「しゃばけ」シリーズ第2弾であります。
しゃばけは長編であったが、第2弾の「ぬしさまへ」は6つの短編である。
主人公「一太郎」は、たいそう病弱な金持ちのぼんぼんである。病弱なゆえかぼんぼんなるがゆえか親も奉公人たちも一太郎に対して「おおあま」である。
どれくらい「おおあま」かというと
「飴で煮込むように甘やかしている」
のだ。
この一太郎、実は祖母が「妖(あやかし」それも「大妖」で、そのためか彼の周りには多くの妖が出没する。なんといったって、彼を育ててきた二人の手代も「妖」なのである。
さてこの一太郎の身の回りで事件が発生する。
その事件を病弱ながら一太郎が妖たちの集めてきた情報を基に解決する。
というのがパターン。
しかし、この短編集のうち2つは「事件」ではない。
事件ではないが、この2編が実は面白かったりする。
「空のビロード」は一太郎の母違いの兄<松太郎>の話であり「妖」はでてこない、いつ出てくるんだろう?と思わせておいてラストにいたる。これは、実は江戸人情話だったりする。
もうひとつの「仁吉の思い人」は妖の話。であるが実は何千年という間の純愛物語、妖たちは3千年生きていたりするので、その間の「恋」というのは、われわれの思いもよらない展開がある。
そしてラストの「おち」がなんともほほえましいのである。
どちらかといえば「しゃばけ」よりもこちらのほう(ぬしさまへ)が面白い。
といっても「しゃばけ」を読んだから面白かったとは思うのだが・・・
近頃、読物に対して「癒し」を求めたりしている。
しかし、なかなかそのような「やさしさ」のある物語や読物がみつからない。
そういうことを求めてこの本を買ったわけではない。
しかし、この物語「癒し」の要素がずいぶんある。
というわけで、ちょっと、気持ちが落ち着いたりなんかしたのである。
追伸
本日久々に本を購入。ちょっとづつ平常に戻りつつある。
しゃばけは長編であったが、第2弾の「ぬしさまへ」は6つの短編である。
主人公「一太郎」は、たいそう病弱な金持ちのぼんぼんである。病弱なゆえかぼんぼんなるがゆえか親も奉公人たちも一太郎に対して「おおあま」である。
どれくらい「おおあま」かというと
「飴で煮込むように甘やかしている」
のだ。
この一太郎、実は祖母が「妖(あやかし」それも「大妖」で、そのためか彼の周りには多くの妖が出没する。なんといったって、彼を育ててきた二人の手代も「妖」なのである。
さてこの一太郎の身の回りで事件が発生する。
その事件を病弱ながら一太郎が妖たちの集めてきた情報を基に解決する。
というのがパターン。
しかし、この短編集のうち2つは「事件」ではない。
事件ではないが、この2編が実は面白かったりする。
「空のビロード」は一太郎の母違いの兄<松太郎>の話であり「妖」はでてこない、いつ出てくるんだろう?と思わせておいてラストにいたる。これは、実は江戸人情話だったりする。
もうひとつの「仁吉の思い人」は妖の話。であるが実は何千年という間の純愛物語、妖たちは3千年生きていたりするので、その間の「恋」というのは、われわれの思いもよらない展開がある。
そしてラストの「おち」がなんともほほえましいのである。
どちらかといえば「しゃばけ」よりもこちらのほう(ぬしさまへ)が面白い。
といっても「しゃばけ」を読んだから面白かったとは思うのだが・・・
近頃、読物に対して「癒し」を求めたりしている。
しかし、なかなかそのような「やさしさ」のある物語や読物がみつからない。
そういうことを求めてこの本を買ったわけではない。
しかし、この物語「癒し」の要素がずいぶんある。
というわけで、ちょっと、気持ちが落ち着いたりなんかしたのである。
追伸
本日久々に本を購入。ちょっとづつ平常に戻りつつある。