徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

望月のちょっと不潔な店

2014年08月18日 | 旅行記

望月町は、旧・中山道の宿場町(望月宿)である。
平安時代には、全国屈指の名馬の産地で、朝廷直轄の牧場「望月の牧」があった。
「望月の牧」から宮中へ献上されるの貢馬を「望月の駒」と呼んだ。
平成17年に佐久市と合併し佐久市望月になったが、いまでも「駒の里望月」と呼んでいる。

今、望月では「みそかつ丼」で町興しを行っている。
「駒月みそかつ丼」という。
地元産の雁喰豆から作る雁喰味噌を使用しているのがウリらしい。
10店舗が参加し、それぞれ特徴のある「みそかつ丼」を提供している。
Pic20140819
望月は、サニーカントリーから車で20分のところにある。
夕食はゴルフ場でも食べられるが、せっかくだから町に出ることにした。

1日目は、洋食の店に行った。口コミでは望月で一番美味い店ということだった。
評判は嘘ではなく、注文したものは例外なく美味かった。
しかし、「みそかつ丼」を注文した人はいなかった。
せっかくの夕食にリスクを取りたくなかったようだ。

2日目の夕食は、やはりここまで来たのだから「みそかつ丼」を食べようという話になった。
入ったのは、古い店構えの定食屋である。
中に入った瞬間、「しまった」と思った。店が汚いのである。
テーブルの上には余計なものが置かれ、物が店内にあふれ出し、壁にはポスターが所狭しと張られていた。
入ってしまったものはしかたがない、予定通り「みそかつ丼」を注文した。
なかなか出てこない。やることがないので、テーブルの上の調味料をいじっていると、唐辛子のビンの中で虫が飛び跳ねた。よく見ると、一匹や二匹ではない。
外からビンの中に入り込んだとは思えない、おそらくビンの中で孵化したのだろう。
そのぐらい長い間中味を入れ替えていないということは、それだけは客が少ないということだ。
無理もない、飲食店の基本的なところが出来ていない。
「みそかつ丼」は美味かったが、どうにも食が進まなかった。

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