徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

大河ドラマ「いだてん」 予想外の不振

2019年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム

昨年の大河ドラマ「せごどん」は数回見ただけでやめてしまった。
藩主交代をロシアンルーレットで決めるとか、藩主と下級武士が相撲をとるとか、荒唐無稽なシナリオにうんざりしたからだ。そのせいか、史上3番目の低視聴率だった。

今年の大河ドラマは東京オリンピックに関連した近現代ドラマだ。
日本人初のオリンピック選手となった金栗四三と、東京オリンピック招致に尽力した田畑政治の2人の主人公をリレーする形式で描く。脚本は宮藤官九郎、役者も実力者ぞろいだ。
3回見たかぎりでは、とても面白い。
にもかかわらず、視聴率はふるわないらしい。
大河ドラマの近現代ものはすべて不振で、視聴率がよかったのは橋田壽賀子の「いのち」だけ。そのジンクスが今回もあてはまってしまったようだ。

問題もある。
それは古今亭志ん生役のビートたけしだ。
セリフは棒読みだし、滑舌も悪く何を言っているのかよく聞き取れない。そんなビートたけしに、ナレーションまでやらせているのだから最悪だ。
せめてナレーションぐらいは早めに交代させてほしい。

主人公の金栗四三はマラソン選手で、オリンピック史上最も遅いマラソン記録の持ち主である。
1912年(明治45年)のストックホルムオリンピックに出場したが、日射病により途中で棄権した。しかし、リタイアを届けることなく帰国してしまったため、行方不明扱いになり、記録的には今でも走っていることになっていた。
1967年(昭和42年)3月、スウェーデンのオリンピック委員会は粋な計らいをした。
ストックホルムオリンピック開催55周年を記念する式典にマラソンのゴールを用意し、金栗を招待したのである。招待を受けた金栗はコート姿のまま競技場をゆっくりと走って、場内に用意されたゴールテープを切った。
記録は54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3。

このエピソードは関口宏の「知ってるつもり?!」で紹介され、初めて知った。
NHKの番宣では、何故か、このエピソードに触れていない。
隠し玉のつもりなのだろう。

お気に入り名盤! ルー・ドナルドソン:Alligator Bogaloo


 

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