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天皇賞・秋 イクイノックス、世界最強馬の証明

2023年10月29日 | 日記・エッセイ・コラム

11年ぶりの天覧競馬となった第168回天皇賞・秋は圧倒的1番人気のイクイノックスが好位追走から楽々と抜け出し、1分55秒2の世界レコードで圧勝した。

実は、イクイノックスをそれほど高く評価していなかった。世界ランキング1位と言っても、過去にジャスタウェイやエイシンヒカリが1位になった程度のランキングだ。春の宝塚記念も、アナウンサーは「これが世界最強馬の走りだ」とバカ騒ぎしていたが、着差はクビ差の辛勝だった。

レースは前がかりの早い展開が予想された。騎手のルメールは早めに好位につけると宣言していたから早いペースに巻き込まれるのは必至だ。後ろから行く馬に有利な展開で、ジャスティンパレスに勝機があると読んだ。ジャスティンパレス-イクイノックスの馬単を1点買いした。

レースは逃げ馬のジャックドールがペースを握り、前半1000メートルが57秒7の超ハイペース。イクイノックスはこれを3番手で追走。予想通りの展開で、むしろ2着に残れるのか心配になったほどだった。直線に入ると、バテないどころか、さらに加速し、2馬身半差をつけて勝ってしまった。前方にいた馬はイクイノックス以外は全滅。ジャスティンパレスが後方から追い込んで来たが、2着までだった。想像を超えた強さで、馬連にしなかったことが悔やまれた。

芝2000mで初めて2分の壁を破ったのは、1973年の中京競馬場で、シンザン産駒のシルバーランドが出した1分59秒9。昨日までのレコードは、2011年にトーセンジョーダンが東京競馬場で出した1分56秒1。イクイノックスは初めて1分56秒の壁を破った馬になった。50年で4秒7も縮めたことになる。ちなみに、最下位のジャックドールはイクイノックスから20馬身も離されたが、タイムはシルバーランドよりも早い1分58秒4だった。50年の重みを感じてしまう。


 

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