利予測の分布を示す「ドットチャート」は、来年4回の利上げを示唆している。
年4回の利上げができるほど米国の景気は回復しているのだろうか。
もとより、利上げの目的はインフレの抑制である。
原油や資源価格が暴落し、インフレが問題になるような状況とも思えない。
世界経済の先行きは不透明で、日本やEUは緩和維持拡大の方向だし中国も同様だ。
FRBは、米国だけが一人勝ち続けると思っているのだろうか。

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