吉田拓郎が、2003年肺ガンを告知されてから手術を経て、全国ツアーを成功させるまでのドキュメンタリーである。
2003年吉田拓郎の久々のコンサートツアーが予定されていた。
内容は、NHKのスタジオで行ったライブをもとにした、バックを大編成で行うものらしい、ということを知って、当時私は早速チケットを申し込んだのであった。
最初は6月28日の予定であった。
それが、延期になったのである。
この間のことが記されているのである。
拓郎が病を得て、天を恨み人を恨み、わが身の生き様を省み、亡くなった父母に病の床で泣きながら詫びる。
そんなことを知ると、ああ、拓郎も当たり前の人間だったんだなあ、と思う。
ただ、それを乗り越えて復活するというのがスゴイところで、その復活のしかたに拓郎の拓郎たる所以があり、我々ファンにすれば「だからこそ拓郎なんだ」と思うのである。
2月に風邪気味ということで病院を訪れ「ちょっと怪しい」ということから、3月28日に検査、すぐ入院、そして4月5日にガンの告知、4月9日手術、そして4月30日退院。
5月6日ツアーの日程発表。
リハビリとツアーの準備が始まる。
拓郎は詳しくは語らないが、相当なリハビリがあったらしい。というか、相当なリハビリをしないとツアーはできない。
多くの人が証言するが、多くの人が「無理だ」と思い「でも拓郎のことだから」という期待を持っていた。
そして拓郎はその期待に期待以上の成果で応える。
このドキュメンタリーは、ツアー最後の12月5日・仙台で、ツアーのプロデューサー&アレンジャー瀬尾一三へのインタビューから始まりる。
この仙台のコンサートは私も行っている。
そのときの感想は、拓郎は病気をして変わった、というものであった。
それは
観客に対して優しい、ということと、すごく丁寧に歌う、ということであった。
その意味がこの本を読んでわかった。
拓郎は病を得て、大きく変わった、のである。
この2003年以降、2006年あの「つま恋」でのコンサートを見たとき、「拓郎は不滅だ!」という気持ちにさせられた。
いわば拓郎神話の完成形のようだった。
その後2007年のツアーは途中で中止となり、ツアー撤退を打ち出した今年のツアーも途中で中止となった。
拓郎はこれからどうなるんだろうか?
そして、拓郎を追いかけてきた自分はどうなるんだろうか?
という、漠然とした不安がまとわりついている。
再復活するのか、それはどういう形になるのか。
いやいやもう無理をしなくてもいいのではないか。
イロイロな思いが輻輳する。
2003年の仙台のコンサートの最後に、私も最前列でこぶしを突き上げ「今はまだ人生を語らず」を歌っていた。
拓郎にはまだまだ人生を語らずに歌い続けてもらいたい。
そんなことを本書を読んであらためて思ったのである。
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2003年吉田拓郎の久々のコンサートツアーが予定されていた。
内容は、NHKのスタジオで行ったライブをもとにした、バックを大編成で行うものらしい、ということを知って、当時私は早速チケットを申し込んだのであった。
最初は6月28日の予定であった。
それが、延期になったのである。
この間のことが記されているのである。
拓郎が病を得て、天を恨み人を恨み、わが身の生き様を省み、亡くなった父母に病の床で泣きながら詫びる。
そんなことを知ると、ああ、拓郎も当たり前の人間だったんだなあ、と思う。
ただ、それを乗り越えて復活するというのがスゴイところで、その復活のしかたに拓郎の拓郎たる所以があり、我々ファンにすれば「だからこそ拓郎なんだ」と思うのである。
2月に風邪気味ということで病院を訪れ「ちょっと怪しい」ということから、3月28日に検査、すぐ入院、そして4月5日にガンの告知、4月9日手術、そして4月30日退院。
5月6日ツアーの日程発表。
リハビリとツアーの準備が始まる。
拓郎は詳しくは語らないが、相当なリハビリがあったらしい。というか、相当なリハビリをしないとツアーはできない。
多くの人が証言するが、多くの人が「無理だ」と思い「でも拓郎のことだから」という期待を持っていた。
そして拓郎はその期待に期待以上の成果で応える。
このドキュメンタリーは、ツアー最後の12月5日・仙台で、ツアーのプロデューサー&アレンジャー瀬尾一三へのインタビューから始まりる。
この仙台のコンサートは私も行っている。
そのときの感想は、拓郎は病気をして変わった、というものであった。
それは
観客に対して優しい、ということと、すごく丁寧に歌う、ということであった。
その意味がこの本を読んでわかった。
拓郎は病を得て、大きく変わった、のである。
この2003年以降、2006年あの「つま恋」でのコンサートを見たとき、「拓郎は不滅だ!」という気持ちにさせられた。
いわば拓郎神話の完成形のようだった。
その後2007年のツアーは途中で中止となり、ツアー撤退を打ち出した今年のツアーも途中で中止となった。
拓郎はこれからどうなるんだろうか?
そして、拓郎を追いかけてきた自分はどうなるんだろうか?
という、漠然とした不安がまとわりついている。
再復活するのか、それはどういう形になるのか。
いやいやもう無理をしなくてもいいのではないか。
イロイロな思いが輻輳する。
2003年の仙台のコンサートの最後に、私も最前列でこぶしを突き上げ「今はまだ人生を語らず」を歌っていた。
拓郎にはまだまだ人生を語らずに歌い続けてもらいたい。
そんなことを本書を読んであらためて思ったのである。
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