週間新潮に連載されていた小説らしい。
当時から見ると近未来の経済小説だったらしい。
そんなことはこの本を選ぶときには気にしなかった。ただ「幸田真音」という著者によって選んだのである。
物語は日銀(日本銀行)の最高意思決定機関の政策委員である中井昭夫が亡妻・敬子が行きたがっていたアフリカを旅するところから始まる。
その旅で謎の女性と出会う。
そしてその女性は、日銀の副総裁として中井の前に現れる。
小説は「中井」の視点と、東日本短資という会社の三上資金営業部長と部下の坂井の視点から主に描かれている。
この視点というのは、日銀が行う政策の解説、にもなっている。
にもなっているが、金利にまつわる政策について大雑把にはわかるがなんだかよくわからない。
なんだかよくわからないのだが、それでも物語を読み進めることにはあまり問題はない。
アタシはあまりその部分についてはよく理解をしようと思わないから、そう思うんだろうが、経済や金利についてよく知りたいと思っている人はそのあたりは読み込んでいくんだろう。
ということで、アタシはどちらかといえば、中井と美貌の日銀副総裁・芦川笙子との関係のほうが気がかりであった。
美貌の女性から誘惑される、というのは「ありえない」話であると思っているので、中井は必ずや騙され利用されているんだ、と信じて疑わなかったのだ。
経済小説といいながら、このあたりもこの小説の面白さである。
そして、経済や金利に関する詳細な部分はわかったふりをして読んできたアタシ
だが、読み終わった途端に経済や金利について「イッパシ」になったように思えるから、幸田真音の小説はやめられない。
この小説は書かれた当時は「近未来」であるが、現在からみると概ねそのようになってきている。
そんな時差を感じるのも面白い。
「下巻」は一気に読んでしまった。
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当時から見ると近未来の経済小説だったらしい。
そんなことはこの本を選ぶときには気にしなかった。ただ「幸田真音」という著者によって選んだのである。
物語は日銀(日本銀行)の最高意思決定機関の政策委員である中井昭夫が亡妻・敬子が行きたがっていたアフリカを旅するところから始まる。
その旅で謎の女性と出会う。
そしてその女性は、日銀の副総裁として中井の前に現れる。
小説は「中井」の視点と、東日本短資という会社の三上資金営業部長と部下の坂井の視点から主に描かれている。
この視点というのは、日銀が行う政策の解説、にもなっている。
にもなっているが、金利にまつわる政策について大雑把にはわかるがなんだかよくわからない。
なんだかよくわからないのだが、それでも物語を読み進めることにはあまり問題はない。
アタシはあまりその部分についてはよく理解をしようと思わないから、そう思うんだろうが、経済や金利についてよく知りたいと思っている人はそのあたりは読み込んでいくんだろう。
ということで、アタシはどちらかといえば、中井と美貌の日銀副総裁・芦川笙子との関係のほうが気がかりであった。
美貌の女性から誘惑される、というのは「ありえない」話であると思っているので、中井は必ずや騙され利用されているんだ、と信じて疑わなかったのだ。
経済小説といいながら、このあたりもこの小説の面白さである。
そして、経済や金利に関する詳細な部分はわかったふりをして読んできたアタシ
だが、読み終わった途端に経済や金利について「イッパシ」になったように思えるから、幸田真音の小説はやめられない。
この小説は書かれた当時は「近未来」であるが、現在からみると概ねそのようになってきている。
そんな時差を感じるのも面白い。
「下巻」は一気に読んでしまった。
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