飛行機さつえい奮闘記
旅客機の写真撮影やヒコーキ旅が好きなこうへいのブログです!
ツイッターアカウント作りました!是非フォローお願いします!





4月23日から25日の日程で国賓として日本を訪れたアメリカ合衆国大統領のオバマ氏。数日前から都内のコインロッカーが使用禁止となり、ゴミ箱は閉鎖され、駅や空港には多数の警官…超厳戒態勢でしたね。
海外からのお客様が来る時はいつも厳戒態勢にはなりますが、アメリカ合衆国大統領が来る際は、それはもう特別な警備です。
正直な所、私は海外からのお客様には興味がありません。乗ってくる飛行機のほうが興味があります。アメリカ大統領専用機と言ったら、誰もが知ってる『エアフォースワン』、過去にはハリソン・フォードが主役の映画『エアフォースワン』や、この飛行機を追ったドキュメンタリーが作成されており、広く世間に知れ渡っています。
やはり飛行機ファンとしては一度は必ず撮りたい特別な飛行機、正確には『エアフォースワン』は大統領が搭乗時に付けられるコールサインで、機体は747-200をベースとしたVC-25です。
もちろん今回の来日もエアフォースワンに乗って来るのですが…ニュースで報道される厳戒態勢を見て、撮影は愚か、見ることも出来ないんじゃないか…と思っており、半分諦め気味でした。
しかし23日の到着の際は夜間でしたが展望デッキが閉鎖されたのみで展望デッキガラスエリアは撮影可能、さらにP3駐車場からも撮影が可能となっていたようです。
もしかしたら25日の出発はガラスエリアから撮影できるかも…?淡い期待を込めてダメ元で夜勤明けの羽田へ出撃しました!


羽田空港に到着したのは8時前。まず訪れたのはP3駐車場。既に20人ほどの先客が待機していました。私が機材の準備をしていると近づいてくる警備の警察。
警察『すいません、警備の為にカメラの確認をしています。どこでもいいので空シャッターを押して頂けますか?』
とても丁寧で低姿勢な警察官に驚きました。空シャッターを切ると撮影はOKということで、撮影の注意事項を伝達されました。大統領の車列が来たら撮影は禁止、飛行機のドアが閉まれば撮影は再度可能とのこと。警備の都合上、できるだけ一箇所に纏まって撮って頂けるとありがたいとも言っていました。身分証明書の提示も特になし。
そして上がその時撮影したエアフォースワン!朝なので逆光気味となっています。


V1スポットにエアフォースワン、V2スポットに随行機の757、そして408番スポット付近には随行記者を乗せたデルタ航空のA330が駐機しています。
いつもと違う向きで駐機していますね。これはプッシュバックをせずにすぐに動き出せるようにする為ということです。


そして第二ターミナル展望デッキのガラスエリアへ。ここではP3駐車場以上の飛行機ファンで埋め尽くされていました。警備の方に話を聞くと、ここでの撮影は可能、しかし左端のみ規制して暗幕を下ろすとのこと。撮影可能と聞きホッと一安心…ですが場所がない^^;
ふと目に入った展望デッキ右側のカフェ。こちらは空席もあり、のんびり撮影できそう…。コーヒーとサンドイッチを購入し、ここで撮影することにしました。


8時11分、記者随行機のデルタ航空機がランウェイ34Rよりテイクオフ!もともとオバマ氏は9時頃出発と噂が流れていましたが、記者随行機が出発して50分後に出発することはとても考えにくいです。2~3時間の間隔を空けて、オバマ氏の出発は11時前後と予想しました。


この日は眠気と戦っていましたが、待っている間は民間機も撮影していました。ソラシドエアのくまモンGO!、『阿蘇草原再生くまモンGO!』の文字を入れ、事実上の塗装延長となりましたw


10時20分、警備をしている警察官の動きが慌ただしくなり、展望デッキガラスエリアの左端が暗幕で閉じられました。無料で見れるガラスエリアはすし詰め状態、しかし私がいるカフェは椅子の分しか人が入れないようになっているのでかなり余裕があります^^;


出発前のランウェイチェック。そこまでやるのですねw


イヤホンからは『ご存知の通りVIPトラフィックの為、20分ほどホールドとなります…』との管制官の声。その間も続々と来る離陸機。たった20分、されど羽田空港の20分はとても大きいです。
誘導路上にズラリと並ぶ離陸待ちの飛行機。周囲からは『邪魔だぁーー!!!』という声が漏れています^^;


そして10時40分、C-10誘導路から入ったエアフォースワンはゆっくりとランウェイ16Lよりテイクオフローリング。背後にいるのは警備を行っている巡視艇です。


前の記事にも書きましたが、朝は北風運用の羽田空港、このままずっと北風運用が続けば展望デッキ前をタキシングするので撮影する時間がじっくりあったのですが…南風運用になり、さらにホールドされている民間機とポールの隙間を縫って撮影しなければいけないので、撮影できるタイミングはほんの一瞬でした。


ANAジャンボのように豪快に機種上げはしません。乗り心地重視なのでしょうか。そのまま着陸出来るんじゃないかと思うくらい低い角度で上がっていきます!



左翼に付いてる米軍のマークがカッコイイ!バイバイ、オバマさん!また日本に来てね!


長時間待った割には意外とあっけなく離陸していきました。隣で撮影していたオジサンは朝5時から張っていたとのこと。大変だぁ…。
ふと外を見ると羽田ではなかなか見ない機体が。3月30日よりDHC-8-Q300に変わって羽田-大島線に就航している737-700です。
エアフォースワンが離陸した後の周囲は『お疲れ様でしたー!』状態。続々と撤収していきます。その中で一人が言いました。『そういえば随行の757、上がるんじゃね?』
エアフォースワンしか見えてなくてすっかり忘れていましたw みんな元の位置に続々と戻っていきますw


随行機の757、コールサインは『AirForceFour』と聞こえたような気がするのですが…定かではありません。大統領の随行機は同じVC-25が使用されるのですが、今回は整備の都合上、このVC-32になったとのことです。


エアフォースワンが離陸した後は民間機の発着制限が解かれ、さらに厳戒態勢の警備も解かれました。展望デッキもオープンし、この随行機を外で撮影できた人もいたようです。


いつもの静かな展望デッキに戻った羽田空港、パリ行きのJAL045便がタキシングしてきました。エアフォースワンの影響で少し遅れ気味です。
機材は777-300ER、機内インターネット用のアンテナが機体上部に付いています。


友人がこの飛行機に搭乗しており、お見送りのツイートしたら機内からリプライが飛んできました。これぞ本当の『空中リプライ』です(^_^;)


南の空は入道雲がモクモクと。まだ4月ですよw


春先にも関わらず夏のような写真が撮れてしまいましたw


羽田では初撮影、ルフトハンザのながーいA340-600です!


ANAの787だらけ!気に入った写真にはポールが邪魔をする法則発動中です^^;


トーイングされていたJA816A、以前もラウンジ内で撮影したレドーム違いの787でした。


白い丸鼻、少しとんがり気味は新幹線0系と100系の中間といったところでしょうか。


なにこの『遠山の金さん』のようなエアチャイナ!


私の目の前に駐機していたJA816Aは出発です。グランドスタッフも大きく手を振っています。


夜勤後の眠気を押し切ってまで撮りたかったのはこのルフトハンザジャンボです!便名はLH717便!


滑走路を半分以上使ってエアボーン!これにて撤収!…しようとしたら…


航空局のBombardier700がやってきました。逆噴射カバー開いたままタキシングするなw


この日の夜はエアフォースワン記念ということで、アメリカのバドワイザーで乾杯!
バドワイザーはとても飲み口が軽いですね。オリオンビールよりも軽く、ゴクゴク飲めてしまいます。

さて、今週はゴールデンウィークですが、私は月末までノンストップでお仕事です。その後連休を頂いているので、ちょっと北の大地にでも行ってこようと思っています。久しぶりに純粋な旅行になる…のですが、まったくノープランです^^;

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


コメント(8)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする







この機体がなんだかお分かりですよね?
はい、アメリカ合衆国大統領専用機、『エアフォースワン』です!
細かいことを言いますと、『エアフォースワン』というのは大統領が乗っている飛行機に付けられるコールサインの事なのですが、一般的にはこの機体のことを総称して『エアフォースワン』と呼んでいますね。
4月23日から25日の日程で来日していたオバマ大統領、本日25日は午前中に日本を経ち、次の目的地である韓国へ向かうスケジュールになっていました。
この写真はP3駐車場からの撮影です。私は夜勤明けで羽田空港へ向かい、まずこのP3で撮影。その後第二ターミナルの展望デッキガラスエリアへ向かいました。


時刻は10時40分、すべての民間機の発着を停止し、大統領専用機がランウェイ16Lよりテイクオフ!コールサインはもちろん『Air Force One』です!!
背後にいるのは警備を行っている海上保安庁の巡視艇です。


民間機が誘導路上で待機させられているので、被らずに撮れるタイミングはほんの一瞬でした。でもなんとか撮れてよかった!
朝は北風が卓上しており、そのまま北風だったらランウェイ34Rからの離陸で、展望デッキ前をタキシングしたのですが…風ばっかりはどうしようもないですね。
とりあえず今回は速報版です!夜勤明けでもう24時間オーバーで起きています!眠い!寝させてください!

※ANAジャンボのラストフライトに際しまして、たくさんのコメントありがとうございます。すべて見させて頂いています。順々にコメントを返していきますので少々お待ちください。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ

コメント(8)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





今回は4月7日、ANAメンテナンスセンターに行く前に撮った羽田空港の写真です!


綺麗な青空の下、鮮やかなピンク色の桜、これ何処だか分かりますか?


これ、実は羽田空港にほど近い京浜島なのです!国道357号線沿いの公園、バイクで羽田空港に向かってたらとても綺麗な桜が目に飛び込んできたので、ちょっと寄り道してお花見です!


ランウェイ34Rよりテイクオフした大韓航空と絡めてみました。まだ午前中なので軽く逆光気味です。
羽田空港近くにこんないいお花見スポットがあるなんて知りませんでした…。今年はANAジャンボのラストフライトに手一杯で、桜を見ている場合じゃなかったので、ラッキーな気分です(^^♪


ジャンボのダイキャストモデルと一緒に(^^ゞ


この日のANAメンテナンスセンターの見学は13時から。それまで第一ターミナルの展望デッキで撮影です。
朝方は南風運用でしたが私がデッキに着いた時には南風運用に変わっていました。少し霞んでいますが富士山も拝むことができます。


ワンワールド特別塗装機と富士山。


ANAのボーイング787、JA801AはANA855便にてジャカルタへ飛んでいきました。羽田発ジャカルタ行きの便は2014年3月30からの羽田空港国際線大増便で新規開設された路線です。


国際線ターミナルに仲良く並んでいるジャンボ。ANAジャンボがいなくなった羽田空港、3月30日の大増便で日中に『タイ国際航空』や『ルフトハンザドイツ航空』などがジャンボ機で就航するようになりました。
会社と塗装は違えど、やはりジャンボはまだまだ国際線では主力機です!


タイ国際航空のジャンボがプッシュバックされてました。バンコク行き10時35分発のTG683便です。


777-200のサンアーク塗装は残す所、JA8981とJA773Jの2機でした。先日、日本で初めてとなる777-200の退役機としてJA8981が退役し、同時にサンアーク塗装となっている777-200はJA773Jを残すのみとなってしましました。
こちらも塗り替えられるのは時間の問題でしょう。


タイ国際航空のジャンボを正面から。この正面のたまご型のカット、私が好きなカットなのですが…何処か違和感…。
そうか、ウイングレットがあるからですw


富士山と一緒に!


背後にいるのは同じく10時35分発のキャセイパシフィック航空のCX543便。香港行きです。


タイジャンボは重たそうにテイクオフ!


そういえば日中にタイのジャンボ機を撮るのは初めてですね。夜は何度か見かけたことがあります。


お次はキャセイジャンボ!


ルフトハンザジャンボと一緒に!
エンジンがANAジャンボやタイジャンボと異なるのが分かりますか?キャセイのジャンボ機はロールスロイス製のエンジンを積んでいるのです!エンジン音もCF-6と若干異なりますよ!


最後はエバーキティを撮影し、展望デッキの撮影は終了!


お昼は新整備場駅近くのブルーコーナー。平日しかオープンしていませんが、一般の方も利用できる食堂です。
4月6日放送の『タモリ倶楽部』で『飛行機かぶりつきポイント』として紹介されました。


解説として出演した『くまたか氏』、実は私の友人であり、今回はくまたか氏に連れられて行ってみました。
私たちが入店した時はあまりお客さんはいませんでしたが、お昼時になり、放送を見たと思われる方やメンテナンスセンター見学後の小学生の団体、そして近辺で勤務するであろう従業員などでお店は混雑していました。ブルーコーナーの大きな窓からはH-TWY(奥)、G-TWY(手前)が一望できます。
余談ですが、未だにこのH-TWYとかG-TWYの読み名が慣れなくて、『J-2』とか『J-3』とか昔の誘導路記号で言っちゃう時があるのですよね(^_^;)


ちょうどロンドンへ向かうANA277便の777-300ER、JA783AがH-TWYを経由しランウェイ16Lへ向かっていました。手前のフェンスが少し気になりますがクリアに撮ることができます。


私が注文したのは日替わり定食。この日はエビフライと豚のしょうが焼き、ライスに味噌汁といったラインナップでした。
食後のコーヒーやアイスティも無料で嗜むことができ、さらにこの展望。これで800円は正直安いです…!


G-TWYをタキシングする機体は若干フェンスが掛かってしまいますが大迫力!
ここのお店、夜はバイキング形式の食べ放題、飲み放題で2800円にて提供しているとのこと。
昼にはない『焼きそば』もあるとのことなので、是非夜も行ってみたいです!

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


コメント(6)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする






前回はANAメンテナンスセンターに入っているジャンボ機を掲載しましたが、今回は前半の講堂での説明スライドの一部、及び格納庫ではジャンボ機以外の機体を紹介したいと思います。
といってもこの日はジャンボに完全に目が行っていて、あまり撮っていないのですがw


講堂に展示されているマリンジャンボウォッチ。


マリンジャンボの根付け。展示品もなぜかジャンボのグッズばかり目が行ってしまいますw
マリンジャンボ、実際に見たかったなぁ…。


ピカチュウジャンボは何色のペンキが使われているでしょうか?
A:7色 B:17色 C:27色 正解は一番下で!


歴代のポケモンジェット、国際線の747-400や国内線の767-300、最近ですと777-300のピースジェットなど、たくさんいましたね。
そろそろ787にもポケモンジェットを出してもいいのではないでしょうかw


特別塗装ブームの先駆けと言えば、やはりこのマリンジャンボですね!
当時小学6年生であった大垣友紀惠さんのデザインが採用され、実際にジャンボ機に塗装されました。
大垣友紀惠さんは現在プロのデザイナーになっています。


スヌーピージャンボ、これも可愛らしい塗装機ですね。最後に退役したJA8961号機はスヌーピージャンボ2号機として大空を飛んでいました。


そしてこちらはまだ飛んでいるFLY!パンダ。コックピットにはパンダちゃんがいますww


さぁ格納庫です。この日は767-300、777-200、そして747-400の計3機が格納庫に入っていました。


画像奥で足組みをガチガチに固められているのが777-200のJA704A。


画像新品でまだシートカバーも付けられていない座席。3-4-3のシート配列、おそらくこのJA704Aに取り付けられる新品のシートでしょう。


JA704Aの後ろから超広角で。トリプルセブンのお尻についているAPUは形が特徴的で、ストローを噛んだ跡のような形をしていますw


真後ろから。


画像左側から見るとAPUの排気口が見えます。


このタイヤはDHC-8と書かれていました。羽田空港にはQ400は就航していないので、Q300専用で使用していたものでしょう。普通自動車のタイヤと同じくらいの大きさです。

いやー、ジャンボに夢中になりすぎて、ジャンボ以外に撮った写真ってこれだけですw
いつか格納庫で787の整備風景も見学してみたいですね。

次回は同日に羽田空港で撮影した飛行機です!先日『タモリ倶楽部』で放送された例の飛行機かぶりつきポイントにも行ってみました!

※ピカチュウジャンボのペンキ色、答えはCの『27色』です!7色くらいかな?と思っていましたが、意外と多くの色を使っているのですね!

※今回掲載した写真はすべてANAへ掲載許可を取りました。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ

コメント(4)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする






ドドーンとジャンボさん!!!!!
これはどこだか分かりますか?そうです、ANA機体メンテナンスセンターです!!
2014年3月31日をもって退役したジャンボ機、その後はもちろん売却整備の為に格納庫にて作業を行います。その格納庫に入っているジャンボを見学できたのです!!
元々私は予約しておらず、ラストフライトで偶然知り合ったご友人のお誘いで行くことができました。
これもジャンボがめぐりあわせてくれた奇跡です。この場をお借りしてお礼申し上げますm(_ _)m

今回は機体メンテナンスセンターのジャンボ尽くしでお送りしたいと思います!


私が訪れたのは4月7日、13時からの回。以前にもメンテナンスセンターは訪れたことがあり、以前と同じように初めの30分は解説のお姉さんによる説明、そして後半は格納庫での見学となっていました。
ヘルメットを被り、いざ格納庫へ。そこで待ち構えていたのは…愛しのジャンボ機!!!


少しずつ近づいていきます。


翼に書かれた『JA8961』の文字。


他の参加者もみなジャンボに釘付けです(^^♪


望遠で機首方面をアップ。今まで無いアングル、カッコイイ…。


なだらかなボディはなんとも女性的。ボン!キュッ!ボン!と言った感じでしょうか?


そんなナイスバディなジャンボ機も真後ろから見るととてもスリム!後ろ姿はまるで『マンボウ』?


お尻おしり(*´Д`)


垂直尾翼はとても巨大!


L5ドアが空いていました。機内は暗く、電源が落とされていることでしょう。


なだらかな曲線美を醸し出すジャンボ…。こういったアングルで撮れるのも機体メンテナンスセンターならではですね。


水平尾翼を前ボケさせて一枚。


超広角で垂直尾翼を。






近づいて見ると二階席部分は水垢で汚れています。


地上部に降りてきました。ジャンボのメインギアを後ろから。


近すぎてジャンボなのかよくわからない!!実はこのお腹の部分にメッセージが書かれているのです。

画像
このジャンボ機が退役した翌日の4月1日、ANAの格納庫にてこのジャンボ機をバックにANAグループの入社式が行われました。
その入社式の最後で機体に新入社員による寄せ書き(抱負)を書き込んだのです。








その中でも『あなたのように大きく羽ばたきます。見守って下さい!!』というメッセージはジーンと来てしまいました。


ジャンボ機のタイヤ!機種専用のタイヤなので、退役後はこれも売却でしょうか。


機首のほうへ回りこんでいきます。ジャンボ機のCF-6エンジン!


正面から!


少し引いて全景を。


超広角レンズで。




機首をアップ。20年間に渡る大仕事を無事に終えたジャンボ機。安らかな顔をしています。




正面から!たまご型の顔、大好きでした。ノーズギアの前に置いてあるトーイングバーはジャンボ機専用です。


少しずつ近づいてみます。


ここまで来ちゃったら何か分かりませんね。エンジンが4つだからジャンボだ!って分かるレベルですw
ノーズギア上の黒い四角は機外カメラです。その他にもカメラはノーズギアにも付いており、ギアダウン時はノーズギアのカメラ、ギアアップ時は機首下のカメラに自動的に切り替わります。


少し後ろに下がってジャンボの顔を。何だか寂しそうに見えます…。


ノーズギアを正面から。


左側エンジン。


右側エンジン。


見学者のほとんどの人がジャンボ機にかぶりつき。案内のお姉さんもあきらめ気味で、ジャンボ機に夢中の我々を暖かく見守ってくれていました。


ほんの数十分でしたが大好きなジャンボにまた逢えて幸せなひと時でした。しかしそれも終わりです…。


見学列の一番最後でずっとジャンボを見ていました。
ありがとうジャンボ、最後に逢えて本当によかった。最後のお見送りは行けないけど、最後のフライト、どうか無事にアメリカまで辿り着いてくれ…。そう思いながら離れて行きました。


もう使われることがない『B4-400』の停止線。最後の最後までジャンボを見ながら、格納庫を後にしました。

去年の夏から続いていた『ANAジャンボ・ミッション』はこれにて全て終了です。
那覇や新千歳で多くジャンボ機を撮影できたし、ジャンボで日本一周フライトもした、プレミアムクラスにも2階席にも乗った、そして晩秋のジャンボ、ラストフライトも合わせて3回も乗れた、更に格納庫で最後のお別れも出来た。ここまで趣味で数多く撮ったり、乗ったりしている人は少ないのではないでしょうか。
友人に言われました。
『クレイジーなほどのジャンボ愛すげー!』
確かに一般の人から見たらクレイジーかも知れません。この原動力が何処から出てくるのか、私にも分かりません。こればかりは言葉には表せません。
よく言いますよね、『好きに理由はない』と。
これで私の飛行機撮影記にもひとつのピリオドが打たれた…訳ですが、ブログを辞める訳ではありません!これからも数々の航空会社に乗り、様々な空港で撮りまくりますので、引き続き『飛行機さつえい奮闘記』をよろしくお願いします。

今回はジャンボだらけでお送りした訳ですが、次回もANAメンテナンスセンターの記事です!ジャンボ以外の部分を出していこうかなと思っています。

あ、この記事を見て『おやっ?見たことがある写真だな…』と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこの日は『Airmanの飛行機写真』のAirmanさんとご一緒の見学だったのです(^^♪
Airmanさんの記事、私が撮っていなかったものまで綺麗に撮影されており、流石だな…と感じました。何より私のようなてきとーな記事では無く、丁寧に作られていますね!是非こちらもご参照ください(^^)
Airmanの飛行機写真館
ANA整備工場でANAジャンボ~JA8961~と最後の対面!(1)
ANA整備工場でANAジャンボ~JA8961~と最後の対面!(2)
ANA整備工場でANAジャンボ~JA8961~と最後の対面!(3)
ANA整備工場でANAジャンボ~JA8961~と最後の対面!(4)


※今回掲載した写真はすべてANAへ掲載許可を取りました。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ

コメント(8)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする






おまけというのはジャンボの影に隠れてすっかり小さくなっちゃっている(笑)DHC-8-Q300です。
三宅島のラストフライトでは火山ガスの影響で着陸できず、羽田空港に引き返してしまうという少し寂しいフライトとなってしまいました。
到着後はいつもの81番スポットにいたQ300ですが、16時46分、電源車が付けられプロペラが回転し始めました。
なんで動き出したのか意味がわからなかったのですが、当日中に仙台へフェリーされ、売却整備を実施するとのことでした。


くるりと自分で転回します。


Z-TWYよりタキシーアウトする模様。


人数は少ないですが、整備さんは大きく手を振っていました。


前の記事にも書きましたが、『社員さんのその機種に対する熱い思いは同じ』です。いつも整備していた羽田空港で一番小さな機体。愛着も湧くことでしょう。見えなくなるまで手を振っていました。


Q300の旅立ちを祝福するかのように、桜色のジェットフォイルが横切ります。仙台に向かうQ300、ランウェイは34Rです。普段北風だとランウェイ05よりテイクオフするQ300、D滑走路が完成する前の2010年10月以来ですね。


そして最後のテイクオフ。Q300は軽々と離陸していきました。
写真を撮りそびれましたが、Q300は翼をフリフリしながら上昇。そして管制官に最後の挨拶を告げ、仙台へ向け旅立って行きました。

ジャンボだけでなく、このQ300のお別れも立ち会うことができ、本当によかったです。結局最後までANAのQ300は乗ることはなかったですが、まだRACでは飛んでいます。こちらも機種更改の為、数年後には退役してしまうとのこと。機会があれば乗りたいですね。

これにておまけは終了…ではありません!明日は必見ですよ!よろしく!

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


コメント(4)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





2014年03月31日(月) ANA126便 那覇→羽田12:30→15:00
747-400D JA8961 座席:39H 那覇SPOT:32 羽田SPOT:408 高度:39000ft 区間マイル:984mile 42770円(特割)


バスを降りて真っ先に展望デッキに向かいます。展望デッキは人が多めですが、まだスペースはありました。64番スポット前に陣取り、ジャンボを待ちます。報道陣が続々と集まってきました。


横断幕が掲げられました。展望デッキからだと遠くてもよく見えます!


時刻は17時15分、それまで曇っていた羽田空港でしたが、ジャンボがトーイングされてきた途端、太陽から陽がでてきました!何度も言いますが、ジャンボは『何か』を持っています!


ジャンボとスカイツリーを絡めたかったけど…EVERGREEN邪魔!!!


怒ってもしょうがないので次世代の翼であるボーイング787とジャンボ機を。


Z-TWYより入ってくるようです。


この正面の構図も最後…。


おや、コックピットハッチが開いていますね。


ひょっこりとコックピットから人が姿を現しました!この時点では誰が顔を出しているのかが分かりません!


ゆっくりと64番スポットに入っていきます。


横断幕を持ってお出迎え。小さい水色のものはタオルでしょうか。『ありがとうございました ボーイング747』と書かれています。


そしてコックピットハッチから顔を覗かせているのは、ラストフライトを操縦した藤村機長でした。
こんなにも大きな機体を豆粒のような人が操縦しているのですから驚きですね。


コックピットにも掲げられていますね。ジャンボの目、泣いているようにも見えます。笑顔の藤村機長、まさしく『ジャンボに乗っている!』といった表現が正しいと思います。駐機場をこのようにコックピットハッチを開けながらタキシングしたのはおそらく初めてと思います。さぞかし気持ちいいことでしょうね。


ジャンボは夕暮れの羽田空港64番スポットに駐機しました。


R1ドアにはタラップが付けられ、チーフパーサーの千葉CAを始め、続々とCAさんが降りてきます!


15名のCAさんと非番のパイロットさんでしょうか。展望デッキにいる多くのファンに手を振ってくれています。




藤村機長がいる場所は地上約10m、ビルに相当すると3階の部分です。楽しそうですが怖そうです…w
大きく手を振っている乗務員さん、私も見えるように大きく手を振って返していました。


乗務員さんは一度自分の荷物を取りに機内へ戻ります。


乗務員さんが全員降機し、R1ドアが閉められました。


乗務員さんは一度荷物を置き、ブルーのタオルを掲げています。


R1ドアに付けられていたタラップが取り外されました。いよいよお別れの時です。


最後のプッシュバックは動画で撮影していました。ズーミングが下手ですいません。私が適当に取った場所が何気にベストポイントで後ろから人がなだれ込んできており、撮影が難しかったのです。
私はというと、完全に泣いてしまっていました。ファインダーが見えません。゜(゜´Д`゜)゜。


最後のプッシュバックが完了しました。


そしてゆっくりとトーイングされていきました。地上にいるANA社員の方は大きく手を振ってお見送りしています。


ジャンボはそれに答えるようにアンコリジョンライトをピカッ!




いつも見るアングル…


いつも見るお尻…


それも今日が最後…


これが私が展望デッキで撮影した最後のジャンボ。展望デッキ南端で追いかけてもいいのですが、最後は綺麗な姿で撮り終えたかったのです。
もう私の顔は涙でぐちゃぐちゃです。隣の人にドン引きされたような気がしますが、そんなの知ったこっちゃありません。
さようなら、ジャンボ。最後に乗せてくれてありがとう。


ANAの社員も見えなくなるまで大きく手を振っています。


そしてジャンボの姿が見えなくなった後、展望デッキのほうを向きました。社員からの最後の挨拶です。ナイスタイミングで後ろをタキシングするトリプルセブン。
私には『ジャンボはANAから退役するけども、次世代の翼を是非よろしくね!』と言っているように感じました。


大きく一礼…。


これにてANAジャンボラストフライトがすべて完結しました。感動のフィナーレ、最後の最後までしっかりお見送りでき、悔いの残らないラストフライト、及びお見送りになりました。

友人に『去年のMD-90のラストフライトと比べてどうだった?』と聞かれました。去年のMD-90に比べたら搭乗客数や規模が大違い。もう全く別物です。
ただ言えることは、『社員さんのその機種に対する熱い思いはどちらも同じ』ということ。そして数年後、数十年後にも別の機種が退役を迎えることでしょう。おそらくその時も熱い思いというものは伝わってくると思います。

最後に、ANA126便のパイロット、客室乗務員、及びANA社員の方々へ。
2014年3月31日のANA126便に搭乗できた事をとても光栄に思います。これにてANAからジャンボ機は引退してしまいますが、私の心の中でジャンボ機はずっと飛び続けています。この日の事は一生忘れません。素敵な思い出をありがとうございました。

…と綺麗に締めていますが、まだおまけが残っています!おまけは1回…、2回?

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


コメント(7)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





2014年03月31日(月) ANA126便 那覇→羽田12:30→15:00
747-400D JA8961 座席:39H 那覇SPOT:32 羽田SPOT:408 高度:39000ft 区間マイル:984mile 42770円(特割)

さて、羽田空港の408番スポットに入ったANA126便、名残惜しいですが降機します。この降機後がまた大迫力で感動的な光景でした。


L2ドアのCAさんにお礼を告げ、降機します。一歩外に出た瞬間、それは素晴らしい光景でした。屋根なしのタラップです!そしていつも窓越しでしか見れなかったジャンボのエンジンがすぐ目の前!!!


ドアの縁より後方を望む。


近すぎてよくわかんないw


一歩ずつ、タラップを降りていきます。


長年ジャンボを飛ばしてきたCF6-80C2B1Fエンジン。ファンブレードはとても綺麗。



ジャンボの巨体を支えるタイヤ。ノーズギアとして2本、メインギアとして16本装備されています。



エンジンを超広角レンズで!


翼の下の『JA8961』の文字。


横断幕が掲げられています。


この横断幕はカラフルに寄せ書きが書かれています。よく見るとITMやNGOの文字も見えました。おそらく里帰りフライトで各地のANAの職員さんが書いたものなのでしょう。


少し引いてジャンボに集まる人だかり。搭乗客、プレス、入り乱れています。


まだまだ続々と降機してきます。


機首付近では到着後のラストフライトセレモニーの為、横断幕が掲げられていました。この横断幕一体いくつあるんだ…?w


コックピットでは藤村機長が搭乗客をお見送りしています。


L1ドア、L2ドアより降機すると降機すると『THANKS JUMBO!たくさんの夢と笑顔をありがとう!いつまでもみなさまの心に』の文字と一緒に、シルエットとなっているジャンボ機が描かれています。ちょっとやそっとの風では倒れないように頑丈な作りになっています。


チーフパーサーの千葉CAを先頭にANA126便を担当したCAさんが颯爽と降機してきました。


ジャンボの見つめる先は…何があるのでしょう。


本日乗務した15名のCAさんが勢揃い。ここまで多く乗務する機種もジャンボならではですね。
セレモニーは始めの部分は見れましたが…一般の人はバスの関係で見れないようで…。
その時はあまり気にしていませんでしたが、ANAの社員さんはしきりに『この後64番スポットにトーイングされますのでデッキで御覧ください!』と言っていました。64番スポットへの移動は事前情報にはなく、この場で初めて知りました。


名残惜しいですが、そろそろお別れの時間が近づいてきました。






規制線がじわじわと近づいてきますw


ありがとう、ジャンボ。


お疲れ様、CF-6エンジン。


ジャンボの2階席は特別でした。
R2、L2ドアより見たジャンボのエンジンは圧巻でした。
プレミアムクラスの1A、1Kは誰よりも前にいる優越感がありました。
そして5Dの艦長席はあたかも司令官になった気分が味わえる最高の席でした。
ジャンボの機内で過ごした、楽しかった日々が走馬灯のように駆け巡ります。


私と同じように名残惜しい方々が最後までエプロンに残っていました。ANAの社員さんはそんな私どもに強い口調ではなく、穏やかな口調でバスに乗るよう促していました。


いよいよバスの扉が締まります。


バスには強い青色が入っている為、現像で色を抜きました。


大きく手を振ってお見送りをしてくれています。みんな笑顔ですね。なかなか降機が進まず、大変だったことと思います。別れが名残惜しい我々乗客に嫌な顔ひとつせず、見守ってくれたANAの社員さんに感謝です。

バスに乗って少し落ち着きました。『…なんか寒ぃなぁ…』ジャンボの熱気と興奮ですっかり忘れていましたが、完全に沖縄の格好、半袖でしたw
そして先ほど聞いた言葉が脳裏をよぎります。『この後ジャンボは64番に移動します!』
64番スポットは第二ターミナルの南側ピアから見えるスポットです。既に場所が埋まっている可能性がありましたが、行ってみることにしました。

次回はANA126便搭乗記最終回、感動のフィナーレです!
にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


コメント(2)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





2014年03月31日(月) ANA126便 那覇→羽田12:30→15:00
747-400D JA8961 座席:39H 那覇SPOT:32 羽田SPOT:408 高度:39000ft 区間マイル:984mile 42770円(特割)

今まではほんの序章に過ぎません。今回がお待ちかね、ANAジャンボラストフライトの搭乗記となります!


32番スポットに駐機中のANAジャンボ機、JA8961。これは到着直後の様子です。グランドスタッフが横断幕を掲げお出迎えしています。


時間は進み、前記事のラストフライトセレモニー終了後。ラストフライトの機長である藤村キャプテンが最後のジャンボ機外部点検を実施します。大きな機体を見上げ、藤村機長は何を思うのでしょう。


外部点検を終え、コックピットへ向かいます。出発ロビーで待つ人々に帽子を取って挨拶してくれました。


搭乗開始時刻は12時15分でしたが、最終の出発準備の為、若干遅れるとのこと。その後優先搭乗の乗客から搭乗開始されました。優先搭乗の乗客が多いこと多いこと…。逆に一般の乗客のほうが少ないんじゃないかと思うほど、優先搭乗希望の乗客の列ができていました。


優先搭乗中、アナウンスが入りました。アナウンスは32番搭乗口から、青いツナギを着ています…整備士さんです!
『皆様、本日のご搭乗誠にありがとうございます。整備担当よりご案内申し上げます。
ボーイング747-400、JA8961は只今出発の準備を整えました。私ども整備と致しましても、この飛行機が最後まで皆様に楽しんでフライトできるよう精一杯整備をしてまいりました。
ボーイング747-400、JA8961での空の旅、心ゆくまで、心ゆくまでお楽しみください。ありがとうございました。』

拍手に包まれる出発ロビー、普段あまり表に出てこない整備士さんですが、縁の下の力持ちである整備士さんがしっかり整備をしてくれるおかげでいつも安全に快適に搭乗することができます。いつもありがとうございます。


ごった返す出発ロビー。オリジナルの747グッズを披露する乗客もおり、遠目でしかみれなかったのが残念…。一人で全て見ようとするのは流石に無理がありますね。全て落ち着いた後、他のブログなどを見て楽しみたいと思います。
優先搭乗中は昨年MD-90ラストフライトで知り合った友人と再開し、写真を撮り合ったりしながら待っていました。


さて、そろそろラスト・ジャンボに搭乗します。ジャンボの前に横断幕が掲げられています。


ANAのスローガンである『あんしん、あったか、明るく、元気』のイメージであるひまわりを持ってお見送りです。皆さん笑顔ですね(^^♪


搭乗ゲートに表示される『羽田行 ANA126便』の文字。


ボーディングブリッジは飾り付けされています。


有志が那覇のグランドスタッフに送ったジャンボを模したケーキ。この後グランドスタッフにて美味しくいただきました?


この那覇のランとジャンボのカットも最後です。


L2ドアはクローズされてしまったようで、L1ドアより搭乗します。少し遠いコックピット、藤村キャプテンと神田機長が最後の出発準備を行っていることでしょう。


L1ドアではANA126便のチーフパーサーである千葉CAがお出迎え。
『おっ!』と思った方も多いのではないでしょうか。


ストライプの制服、そして白い手袋、制帽…先代のユニフォームです!私も子供の頃は多くANAに搭乗していたのでよく覚えています!


R2ドアより。


R3ドアより。


R4ドアより。


L4ドアより。


遅く搭乗したにも関わらず、まだまだ出発には時間がかかりそうです。


私の座席は39H。L4ドア近くの通路側の席です。


そういえば、1階の本当の普通席(非常口含まず)って座ったの初めてかもしれません(^_^;)

『Cabin attendant Door's for Departure、Cabin attendant Door's for Departure、皆様お待たせいたしました。ドアが閉まりました。これから『ボーイング747-400テクノジャンボ』のラストフライト出発いたします。電子機器をどうぞお切り下さい。』
いよいよANAジャンボのラストフライトの出発です!

『皆様ご搭乗まで大変お待たせいたしました。今日もスターアライアンスメンバーANAをご利用いただきましてありがとうございます…』
いつもの定形の挨拶から始まりました。

『…また客室には今日はボーイング747-400テクノジャンボをお見送りしつつ、15名の客室乗務員が乗務しています。至らない点はたくさんあると思いますが、どうぞ何かございましたらどうぞ遠慮なく客室乗務員までお知らせ下さい。よろしくお願いします。』
客室内が拍手で包まれました。通常は各非常口1名の12名の乗務ですが、本日は3名の増員で15名なのですね。

32番搭乗口からのプッシュバックはC-1誘導路の奥まで押し出します。4階の展望デッキからは迫力のある姿が見えていることでしょう。
プッシュバックをしながらエンジンスタート。単機であったエンジン音が徐々に音を重ね、最終的に四重奏となります。
私の席は通路側ですが、なんとか外の様子は見ることができます。タキシング開始直後、右手には横断幕を掲げた多くのグランドスタッフの姿。みんな大きく手を振っています。私も外から見えるか分かりませんが、少し手を振りました。
機体はA-TWYに入る前に一旦停止。離着陸機で混んでいる那覇空港、更にランウェイ18運用であるとグランド管制も大変そうです。
滑走路手前までタキシングしてきた機体は数機の着陸機を待つとのこと。
1機…2機…お、ゆめジェットです。テレビの映像でゆめジェットが写ったのを見た方もいらっしゃったのではないでしょうか。『ジャンボにはゆめがある』このジャンボラストフライト旅行中には毎日のようにゆめジェットを見ることができました。

13時15分、離陸許可が下りたようで滑走路に進入。
『皆様大変お待たせいたしました、いよいよボーイング747-400テクノジャンボの最後のテイクオフです。シートベルトをどうぞもう一度お確かめください。』
滑走路上では一旦停止することなくスムーズに加速、誘導路から少しずつスピードを上げていったので、背中を押されるほどのGはあまり感じられません。ぐんぐん加速するジャンボ機、後から聞いた話では自衛隊の格納庫前では自衛隊員も手を振ってお見送りしていたとのことです。
機首が上がってテイクオフ、右窓からは瀬長島、そして潮が引いてほとんど陸地になっていますが綺麗なエメラルドグリーンの海。
しばらくランウェイヘディングで飛行し、大きくレフトターン。ジャンボは最後の沖縄にお別れを告げます。


13時29分、ベルトサインが消灯。本日はANAマイチョイスの中に品切れの商品があるとのこと。


うっすらとですが、沖縄のサンゴ礁が見えました。浮腹島あたりでしょうか。


R4ドアより、翼の『JA8961』と一緒に。


これは自席より。窓側の乗客が機内散策に向かったので撮れましたw


L2ドア前に向かいます…が、撮影行列で凄いことになっています…w


ジャンボの特等席、L2ドアより!
19Kに座っている乗客、一体どんな人が取ったんだ!?と思っていましたが、プレス席となっていました。そりゃそうですねw
空に伸びる一筋の白い線…飛行機雲ですね。


何かと思えばタイ国際航空のA380でした!!ジャンボとA380が並走しています!!


自席に戻ってもまだ並走していました。見ているとジャンボのほうが若干早い模様。すこーしずつ距離を詰めていきます。


望遠レンズを付けて拡大してみます。HS-TUDという機体番号までも確認できます。
今まで100回以上飛行機に搭乗していますが、ここまで巡航中の飛行機を近くで見れたのは初めてです。ラストフライトでの奇跡ですね。
同じ4発機同士、もちろんA380のほうが新しいのですが、少しずつA380を追い抜いていく様子は、ジャンボが旅客機の中で一番巡航速度が早いことを証明しているようでした。


ラストフライトでもドリンクサービスは実施して頂けます。


当時もこのようなエプロンでしたね。制服の色は自分で選べるのでしょうか。
『皆様にご案内いたします。あと1分後に藤村機長からの機内アナウンスが入りますので録音などをされるお客様はどうぞ準備をなさって下さい。』
いよいよラストフライトのキャプテンアナウンスです。事前にこのようにアナウンスして頂けたのはとても嬉しいこと。いつもいきなり始まりますからねw


キャプテンアナウンスは動画及びICレコーダーで収録しました。ぜひ御覧ください。一緒にこの後に出てくるキャプテンアナウンスも収録しています。
また文字起こししたものを下に貼り付けます。
『ご搭乗の皆様こんにちは。機長の藤村でございます。お休みの所失礼いたします。
本日はこの『ボーイング747ジャンボジェット』の日本でのラストフライトにご搭乗頂きまして誠にありがとうございます。当機、現在本日の巡航高度39000ft、11900mにて順調に飛行を続けております。先ほど右手に奄美大島を通過した所でございます。
当機はこの先、本島を南を北上しまして新島から房総半島経由にて目的地羽田空港へ向かってまいります。現在の所、羽田空港到着予定時刻は遅れて恐縮ではございますが、20分遅れの15時20分、午後3時20分前後を予定しております。
なおこの先の航路上の天候でございますが、昨日まで本島を横切っておりました前線が通過しておりまして比較的穏やかな中、目的地まで迎えると思われます。しかし、まだ強い偏西風の中を飛行しております。急に揺れることもございます。お座席にお座りの際は安全の為シートベルトの着用をお願い致します。
また最後になりましたが、この『ボーイング747ジャンボジェット』について少しお時間を頂きたいと思います。
このボーイング747型機は、ANAにおいて今から35年前、1979年に導入されました。以来長きに渡りまして多くの方々にジャンボジェットの愛称で親しまれ、そして可愛がって頂けたことを改めてお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
このジャンボジェットは世界で運航しております旅客機の中で一番早い飛行機とも言われております。音速の約92%出すことができ、追い風時は時速1200kmに達することもございます。また揺れに強い飛行機とも言われており、早さと居住性を両立させた本当に素晴らしい飛行機でございます。
私事で恐縮ではございますが、私はジャンボの操縦を25年前に始めました。当時、このジャンボジェットを初めて見た時はこの圧倒的な存在感に、『本当に私にこの飛行機を操縦できるか』と不安に思ったことを覚えています。
以来パイロット人生のほとんどをこのジャンボジェットと共に過ごしてまいりました。共に多くの経験をし、そしてパイロットとして育ててもらったと思っています。
時代の流れとはいえ、この大好きなジャンボジェットが退役することは非常に残念でありますが、このジャンボへの思いを、熱い思いを次世代の翼につなげ、引き続き多くの方々に安全でそして夢のある空間をお届けできるよう、従業員一同努力してまいりますので引き続き見守っていただけたら幸いでございます。
それではあと1時間20分ほどの飛行となりましたが、この大きくて、早くて、そして快適な空の旅を引き続きお楽しみ下さいませ。改めまして本日のご搭乗誠にありがとうございます。失礼致します。』

声を通じて藤村キャプテンの『ジャンボの熱い思い』が伝わってきました。25年も操縦しているジャンボ機、そのラストフライトの操縦桿を握れることはとても重い責任がありますが、パイロット人生の中で一番誇れることでしょうね。


3月29日に搭乗した際に貼られていたラストフライトカウントダウンは0日になっていました。


こちらはプレミアムクラスです。いつもは閉められているカーテンは今日は開けられていました。
このような記念すべきフライトでプレミアムクラス…羨ましいです。


2階席に向かう階段。これも今日で最後です。


通路にはANAジャンボの写真が張り出されていました。伊丹の千里川から撮影した写真でしょうか。


機内にはプレスとして青木勝氏や…


Luke.H.Ozawa氏もいらっしゃいました。


頂いた記念品。クリアファイルにステッカー、そして機長のコピーサインが入った搭乗証明書です。その他にポストカード、手書きのメッセージカードが入っていました。


ラストフライト機内で見る『ANA 747 FOREVER』、感傷深いものがあります。


さて、また機内散策。今度はアッパーデッキに向かいます。L3ドアより銀翼を。


アッパーデッキは通路が一本、人でごった返していました。すごい熱気!!記念撮影できるボードが置かれていました。
奥では当日非番であったジャンボの機長さんが記念撮影を承っていました。私も制服と制帽を被らせて貰い、一緒に記念撮影(^^♪


通常は1回だけの放映である『ANA 747 FOREVER』、この日は2回目の放映がありました。いや、私が見逃しているだけで他にも放映があった…?
CAさんのアナウンスによると、機内販売は終了した模様です。その直後…
『…今日のご搭乗心より御礼申し上げます。1990年から約24年間、日本また世界の空の主役を担ったこのボーイング747は今日この日に大空から翼を下ろします。飛行時間46000時間、距離に直しますと地球860周、月まで50往復となります。これまでの皆様のご搭乗に感謝し、御礼申し上げます。本当にありがとうございました。』
何度私を泣かすんだ、このチーフパーサーは。゜(゜´Д`゜)゜。

自席に戻りジャンボのエンジン音を聞きつつ、のんびり。再度キャプテンアナウンスが入りました。文字起こししています。

『皆様お疲れ様でございます。当便機長でございます。当機はすでに羽田空港に向けて降下を開始しております。現在の所羽田空港到着予定時刻は3時15分過ぎを予定しております。
なお本日は送迎デッキでお待ち頂いているたくさんのファンの方々為、このジャンボジェットの着陸を見て抱けるために第二ターミナル前34番ライトへの着陸を現在リクエストしている状況でございます。
また着陸後逆噴射装置をフルに利用し、皆様にジャンボの最後のサウンドを聞いていただきたいと思っています。
その後地上滑走のち、最後は消防車からの放水アーチの歓迎を受けながら408番ゲートに入る予定でございます。窓側のお客様突然の放水に驚かれるかかもしれませんが、機内に水は入ってきませんのでどうぞご安心下さいませ。それではあと20分ほどの飛行でございます。
国内ジャンボジェットの最後のランディングをどうぞお楽しみ下さいませ。ありがとうございました。』

行きのANA127便はランウェイ34Rより離陸しましたが、着陸も34Rより行えるようリクエストをしているとのことです。また到着スポットはピカチュウジャンボのラストフライト時と同じ408番、そして放水アーチもあるようですね。ランディング後も楽しみです。

ベルトサインが点灯し、機内をウロウロしていた乗客が続々と自席に戻ります。機内はいつもの静けさに戻りました。
羽田空港は北風運用。通常ならランウェイ34Lへのランディングなのですが、34Rをリクエスト中。果たしてどちらに降りるか…。
天気がよい羽田空港、トラフィックが少ないのでしょうか。鴨川上空から千葉県上空を横切り、直線的にアプローチするコースではなく、千葉県の内房沿いをレーダーベクターされアプローチする、今は無き『富津ビジュアルアプローチ』のようなコース。富津岬を越えて右手には富津の石油コンビナート地区や火力発電所が見えます。
最後に大きく左旋回をして、スクリーンに映し出されたのは『ランウェイ34L』のアプローチコース。トラフィックの関係でランウェイ34Rへのアプローチは断られたのでしょうか。
少しずつ近づいていく羽田空港の滑走路、窓側の乗客は窓にかぶりつき、島中、通路側の乗客はスクリーンで着陸の様子を固唾を呑んで見守っています。
15時13分、ANA126便、747-400Dは羽田空港34Lにランディング。直後大きな拍手に包まれる機内。そして大きな逆噴射の音。日本におけるジャンボ機の歴史にピリオドが打たれた瞬間です。


Photo by:Rei Arasaki
着陸の様子は多くの友人が撮影していました。これはP3駐車場から、着陸直後のANA126便の様子です。

『皆様、只今皆様がファンで頂いて下さいましたボーイング747がホームタウン羽田空港に着陸いたしました。ベルト着用サインが消えるまでお座りのままお座りください。また物入れを開けた際に手荷物が滑り出ることがございますのでお気をつけください。携帯電話の電源は飛行機のドアが開いてからご利用ください。ご存知の通りこの飛行機はオープンスポットに到着いたします。
皆様、今日は皆様の熱い気持ちにお応えするべく、客室乗務員15名で誠心誠意尽くしてきましたが、至らない点もございました。お詫び申し上げます。
また、まもなくお別れの時が近づいてまいりました。世界最大級を誇り、20世紀、21世紀と2世紀を繋ぎ、日本そして世界の空に華を添えたボーイング747ジャンボジェット機その勇姿を皆様の心に着陸させていただきます。今日まで今までのご搭乗本当にありがとうございました。』

大きな拍手が客室内で湧き上がりました。
『その勇姿を皆様の心に着陸させていただきます』
機内にいる565名の乗客、及びパイロット、客室乗務員の中でジャンボは居続ける、と捉えました。感動的なアナウンス、思わず涙がこぼれてきてしまいました。

J-TWYをタキシング中、再度アナウンスが入りました。
『お客様にご案内いたします。只今機長から連絡があり、第二ターミナル60番ゲートあたりを回りまして408番駐機場に入ります。デッキの皆様にお別れをしてから、所定の駐機場に向かいますので、どうぞしばらくボーイング747-400テクノジャンボをお楽しみ下さい。』
おぉ!ランウェイ34Rへのランディングリクエストが断られたので、遠回りのタキシングをして展望デッキにいるファンへ最後の挨拶をするのですね!
右手には駐機する408番スポット、放水アーチを行う為の消防車が位置に付いています。通りすぎてしまうジャンボに消防車の隊員は『あれっ?あれっ!?』と思ったことでしょうw


経路はC-TWYより65番スポット付近のE-5へ進入、R-TWYを通り、E-6、E-TWY、E-7、408番スポットのルート。こんなタキシング経路、普段ならありえません。南北両方の展望デッキに挨拶しつつ、しかも間近で見れるこのお別れタキシング。最高のサプライズとなりましたね。
Z-TWY前では先行する飛行機の出発を待つ為に牛歩状態。ブレーキを掛けるたびに低い音で『ブォー、ブォー』と鳴っています。
まるでジャンボ・クジラの鳴き声のよう。展望デッキにいる多くのファンに挨拶をしているように感じました。
Z-TWYを過ぎて右手に見えたのは…なんとこの日でジャンボと共に退役を迎えるDHC-8-Q300!!!
なんというベストタイミングでしょう。後で聞いた話ですが、この日は三宅島行きとして出発はしたものの、火山ガスの関係で着陸ができず、遊覧飛行をして帰ってきたようです。私が見たのはその到着の瞬間でした。


Photo by:Kumataka
展望デッキより友人が撮影していました。ANAのフリートの中で一番大きいジャンボ機、そしてフリートの中で一番小さいQ300、まさにラストフライトの奇跡です。


Photo by:Rey arasaki
そして機体は408番スポットに向かいます。消防車による放水アーチ、あれは外からみるからいいものであって、機内からは水しぶきが付くし、よくわかりませんね(^_^;)
P3駐車場より撮影していた友人より写真を提供していただきました。外から見ると綺麗な放水アーチです!!


15時30分、羽田空港408番スポットに到着!みんな思い思いに機内散策や外での記念撮影を行います。担当して頂いたCAさんを撮らせていただきました。この制服ではありませんが、現行の制服もあと数ヶ月で変更になってしまいます。


制帽は女性らしい丸み、そしてカッコイイ『ANA』のロゴが入っています。


ギャレーの爪にはジャンボ機内で撮影したものでしょうか。富士山などの風景が飾られていました。


ギャレー付近ではシールを配っていました。


そしてラストフライトではログブックの依頼がてんこ盛り。到着後もCAさんは頑張って書いていました。多くのログブックに対応する為、乗務員の名前はシールでの対応となっていました。考えましたね(^^)


後方貨物室からコンテナが取り出されました。『We ♥ Jumbo!! ありがとう』とメッセージが書かれています。


『Jumbo!!』の上に描かれているのはシーサーですねw


L4ドア付近より。新旧管制塔が見えます。


R4ドア付近より。放水アーチで被った水はかなり弾かれ、クリアに撮影できます。


それでもまだ少し水滴は残っていましたね^^;
R2ドア付近より。ジャンボの隣には次世代の翼であるボーイング787が駐機していました。


『ジャンボに伝えたい事はありますか(^◡^)』ということで、メッセージボードがありました。出発時はまだスペースがありましたが到着時は埋まっていました。


私も一言書いてきました。どこかにあります(^^)
感動のラストフライトでした。名残惜しいですが、降機します。さて、次回は…オープンスポットでのジャンボの撮影です!短い時間でしたが、幸せなひとときでした(´∀`)

※4月17日追記:昨日16日の21時過ぎ、ANA9432便としてJA8961が二度と戻らない片道フライトへ出発しました。私は仕事だったのでお見送りは出来ず、LiveATCで出発の様子をウォッチ、既に売却先へ引き渡されているのでパイロットさんは外人でした。
さようなら、ANAジャンボ。ありがとうJA8961。君と過ごした時間は二度と忘れない。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ

コメント(7)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





2014年03月31日(月) ANA126便 那覇→羽田12:30→15:00
747-400D JA8961 座席:39H 那覇SPOT:32 羽田SPOT:408 高度:39000ft 区間マイル:984mile 42770円(特割)

那覇空港32番スポットに到着したANA127便ジャンボ機、この後全ての乗客の降機が完了すると、パイロットさんが降機し、ラストフライトセレモニーが開催されます。幸いなことにほぼ最前列でこのラストフライトセレモニーを見ることができました。…と、その前にも少し載せたい写真があるので、そちらから紹介したいと思います。


ちょっと時間を戻して保安検査場を受ける前です。


出発カウンターの電光表示板はこのようになっていました。この時点でウルッと来てしまいます(´;ω;`)


もう既に座席は通路側の席を確保してありますが、自動チェックイン機で座席の指定状況を確認してみました。
あわよくば二階席や窓側があるかも…と思いましたが、流石に当日開放席も埋まってしまったのでしょう。既に島中席しかありませんでした。


紙のチケットで発券してもらう為に一度カウンターに行きます。
受付のお姉さん曰く、今日のラストフライトはパイロットさんも特別で部長クラスが実施するとのことでした。
チケットを受け取り、ラストフライト楽しんできてください!と見送られます。
カウンターの後ろにもジャンボのボードが貼られていました。


保安検査場を通過し、32番搭乗口へ向かいます。時刻は9時10分、出発まであと3時間もありますw
しかも先行機として福岡へのANA482便、鹿児島へのSNJ84便の2便がある模様。当然のようにANA126便に搭乗する方は愚か、ANA482便に搭乗するであろう方も数名しかいませんでした。


ラストフライトセレモニーが開催されるであろうステージが用意されていました。背後に『THANKS JUMBO FINAL 747 大きなありがとうをこめて。』のメッセージと747-400Dが描かれています。


これが2014年3月31日、ANA126便のプラチナチケット。記念になるのでカウンターで紙で発券してもらったのです。合計運賃額を見てください、42770円です…w
ラストフライトはお金には変えられませんが、やはり高い…!


人がガラーンとしているセレモニー会場前、暇だったのでダイキャストモデルと一緒に背後のパネルを。
巡回している警察官や他の便に搭乗する乗客、時間が経つとANA126便に搭乗する乗客にも話しかけられ、のーんびりジャンボの到着を待っていました。


ステージのセッティングは終了し、プロジェクターにはジャンボ就航当初のCMやプロモーションビデオでしょうか。懐かしい映像が流れていました。


時刻は11時20分、ANA127便が那覇に到着しました。窓には到着したばかりのジャンボを見ようと多くの人が押しかけています。


なんとかラストフライトセレモニーのほぼ先頭に陣取ることができました。セレモニーの様子は動画、及び音声で収録していました。動画は途中で切れてしまったりしていますが、音声はノーカットで収録しています。是非合わせてご覧ください。
また、挨拶を抜粋して掲載したいと思います。


【140331】 那覇空港ANAジャンボラストフライトセレモニー(動画)


【140331】 那覇空港ANAジャンボラストフライトセレモニー(音声)

『32番搭乗口に駐機しているボーイング747は本日3月31日、ANA126便が日本の航空会社の旅客便として最終フライトとなります。大量輸送時代の代表として1979年2月9日より沖縄-東京間の運航を開始して以来、『ジャンボ』の愛称で35年間運航してきました。
1993年には『マリンジャンボ』が就航、1996年にはスヌーピー号、1998年以降にはポケモンジェットが運航し、多くの子供に親しまれ、楽しい旅のお手伝いをさせて頂きました。
ラストフライトを記念し、これまでボーイング747が就航していた日本各地の空港でイベントを実施してしてきたが、本日那覇空港での最終日を迎えた。その勇姿を見送るためのセレモニーを開始します。』



前谷哲郎氏(ANA沖縄支店長)
思い起こせば昭和54年、沖縄の青い空、青い海を宣伝で大きく取り上げ、テレビや雑誌で大々的な沖縄のキャンペーンを実施したことが蘇ってくる。
昭和58年に『万座ビーチホテル』ができ、沖縄は日本の本格的リゾートとして日本中の皆様に周知し、沖縄ブームが巻き上がった。以来、多くの観光客、そして修学旅行生をたくさん運んだのはこの『ジャンボ機』であり、沖縄の観光に貢献して頂いた飛行機、また多くのニックネームを付けて日本中を飛び回り、皆様より愛された飛行機だと思っている。
(沖縄に大きく貢献した意味から)沖縄の地から出発するラストフライトにふさわしい便ではないかと私は思っている。ここにいらっしゃるジャンボファンの皆様、航空ファンの皆様、そして私どもANAの空港スタッフと共に、沖縄の青い空に向かって飛び立っていく最後の勇姿を見守りたい。
『沖縄に来てくれて、飛んでくれて、ありがとう。』



藤村弘氏(フライトオペレーションセンターB747-400部長 兼 ANA126便機長)
今日は、本日ジャンボジェットと共にラストフライトを迎える『神田機長』と共にダブルキャプテンで運航する。
長きに渡り『ジャンボジェット』の愛称で親しまれ、そして可愛がってくれたことを改めてお礼申し上げたい。
時代の流れとはいえ、大好きなジャンボジェットが退役することは非常に残念ではあるが、ジャンボに寄せる熱い思いを次世代の翼に託し、安全かつ夢のある空間をお届けする為に努力を続ける。
大きくて、早くて、そして快適なジャンボジェットの空の旅をお楽しみください。



上原良幸氏(一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロ会長)
沖縄観光・出張等では県外などの往来を航空機に頼らなければいけない現状であり、また米軍の空軍基地もある関係で沖縄県民にとっては飛行機に対しては大変身近であり、おそらく日本の中で沖縄が一番飛行機に関心があるのではないかと思っている。
今から35年前、この『ジャンボ』が那覇に飛来した時は’度肝’を抜かれたことを覚えている。まさに空飛ぶゾウ、ディズニーの『ダンボ』のイメージであった。
多くの観光客の皆様を運び、沖縄観光ブームとなったが、その火付け役がこの『ジャンボ』ではなかったかと思っている。
観光振興の最前線に身を置くものとして、747のラストフライトに立ち会うことができ考え深い物があるが、日本の空を国内線として飛べなくなるということは寂しくなる限りである。『ANA』と表示されたこの『Boeing747』、でっかいけども愛嬌のある、この機体も見納めとなる。
『沖縄の為に頑張ってくれた『ジャンボ』本当にお疲れ様、ありがとう、そしてさようなら』



高江洲景子さん(2014ミス沖縄スカイブルー)より、往路のANA127便はPICを左席にてPICを勤め、ANA126便にてジャンボと共に退職する神田丈司機長へ花束の贈呈です。
神田機長は2006年にボーイング747-200のラストフライトも担当されており、今回が2回目のラストフライト運航となるとのことでした。


里帰りフライトでお馴染みの横断幕が取り出され、フォトセッションの時間となりました。


中央右が本日のANA126便PICとなる藤村弘機長、中央左が神田丈司機長です。


『さて皆様、まもなくANAボーイング747-400型機ジャンボは皆様と共に大きな翼に大きな夢を乗せた35年間の長い旅を終えるラストフライトに出発致します。本日皆様にはご搭乗に際にANAスタッフよりボーイング747ラストフライト記念品袋をお配り致します。ジャンボの旅の思い出としてどうか大切にお持ち帰りください。
以上持ちまして、ANAボーイング747型機ラストフライトセレモニーを終了致します。』


感動のセレモニーでした。いよいよANAボーイング747-400、ラストフライトが始まります!

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


コメント(2)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





今回はANA127便のジャンボが那覇に着くまでの写真です。そうそう、ANA127便は管制官にリクエストを行い、異例のランウェイ34Rからの離陸を行ったそうです。
グランドからタワーに引き継がれる時は女性管制官より『ジャンボ大好きでした!コンタクトタワー…』と声を掛けられたと、ネットを通じて羽田空港の盛り上がりっぷりが見て取れました。


Photo by:Rei Arasaki
友人より羽田空港出発の様子を頂きましたので、ご紹介したいと思います。ANA127便は60番スポットより。展望デッキは多くの人が集まり、出発の時を見守っています。グランドスタッフはいつもの横断幕を掲げてお見送りしています。


Photo by:Rei Arasaki
いよいよ出発の時。この日はとても視程がよかったらしく、千葉市までくっきり確認できます。同じ日に退役を迎えるQ300と一緒に。


Photo by:Rei Arasaki
『ラストフライトの為のリクエスト』ということで、第二ターミナル前のランウェイ34Rからのリクエスト。朝の9時台、離着陸機で混み合う時間帯ですがなんとか受け入れてくれたようです。
…ふと思いましたが、D滑走路からの離陸と踏んで、D滑走路沖に船を出していた人もいるのではないでしょうか…。このようなラストフライトは意図せぬサプライズがあるから読めないし、面白いのですよね(´∀`)


さて、那覇空港の私が撮った写真に戻ります。私が出発ロビーに入ったのは9時前。一番乗りでセレモニー会場に到着ですw
この日は撮影する気はあまりなかったのですが、暇だったのでカメラを取り出してカシャカシャと(^_^;)
天窓が埋められ、眉剃りとなったANAの737-500、可愛い顔が怖くなっています…w


こちらも埋められてる…ちゃんと見れば分かるのですが、一瞬737-700と見間違います…w


JTAの737-400は眉剃りされないのですね。こっちのほうが愛嬌があって好きです。それがさくらジンベエちゃんだと尚更!




27番スポットへ向けてタキシングしていきました。


青ジンベエは南側の21番スポットへ…。


キャンペーンは終わったけどまだ飛んでいたJALの777-200、ハピネスエクスプレス。こちらも既に剥がされてしまいました。
そういえば、JALの777-200で初めての退役機がでました。機体番号はJA8981、サンアーク塗装であった機体です。
MD-90でさえ鶴丸を身にまとったのに…ちょっと可哀想な機体です。もちろん日本で初めてのBoeing777の退役機となりました。


11時16分、ランウェイ36に大きな4発機がアプローチしてきました。遠目で見てもジャンボと分かるシルエット、これも最後です…。


タッチダウンの瞬間はターミナルに隠れてしまい見えませんでした。JALの777-300、鶴丸と一緒に。


正面から。スラットを下ろし、フルフラップの姿はとても迫力があります。


32番スポットへ向けてタキシングしていきます。


これが那覇空港で撮影した最後のジャンボの到着…。実はこの後も何枚か撮っていたのですが、SDカード書き込み中にいきなり不調になり、ロストしてしまいました。
K-5でいきなり不調になるのは初めて。もう約3年使用しているし、シャッター回数もメーカー耐用の10万回を超す11万回をオーバーしています。こいつもまもなく退役でしょうか…。でもまだK-3は高いんだよなぁ…。

ごめんなさい、まだラストフライト、飛びません!次回は那覇空港の出発ロビーで行われたラストフライトセレモニーです!この日のパイロットさんも揃って出席されました!

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ

コメント(6)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





2014年03月31日(月) ANA126便 那覇→羽田12:30→15:00
747-400D JA8961 座席:39H 那覇SPOT:32 羽田SPOT:408 高度:39000ft 区間マイル:984mile 42770円(特割)

今回よりANAジャンボのラストフライトに関する記事をアップしていきます。予定としては全部で5回、もしかしたらおまけも…?
初回であるこの記事では、まず手始めに那覇空港に展示されていたジャンボのパーツやポスター、パネルなどを紹介したいと思います。撮影日はバラバラです。


ANAはジャンボ機の退役を記念し、那覇空港32番搭乗口前でジャンボ機の翼の一部やタイヤ、パネルなどの展示を行っていました。


これが翼の一部。どこの部分か分かりますか?ウイングレットです!
鹿児島空港でANAジャンボのウイングレットが展示されていましたが、そこよりも近くで見学できます。横幅は180cm、重さは60kgのこのウイングレット、大人がウイングレットの裏にすっぽり隠れてしまうほど巨大です。展望デッキから見るとチョコーンと付いているようにみえるのですが…w
どうやら成田メンテナンスセンターに展示されているものを持ってきたようです。


ジャンボの巨体を支えるタイヤ、こちらも巨大です。直径は150cm、重さは60kgあります。


『Boeing747の歩み』と題し、747-SR導入からの35年間を1枚のパネルにして展示されていました。
右は機材の比較。やはりジャンボは特別大きく、垂直尾翼もジャンボサイズですね。


3月31日ジャンボ機ラストフライトのポスター。最終便となる時刻も記載されていました。写真は那覇名物、垂直尾翼広角撮りですね。やはり那覇と言ったら青い海と青い空、そしてぶつかるかと思うくらいにバックしてくるジャンボです。


こちらは出発ロビー内にある手荷物カウンター。


こちらもラストフライトのポスターが張られています。


こちらは36番搭乗口前にあったパネル。羽田空港のANAラウンジにあったものと同じですね。
回りにはLUKE H. OZAWA氏が撮影した那覇での写真の数々が貼られています。


テクノジャンボに関する年表を追っていきましょう。1990年8月28日に1号機を受領し、同年11月1日に東京-大阪・札幌・福岡に就航開始しました。これは後に国際線機材となるウイングレット付きの747-400です。同日、このテクノジャンボの就航を記念して客室乗務員・パイロット・グランドホステス・男性地上係員の制服を一新しました。客室乗務員の制服は覚えている方も多いのではないのでしょうか。


1993年から2004年は特別塗装機ブーム。マリンジャンボ・スヌーピー号、ポケモンジェット等、数々の特別塗装機が多くの子供たちに夢と希望を与えてくれました。


2006年からはジャンボが終焉に近づきます。まずは2006年3月10日に『たんこぶジャンボ』の747SRが退役、そして2007年4月17日には早くも国際線機材のジャンボ機が登録抹消となりました。
そして2014年3月31日…全機が退役し、次世代の翼に引き継がれます。


ここからは保安検査場外。那覇空港のA&W前ではラストフライトのポスターに合わせてジャンボ就航当初のキャンペーンポスターでしょうか。また747-SRのパネルも展示されていました。


こちらは3階の手荷物預けカウンター。『BOING747 退役まであと*日』とカウントダウンを行っていました。この写真を撮ったのは3月29日です。


3月30日、ANA137便で那覇に到着したら『イベント案内』が出ていました。
ラストフライトセレモニー以外にもウェルカムホールで部品販売や寄せ書きコーナーがあるそうです。


そして3月31日、規制線が外され、自由に触れたり記念撮影が出来るようになっていました。


ラストフライト前には勇姿による横断幕が。テレビにも出ていましたね。

次回は3月31日の那覇空港編、那覇最後のランディングとなるANA127便が那覇空港に到着します!出発ロビーから撮ったのでタッチダウンの瞬間は写せませんでしたが…。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ

コメント(4)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





2014年03月30日(土) ANA137便 羽田→那覇15:55→19:30
777-300 JA752A 座席:1K(Premium Class) 羽田SPOT:65 那覇SPOT:32 高度:39000ft 区間マイル:984mile 28570円(プレミアム株主優待割引)


ジャンボ・ラストフライトに乗る為、沖縄へ帰ります!
私が予約したのはANA137便、もうお馴染みの便ですね。長い間ジャンボ機で運航されていた便です。3月30日の時刻表変更で777-300の運航となりました。
予約したのはラストフライトのチケットが取れた直後の2月初旬、まだ旅程について迷っていた時期です。とりあえず変更やキャンセルが可能な株主優待割引で予約を行いました。この頃は新千歳・福岡のラストフライトスケジュールも発表されていた為、新千歳の出発を見送ってからの便にしておいたのです。

ちなみに別に考えていたルートとしては羽田-福岡を30日のジャンボで飛び、福岡でジャンボを見送った後、福岡-沖縄を飛ぶ行程。
羽田-福岡は空席があった為、やろうと思えばできたのですが、福岡空港大混雑が見込まれ、また朝早いので諦めました。当日は雨で大変だったみたいですしね。


時刻は10時30分、のんびりホテルを出て送迎バスで羽田空港へ。プレミアムチェックインで株主優待券を渡して搭乗手続きを行います。
この時の搭乗口は57番、そして機体はJA702Aと伝えられました。777-200なのでおかしいなぁ…とは思いつつ、結局後に777-300になったようです。


この日より羽田空港国際線ターミナルが拡張され、主要な所で言えば『ロンドン』や『パリ』へフライトする便が開設されました。
そのキャンペーンでしょうか。ANAラウンジでは『ANA'S NETWORK EXPANSION』と描かれたポッキーを配られていました。赤いポッキーが青くなっています(^^♪


時刻は11時前、福岡に飛んだジャンボ機が羽田空港に帰ってくるまではまだ時間があります。朝ビールであっり乾杯!!
…と、この後にカードラウンジに移動し、3月30日の羽田空港編に繋がるのです。


前の記事に書いた通り、ANA137便は使用機材到着遅れの為、出発が16時15分になっていました。
私が65番搭乗口に着いた時にはギリギリで優先搭乗が締め切られ、一般の乗客の搭乗が始まっていました。後方座席の乗客からなので、私はしばらく待機(´・ω・`)


搭乗ゲートを通過したのは16時14分、この便も絶対に遅れますやん…。まぁこの日は沖縄に着いても特にやることがないのでいいのですが(^_^;)


今回の座席はファーストナンバー右側の『1K』です。新型のプレミアムクラスですね。
ジャンボ機のプレミアムクラス(肉厚シート)には多く搭乗していましたが、新型プレミアムクラスは初めてです。
牛革のシート、座席セパレーション部にはUSB電源やACも備えています。


座席横の調整パネル。リクライニングは手動式です。


まもなく出発です。さっきまで強く降っていた雨はピタリとやみ、晴れ間が出てきました。
定刻から約30分遅れた16時26分、L1ドアがクローズ、プッシュバックが開始されます。
『本日は当便の出発が大幅に遅れましたことをお詫び申し上げます…』
この日は全国的に天気が悪く、遅延が多く発生していました。天候による遅延は仕方がないですね…。
フェイスサウスのプッシュバックでE-5よりE-TWYに出るようです。グランドスタッフによるお手振りが受けられました。機体の先頭でブンブン手を振っているヒコーキマニア…グランドスタッフからもよく見えたことでしょう。大きく手を振り返してくれました(^_^;)

羽田空港の北側をタキシングし、ランウェイ16Rを目指しますが…夕方の羽田空港、離着陸機で混雑しており、滑走路手前で牛歩状態。
タキシング開始から約20分後の16時53分、ランウェイ16Rに進入します。すると右側窓から数ヶ月追いかけていた大きな顔が…。キャセイパシフィック航空のジャンボです!CX549便、16時40分発の香港行きでした。遅延もたまにはいいことが有りますね(^_^;)
機体は静かにテイクオフローリング、滑走路を半分以上使ってエアボーン。すっかり天気は良くなり、羽田空港の西側にある石油コンビナート地区が逆光で綺麗なシルエットを醸し出しています。スムーズに上昇しながら那覇を目指します。


電子機器の使用制限が解除されました。外は神奈川県の相模湾、由比ヶ浜や江ノ島が遠くに見えました。それにしてもあっという間に天気が良くなりましたw


中央の雲に隠れているのが富士山。今日は全く見えませんw
キャプテンアナウンスが入り、この先を飛ぶ先行機より気流が悪い旨の報告を受けたとのこと。17時17分、ベルトサインが点灯されました。しばらくは揺れはなかったのですが、突如大きな揺れ。外は晴天で雲ひとつありません。晴天乱気流というのでしょうか。怖いですね。


この座席横についてあるクルクル…。


クルリと回すとオレンジ色で『食事の時は起こしてください』と出てきました。


更に回すと『機内サービスは希望しません』とも。これは搭乗客の意思表示を手軽に行う’お知らせサイン’。旧来は座席ポケットに入っていたカードで意思表示を行っていましたが、このように肘掛けにあるボードをクルクルするだけで簡単に意思表示ができるようになりました。
忙しいビジネスマンや少しだけ居眠りしたい時に使えそうですね。私はフライト中は常に起きているので必要なさそうです(^_^;)


『翼の王国』にはジャンボ退役の記事が。ラストフライトのスケジュールと合わせて『心の翼プロジェクト』の仙台・広島遊覧飛行のスケジュールも載っていました。


『Premium SABO』がサーブされました。軽食程度なので本当はPremium GOZENのほうがいいのですが…w


ビールと一緒にPremiumなSABOを頂きます。サンドイッチとコーヒーゼリーですね。左側のお菓子はお持ち帰り可能です。


トリプルセブンの機内でも『ANA 747 FOREVER』が放映されます。


左からプレミアムクラスのサービスメニュー、トリプルセブンの安全のしおり、翼の王国。
プレミアムクラスのサービスメニューを見ていたら軽食という項目がある…。


海老中華雑炊を注文してみました。おそらくフリーズドライのインスタント雑炊だと思いますが、機内で食べるとなんとも贅沢な気分になります。機内食だけでは足らない時にいいですね。
軽食の項目にはこれとは別にトマトリゾットもありました。


時刻は18時37分、まもなく日が沈みます。本来ならもう到着時間なのですがw


CAさんにANAジャンボのポストカードがあれば下さいと伝えていた所、ログブックの返却と一緒に9枚もくれましたw
ログブックを書いてくださったチーフパーサーにとってもジャンボ機は思い入れの強い機体で、明日のラストフライトに立ち会えないことがとても残念、私どもの分までお見送りしてきてくださいと仰っていました。


18時59分、日が完全に沈みました。空のグラデーションがとても美しいですね。この写真を撮った後、ベルトサインが点灯、降下を続けていきます。
那覇空港は北風運用のランウェイ36。うるま市上空をパスし、海岸線に沿って飛行、降下を続けていきます。沖縄本島南端で大きくライトターン、ランウェイ36のアプローチコースに乗っていきます。
どっぷり日が沈んだ沖縄、右手に夜景を眺めつつ、瀬長島海中道路を通過、そして19時19分、ノンショックでランディング。減速し32番スポットを目指します。


19時22分、那覇空港に到着!いやー、50分遅れでの到着です(^_^;)


降機前にプレミアムクラスを撮影。


新型のプレミアムクラスは革で蒸れると聞いていましたが、確かに布製シートに比べたら蒸れます。しかしすわり心地は上々、テーブルも1枚板で大型なのでいいですね。電源が付いているのもナイスポイントです。
お世話になったCAさんにお礼を言い、降機します。


折り返しとなるANA136便は19時20分発が20時発と40分の遅延となっていました。この時の時間は19時26分、もっと遅れそうです(;一_一)


那覇空港に到着した777-300、JA752A。やはりジャンボじゃないと迫力がありませんね…w


この日の宿は赤嶺駅前の床宿『ホテルグランビュー沖縄』、二日前に泊まった同じホテルです。荷物を預けておく関係でやはり同じホテルのほうが都合がよかったのでw
明日のラストフライトの成功を祈って前夜祭、オリオンビールであっり乾杯!風邪もだいぶ良くなってきました。

次回よりいよいよANAジャンボラストフライトに関する記事をアップしていきます。今回は何部作にしましょうか…。まずは那覇空港に展示されていたジャンボの部品やポスターから紹介していきましょうか!

※多くのコメントありがとうございます。公私共に忙しく、記事制作で手一杯の状況です。すべてのコメントに返信致しますのでお待ちください!
にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ

コメント(7)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする






3月30日、場所は羽田空港にほど近い『東横イン羽田空港』。この日は全国的に雨であり、羽田空港周辺も前夜から雨が降ってきていました。
この日はANAジャンボが福岡及び新千歳にラストフライトします。スケジュールは以下の通り。

ANA243便(HND0830→FUK1020)
ANA250便(FUK1110→HND1250)
ANA069便(HND1500→CTS1630)
ANA074便(CTS1730→HND1905)


前日に夜遅く羽田に着くのもありますが、翌日早く福岡に飛ぶので、これも撮りたい…と思っており、その為に羽田空港近くのホテルに宿泊したのです。
しかし外は雨模様であり、前日のANA136便が思いの他遅く着いたのも相成り…福岡行きのANA243便は見送ることにしました。
ホテルでエアバンドを受信、ランウェイ16Lよりテイクオフし、管制官より『いってらっしゃい!』とお見送りされるANA243便を聞いていました。


元々ANA243便は67番スポット、ANA069便は53番スポットの出発となっていました。
しかし当日になりスポットチェンジ。ANA243便は66番、ANA069便は60番スポットに変更。雨をしのぎつつ、のんびり撮れる場所…といえばやはり保安検査場を通過した後のカードラウンジ。ここで撮影することにしました。
3月30日より大島便は737-700での運航になりますが、三宅島便は31日までDHC-8-Q300での運航になります。時刻は11時50分、三宅島へQ300が出発、飛べたのですねw


展望デッキは雨にも関わらず、多くの方がジャンボの到着を待ち構えています。


Flight awareやANAの運航状況を確認すると、案の定ジャンボは遅れが発生している模様。
定刻よりも50分遅れの13時40分、ANA250便がランウェイ22にアプローチしてきました。視程が悪く証拠程度です(^_^;)


オープンスポットに駐機しているANAのフリートと一緒に。


タッチダウン!


エアバンドを聞き逃し、見失ってしまいましたが、国際線ターミナルの前を通過し第二ターミナルに向かってきたようです。前脚のランディングライトがエプロンに写っています。






ランディングライトが消灯されました。Z-TWYより60番スポットへ向かいます。






まもなくスポットイン!驚いたのがいままで強く降っていた雨がジャンボのスポットインの瞬間だけ弱まったこと。やはりジャンボは’何か’を持っています。


59番スポットに駐機していたトリプルセブンがスポットアウトしましたが…58番スポットに同じくトリプルセブン入っちゃった(^_^;)


ANA250便の到着予定時刻が12時50分、次便のANA69便の出発予定時刻が15時00分、ターンアラウンドタイムとして2時間10分ありましたが、ANA250便が約1時間ほど遅れ、更に降機にも時間がかかっていたようなので、ラウンジを一時的に出て搭乗口に状況を見に行くことにしました。
私はこの後15時55分発のANA137便に乗らなければならないので、出発遅延したらちょっとドタバタになってしまうのです。
60番搭乗口前にはこれからANA069便に搭乗する方々の熱気でとても熱い!多くの人がジャンボを撮影していました。


ANA69便の出発表示板。札幌行きでジャンボの表示はこれが最後です。出発時刻は案の定遅れて15時20分になっていました…。どうするかな…。


マリンジャンボ登場当時のポスターですね。私は実際にマリンジャンボを見たことがありません…。


!?!?!?!?


この画像を拡大してみましょう。この日のANA069便の機長である高柳機長ですね。
雨の中、コックピットハッチから顔を出して手を振っていました。高柳機長は私が搭乗した28日のANA137便での機長であり、こんな所で再会できるとは思ってもおらず、嬉しくなりました。
この他にも出発ロビーには当日非番であろうジャンボの機長さんがおり、記念撮影を承っていました。私もちゃっかり一緒に撮ってもらいました(^_^;)


出発時刻を信じてラウンジで撮影することにしました…。15時20分に出発してその後ダッシュでANA137便に飛び乗れば間に合うはず…!
中国国際航空のA330、スターアライアンス塗装ですね。


時刻は15時20分、貨物の積み込みは全て終了し、最後の預け荷物の積み込みを行っています。


展望デッキは雨の中、隙間もないくらい埋め尽くされています。
私のエアバンドは東京グランド(118.225Mhz)に周波数を合わせていたのですが、そこに『All Nippon126』のコールサインが聞こえてきました。
ANA126便は前日までジャンボで運航されていた便なので嫌でも耳に入ってきます。定刻は14時45分だけど現時刻である15時20分に聞こえてくるということは…もしかして私が搭乗するANA137便も遅延する?
そんな密かな期待を持ち、ANAの運航情報を確認すると…定刻15時55分が機材遅れの為、『16時15分』に変更になっていました!嬉しい遅延です!少し撮影に余裕ができました!


案の定出発準備に時間がかかり、定刻の36分遅れである15時36分、プッシュバック開始。


垂直尾翼をパタパタさせ、展望デッキにいる多くのファンに挨拶をしているように見えます。






南風運用の羽田空港、北行きの為ランウェイ16Lからのテイクオフです。


テイクオフローリング開始…!豪快に水しぶきをあげています…!




ランウェイ16Lよりテイクオフするジャンボを撮影するのはこれで最後。ファインダー越しにしっかり目に焼き付けました。
最後の最後までワイルドな奴だぜ♪


雲は低く、すぐに隠れてしまいました。新千歳は到着・出発が遅いにも関わらず多くのファンにより熱烈な歓迎を受けたようです。
私は那覇へのANA137便に搭乗する為に65番搭乗口に向かいます。
そうそう、私が搭乗するANA137便、前日は57番搭乗口だったのですが、当日は61番搭乗口に、15時過ぎには64番搭乗口に、15時30分頃には65番搭乗口にと、コロコロ変わりまくっていたのです。
私は常に最新の情報を仕入れているのでいいのですが、一般の乗客は混乱してしまいますね。次回はそのANA137便搭乗記です。新型プレミアムクラスに乗れました!

にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


コメント(0)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする





2014年03月29日(金) ANA136便 那覇→羽田19:30→21:40
747-400D JA8961 座席:43C 那覇SPOT:35 羽田SPOT:65 高度:39000ft 区間マイル:984mile 20670円(旅割60)



ANA136便で’一旦’東京に戻ります!
3月29日のANA136便は元々ジャンボ機のラストフライトと言われていた便で、ANAのジャンボグッズにも『3月29日 LAST FLIGHT』と書かれたものが何個か作られていました。その為、私も9月1日に旅割60にて予約を行っていました。後から3月30日、及び3月31日のフライトが追加となった為、この便はラストフライトとはなりませんでした。


ANA137便を降りてきた乗客、及びANA136便に搭乗する乗客、やはりジャンボ・ファンが多いようです。ジャンボの前では大撮影会が始まっていました。


使用機到着遅れの為、ANA136便は19時45分の出発に変更となっていました。…本当に19時45分に出れるのでしょうか(^_^;)


気づいたらジャンボ撮影行列もできていましたw


給油及びコンテナの積み込み作業中。背後にはJAL機がランウェイ18に進入しています。


550人が集まる出発ロビー、異様な熱気です。前日のANA137便とは大違い…!この日は土曜日、この便を狙って予約したであろうジャンボファンは多かったことでしょう。
ジャンボも『もうちょっと待っててね!』と顔を覗かせています。
これだけの人が一度に運べてしまうなんて、やはりジャンボ機は’ジャンボ’です。
出発時刻は更に遅れて19時55分に変更となっていました。


優先搭乗する方が多く、なかなか一般の乗客の搭乗がアナウンスされません。
私がゲートを通過できたのは19時53分、変更となった時刻まであと2分しかありません。絶対遅れますやん(^_^;)


那覇のランと夜のジャンボ。これを見るのも最後です。


『2階席』のプレートがある搭乗口のご案内。


笑顔のCAさんに迎え入れられ、L2ドアより機内へ入ります。


今回の座席は通路側の43C。L4ドア横の非常口座席です。私が旅割60で予約した時には既に窓側は埋まっており、2階席は通路側も全て埋まっている状況でした。
その中唯一空席となっていた通路側非常口座席を指定しておいたのです。この写真はL4ドアより撮影したもの。


私の座席からはこのような眺め。そういえばジャンボで機体後方に座ったことって…あまり記憶にありません。
本日のパイロットは高橋機長(PIC)と吉岡機長。定刻より40分近く遅れた20時07分、ようやくドアクローズ。目の前ではCAさんがドアモードの変更を行います。
アナウンスでは本日は気流が悪く、所々揺れが強い、離陸後しばらくベルトサインが消灯しないとのことでした。
20時11分、プッシュバック開始、外は暗く、窓側ではないので何処にプッシュバックしているのかわかりません。
那覇空港は相変わらず南風運用。照らされている吹き流しが強くなびいており、風が強いことを表しています。
タキシング開始しすぐにランウェイエンドに到着するものの、離陸準備が整っていないのか、着陸機がいるのか5分ほど待機。
20時22分、4発のエンジンを吹かしながらランウェイ18に進入、テイクオフローリング開始。
ジャンボの力強い加速と風の影響からか、あっという間に機首上げ。ガッコン!と音を立てて真下にあるメインギアが滑走路を離れます。

揺れが強いかとおもいきや、意外と滑らかな上昇。しばらくランウェイヘディングで飛行し、レフトターン。東京を目指します。

電子機器の使用制限がアナウンスで解除されましたが、ベルトサインはまだ点灯中。高橋機長によるアナウンスが入りました。録音していたのですが…エンジン音でかなりかき消され、聞くに堪えない状態の為、公開を見合わせます。文字起こししたので、雰囲気だけお楽しみください。細かい内容が異なっているかもしれません。

『ご搭乗の皆様こんばんは。操縦席よりご案内致します。本日もスターアライアンスメンバーANAの136便、那覇空港発東京行きをご利用頂きましてありがとうございます。
現在、指定高度39000ftに向けて上昇を続けています。現在積乱雲を避けながら飛行しています。ベルトサイン消灯までもう少々お待ちください。
本日の飛行時間は2時間を予定しています。航路上の天候でございますが、所々揺れる事を予想しております。シートベルトサイン消灯後も座席にお座りの際はどうぞシートベルトをお締めいただきますようご協力をお願い致します。
なお、本日皆様の那覇空港出発が40分ほど遅れております。羽田空港到着も40分ほど遅れ、22時30分頃の到着を見込んでいます。羽田空港の天候は晴れ、地上気温は摂氏17度、南風が強く、着陸滑走路はランウェイ22、22番滑走路
着陸後、スポットまでは約12~3分の地上滑走となり、更に遅れますことをお詫び申し上げます。
なお本日皆様にご搭乗頂いておりますこのボーイング747-400は皆様ご存知の通り、1990年より運航を開始しております。
当機JA8961型機ですが、平成3年より国内線使用機材として運航しております。飛行時間46000時間、距離に換算致しますと地球を120周できる距離を運航しております。
1990年より『より早く、より多く』をモットーに、順次当社はボーイング747-400を導入してまいりました。
世界各地で活躍してまいりましたが、その次代もやがて終わり、3月31日に退役、あと2日を残すのみとなりました。
なお昨日JA8960、最後まで残りました2機のうち1機がアメリカへ向け旅立ちました。
本日はANAの空の旅、ならびにボーイング747-400ジャンボの旅をごゆっくりお楽しみ下さい。本日のご利用誠にありがとうございます。操縦席より失礼します。』


その後も吉岡機長の声でしょうか。『後に3月30日、3月31日のフライトが追加になった為、当便はラストフライトとなりませんでしたが、いつもと違う客室の様子とのこと、いつもと違ったアナウンスを実施したいと思います』…とアナウンスが始まりましたが、こちらは完全に潰れてしまい、文字起こしすらできませんでした…。


10時40分、ベルトサインが消灯。このフライトではおとなしくしてようかと思っていましたが、多くの方が機内をウロウロしており、私も結局釣られてウロウロ…w
『ラストフライト3/31 あと3日!!』と書かれた紙を見つけました。


R3ドア前は一人がけのジャンプシートなのですね。


階段下のギャレー。端に乗客が依頼したと思われるログブックが置かれています。やはりジャンボ・ファンばかりのフライト、ログブックもあちこちのギャレーで山積みとなっていました。


CAさんはめちゃくちゃ忙しそうです(^_^;)


しかしギャレーを出ると笑顔で余裕のあるサービスをしてくれます。プロです…。


階段に貼られていた『GOOD LUCK 747』の紙は剥がれかけていました…。


この一枚でCAさんの忙しさを物語っています。ビヨーンと伸びたインターホンのコード、通常ならジャンプシートに座るかその場でインターホンを受け取りますが、ギャレーで作業しながらインターホンの対応しなければいけないほど忙しいようです。
そうそう、離陸上昇中は目の前のCAさんはインターホンで機内販売のことでしょうか。長い間サービスの打ち合わせを行っていました。CAさんは我々の要求になんとか答えられるよう、最大限の努力を行っている事を隙間見えました。

22時07分、ベルトサインが点灯。隣になった乗客と翌日より稼働する国際線ターミナルの増築部について話しているうちに機体はファイナルアプローチを行っていたようです。
機外カメラにはランウェイ22の進入灯、22時19分、ランウェイ22にランディング。リバースをかけて減速していきます。
左手には国際線ターミナルの増築部に既に機体の姿が。隣になった乗客の話によると、翌日の3時に増築部がオープンし、乗客が入れるようになるとのこと。

誘導路に向かっている途中、CAさんによるアナウンスが入りました。速記したので一部間違っている部分があるかもしれません。
『皆様、スターアライアンスメンバーANAをご利用頂きましてありがとうございました。
このボーイング747型機、明日3月30日に4便、3月31日に2便と計6便を残すのみとなりました。
就航当初よりご利用頂きました皆様、またピカチュウジャンボなどで私どもにたくさんの笑顔を見せて下さったお子様の皆様、今まで本当にありがとうございました。
退役にあたりご声援やねぎらいの言葉を頂戴しましたことを、この8961番機に変わりまして乗務員一同心よりお礼を申し上げます。3月31日までは千歳や福岡など日本中の空を飛行します。
明日は生憎の空模様ですが、空を見上げた際はお目にかかれることがあるかもしれません。
本日のご搭乗誠にありがとうございました。乗務員一同、次のご搭乗を心よりお待ち申し上げています。』


ジーンときたアナウンスでした。同時に、私が搭乗するジャンボが残す所ラストフライトであるANA126便のみであると思うと、寂しくなってきました。


22時28分、羽田空港65番スポットに到着!約40分遅れです(^_^;)


飛行中は全てのログブックを書けなかったようで、到着後、一気に書いていました。その為しばらく待機です。写真は私のログブックを書いて頂いている所です。


しばらく時間が掛かりそうなので、荷物を座席に置いて機内散策。R4ドアより。


他にも多くの乗客が機内に残り、機内散策を楽しんでいました。


R4ドアより撮影した写真に違和感を覚えたので、機体前方のPBBまで移動していきます。


この写真…何処と無く違和感…。ドア入ってすぐ左側にトイレ…基本的にドアの左側はジャンプシートになっているので、こんなことはあり得ないのですが…。


左開きが基本のジャンボのドアが右開きになっています。もうお分かりでしょうか。


R1ドアがオープンされているのです!夜遅い到着となるANA136便は時たまに隣のスポットのPBBを使用し、RPB(Right Passenger Boarding-bridge)として3箇所から乗客を一気に降ろすことがあります。今回の便は隣の64番のPBBを接続してくれました!
このRPB、メーカーでは『右ドアサービス』と言っていたり、『ライトサイドPBB』と言っていたりで、RPBという言葉は一般的ではないようです。


R1ドアでは、珍しくそしてジャンボでは最後となるRPB接続にジャンボ・ファンは大興奮、多くの乗客がR1ドアで記念撮影を行っていました。PBB操作担当のグランドスタッフも乗客のシャッター依頼に快く受けていました。


最初で最後のR1ドアからの光景。言葉にならないくらい感動しました。ジャンボの4発エンジンがよく見え、更に奥にはQ300も何気に写っています!


ジャンボの鼻。ピトー管も見えますね。某映画で折れてしまったやつですw
一旦座席に戻ってログブックを受け取り降機します。


PBBを1基没収された64番スポットではトリプルセブンがエンジンの整備を行っていました。


さぁ、到着ロビーでPRBの撮影です!




正面から!!この構図が撮りたかった!


少し引いて。


RPBが外される様子を動画で撮影しました。


いつものジャンボの到着風景に戻りました。


RPBが外れてもジャンボの前はヒコーキかぶりつきスポットです^^;
時刻は23時過ぎ、まさかもう23時を回っているとは思いませんでした。到着が遅れたのもありますが、それだけRPBのジャンボに夢中になって、時を忘れていたということです。


到着表示板には…ANA136便の表示はありませんでした。出るの遅すぎです(^_^;)
この日は遅い到着を見込んで家に帰らず、羽田空港近くにある『東横イン羽田空港』に宿を取っていました。本当は羽田空港内にある『羽田エクセルホテル東急』に泊まりたいのですが…べらぼうに高いですよね…w

翌日はANA137便出発まで、福岡及び新千歳へ飛ぶジャンボの撮影を行っていました!次回は3月30日、羽田空港編です。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ


コメント(4)|Trackback(0)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« 前ページ   


にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ