吉野家 「牛すき鍋膳」

昨年の１２月から吉野家で始めたメニューが「牛すき鍋膳」。
牛肉、タマネギ、白菜、豆腐、うどんの入った鍋を卓上こんろにのせて提供する。
熱々のまま食べられるのがいい。
これのおかげで売上げが20％も増えたという。
ライバルのすき家や松屋も始めたが、太刀打ちできなかったらしい。
いつも一人負けの吉野家としては久々の快挙だ。
「鍋の季節ではない」とライバルはメニューから外してしまったが、吉野家はまだ続けるようだ。

気になっていたが、茅ヶ崎には吉野家がない。
以前は２軒あったが閉店してしまった。
隣の寒川町に１軒あるので、メニューがあるうちに、行ってみることにした。
今日は４月下旬の陽気で、気温は１９度もある。
店内で「牛すき鍋膳」を食べている人はなく、少し気後れしたが、初志貫徹で注文した。
牛丼よりも甘めの味付けだが美味い。
肉の量も多く、これで５８０円はかなり安い。
こういう割安感のほうがいい。

牛丼のほうの価格競争はあいかわらずだ。
外食をする人が10円程度の差を気にするとも思えないが、たぶんに心理的な効果で、10円で客の入りが変わる。
消費増税後の価格が気になるところだ。
すき家は10円値下げして270円、吉野家は20円値上げして300円、松屋は10円値上げして290円になるらしい。３％増税だから10円値上げが妥当だ。
すき家は貧乏人の店路線、吉野家は姑息な便乗値上げだ。

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