次は熊野那智大社である。那智山の麓の大門坂駐車場に移動する。熊野速玉大社からは30分くらいだ。通常はここに車を停めて大門坂を歩いて登るのだが、自信がないのでバスで移動することにした。
バスの終点まではわずか7分。ここから先は歩かなければならない。那智大社までは467段の階段がある。最近膝痛が再発していたので、ここが登れるのか不安だったが、心配するほどでもなかった。登りきったところに那智大社の狭い境内があった。
お詣りできるのは礼殿だけで、その先にある本殿には入ることは出来なかった。御祭神は他ニ山は12権現だが、那智だけは瀧宮を加えて13権現になっている。主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)である。
拝殿の横に回ると三重塔と那智の滝の遠景が見れる。三重塔は昭和47年に再建されたものだが、あると無いとでは大違い、本当に絵になる。
拝殿の裏には青岸渡寺の本堂がある。明治の廃仏毀釈を免れた建物で、見るからに古い。1590年の建物で、国の重要文化財に指定されている。時間がなくて外観を見るだけに留めたが、ちょっともったいない気がした。
あとは那智の滝を目指して下りるだけだが、ショートカットできる道が用意されている。不揃いの石を敷き詰めただけの道で、歩きにくく、非常に疲れた。遠回りしても車道をダラダラ歩いた方が良かった。
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