飛行機さつえい奮闘記
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2014年07月28(月) ANA1694便 那覇→新千歳12:15→15:30
737-800 JA72AN 座席:26K 那覇SPOT:34 新千歳SPOT:9 高度:41000ft 速度:840km/h 区間マイル:1397mile 金額:36600円(株主優待割引)



日帰り日本一周フライト旅行、二レグ目は那覇空港から一気に新千歳空港へ向かいます!フライトタイムは3時間15分です!…日本を一気に縦断しますが偏西風の影響で意外と早いですw


朝の段階ではANA1694便は38Bからの出発、つまりはオープンスポットからの出発となっていました。
私が那覇空港に到着するとANAからメールが着信、34番スポットへ変更になったとの内容でした。
今回は那覇空港の外に出ていないことから、バスから搭乗機の間で短時間ですが沖縄の風を感じられると思っていましたが、結局一度も沖縄の風を感じることなく離脱することになりそうですw
まぁ沖縄はしょっちゅう来ていますのでw


出発の30分前に34番搭乗口前に到着しましたが、まだ前便のお客さんの降機を行っていました。まだまだ時間がかかると踏んで、33番スポット横で撮影続行します。


12時08分、おなじみの『那覇のラン』を見ながら搭乗開始。定刻まであと7分しかありませんが出発できるのでしょうかw


私を新千歳空港まで一気に運んでくれるのは737-800のJA72AN。小型機では航続距離が気になる所ですが、737-800の航続距離は4500km、そして那覇-新千歳は1400マイル、約2600kmとかなり余裕があります。流石国際線でも使用できる737-800、優秀です。


今回の私の座席は後方右側の26K。遠くにはジンベエジェットの姿も見えます。


機内は前方はそこそこ埋まっているものの後方はガラガラです。私のいる26列目は誰もいないどころか前後の25列目、27列目も空席になっています。那覇から新千歳までのロングフライト、のんびりできそうです。
少ない乗客であっという間に搭乗完了。定刻の12時15分にドアクローズ。しかしアナウンスによると那覇空港は離着陸をする航空機で混み合い、当機は12時30分以降の離陸になるとのこと。
機内は天井から液晶モニターが降りてきて非常時のビデオの放映、そして12時24分プッシュバック開始。
34番スポットからのプッシュバックである為、ターミナル前のC-1誘導路かメイン誘導路であるA-1へフェイス・サウスでのプッシュバック。今回はフェイス・サウスでプッシュバックされました。…なかなかプッシュバックが止まらない…気づいたらE-0をクリアするようにA-0誘導路までプッシュバックされていました。そしてE-0からは着陸したばかりの『ゆめジェット』が。このあと34番スポットに入るゆめジェットのスポットインを邪魔しないように超ロングプッシュバックを行ったようです。
12時30分、ランウェイ36へ向けてタキシング開始。先行には2機ほどの機体がいる模様です。
真横では那覇空港を忙しく離発着する民間機、そして民間機に混じってオーバーヘッドアプローチを行う航空自衛隊のF-15eagleや海上保安庁のDHC-8-Q300、陸上自衛隊のヘリ、さらに報道ヘリ…もうカオス状態です。那覇空港は今日も大忙しです…。
12時45分、ようやく私が搭乗する機体の離陸の順番、ランウェイ36に進入しテイクオフローリング開始。軽々と離陸するも約1000ftでレベルオフ、そして軽くレフトターン。那覇ディパーチャーより上昇の指示があったのでしょう。エンジンの回転数を上げて再度上昇開始。所々ある積乱雲を避けながら進路を北に取ります。


ベルトサインは点灯中ですが、電子機器の使用制限は解除されました。積乱雲を避けながら上昇を続けています。
本来なら6月に公布、7月中旬から施行であった航空機内の電子機器解禁ですが、協議に時間がかかっているそうです。
最近入手した情報によると『年内の解禁を目指している』と変更になっていました。
※さらに最新の情報によると、9月1日から解禁のようです。意外と早かったですね。


ベルトサインが消灯。スカイビジョンが降りてきました。現在の高度は30000ft、本日は41000ftまで高度を上げるようです。

【140728】ANA1694便(那覇⇒新千歳)機内アナウンス・キャプテンアナウンス

チーフパーサーによる機内アナウンスやキャプテンアナウンスを収録しました。全部で10分近くあります。流しながら以降の記事をお読み下さいw


私が座っている26列目の後ろは二人しか座っていませんでした。737でこれほどまでガラガラな機内も珍しいです。ガラガラ過ぎて後方座席はカートでのドリンクサービスではなく、一人ひとりのオーダーを取り、トレーで持ってきて頂く方式になっていましたw


出発前に沖縄そばでも食べようかと思っていましたが、やはりギリギリまで撮影したかったので、機内で食べられるようにお弁当を買っておきました。


大東島の『大東寿司』。サワラに醤油ベースの特製ダレを漬け込んだ漬け寿司です。以前食べてハマりました。美味しいです(^q^)


これがキャプテンアナウンスであったハート型の島、宝島です。


食後はアイスコーヒーでブレイクタイムε-(´∀`*)


右手に屋久島を通過したあたりで見え始めた噴煙を上げる島。こちらは硫黄島です。東京の小笠原の硫黄島とはまた別の島で有人島です。
その昔、ヤマハのリゾートホテルがこの島に作られ、合わせて600mの滑走路と飛行場も作られましたが経営不振によりホテルは閉鎖、飛行場は現在は新中央航空のチャーター便を離発着させる為に存続しているようです。
噴煙をあげていますが、2004年を最後に爆発的噴火は起きておらず、静隠を保っています。


とても見にくいですが、奥の雲で隠れている島は種子島。そして手前の島を縦断する滑走路のようなものが見える島は馬毛島。普天間基地の代替基地として4000m級の滑走路を整備する予定であり、森林を伐採しているようです。
結局普天間基地の代替基地は辺野古になるようなので、こちらの島はどうするのでしょうか。Wikipediaを見てもよくわからないのです。


窓の外をボーっと眺めていたら、突如右下近くを白くて青いモノが飛び出してきて一瞬で通り過ぎました!あの形はANAの737…降りたらフライトレーダーで調べてみよう…!と思い、調べてみました。
予想通りANAの機体だった模様です。福岡から那覇へ向かっているANA489便、JA54AN。私が搭乗している機体は41000ftでの飛行、そしてANA489便は40000ftでの飛行、差は1000ftです!フライトレーダーを見ていても日本の空路は大混雑なのはわかりますが、こうやって実際に近距離で他の機体を見ると驚きますねw


枕崎市上空より九州に入っていきます。眼下には薩摩半島が見えてきました。


そして桜島!噴煙をモクモク上げている光景は圧巻。今年5月には4500mまで噴煙が上がったとのことですが、飛行機の巡航高度までは到底到達しませんねw


大分県上空をパスし、瀬戸内海へ入っていきます。


先行する航空機の飛行機雲。ライトターンをしている様子がわかります。


瀬戸内海あたりは雲が多め。わかりづらいですが尾道や三原の町並みが遠くに見えます。


山陽・山陰を縦断して鳥取付近より日本海へ出ました。京都府の京丹後市付近です。


便名はANAですが、乗務員と機材は子会社であるANA WINGSでの運航です。
ANA WINGSはプロペラ機を運航していることから、機窓を楽しんでいただけるよう、オリジナルの日本地図を配布しています。『翼の王国』の地図と地上を照らし合わせるのもいいですが、このようなデフォルメされた地図で機窓を楽しむのもとても楽しいですw


端っこには頭に葉っぱを付けたエコボンちゃんがいますw
機内はガラガラかつロングフライトであることからか、飛行機好きである私をCAさんはとても気遣ってくださいました。
お話を伺うと担当して頂いたCAさんはANAからの出向でANA WINGSに来ており、過去にはジャンボ機の担当もしていたとのこと。
私のログブックの写真を見てとても懐かしくなりました!と感激されていました。
クルーの方々は名古屋ベースで乗務されており、この日は中部-熊本-那覇-新千歳の3レグ、そして新千歳でステイするとのこと。
便名と時間で表すと
ANA331 (中部08時05分)⇒(熊本09時25分)
ANA1867(熊本10時00分)⇒(那覇11時30分)
ANA1694(那覇12時15分)⇒(新千歳15時30分)
このようになります。
CAさんも出発前の準備などがある為、私と同じ5時頃に起きて出社、ブリーフィングをしていたとのこと。座っているだけでもかなり疲れてしまう機内の中で常に笑顔で接客することはとても体力が必要そうです。改めてCAさんはすごいなぁ…と感じました。


先週訪れた小松空港です。


そして数分後には加賀百万石、金沢の町並みが見えてきました。


能登半島へ続く日本海にある一直線の海岸線。これは千里浜なぎさドライブウェイ。砂浜を走ることができる観光道路です。


先週訪れた西岸駅上空を飛行中。左側は能登島、そして能登半島とつなぐのは能登島大橋。中央は七尾市の町並みも見ることができます。


チーフパーサーがキャンディサービスに訪れて下さいました。ジャンボ機のポストカードまだあったのですね!


この写真の中にヒコーキがいます…。見えますか?


拡大してみましょう。とっさだったので広角レンズしか持っておらず、画像が荒いですが…。大韓航空のジャンボ機です!このように上空では外をよーく見ていると飛行機とすれ違ったりしています。



実はこのフライトでANAプレミアムメンバーステータスの『ブロンズ』を達成したのです。ログブックにそのことを小さく書いておいたら、CAさんより『ブロンズメンバー達成の記念です…!』と、綺麗な包にくるまれたプレゼントを頂きました!
中はキャンディの詰め合わせのようですが…家に帰った今でも開けるのがもったいなくて飾ってありますw
このようなプレゼントはCAさんの心がこもっており、とても嬉しいです。ブロンズメンバー達成のフライトがこの便で、このCAさん方々に担当して頂いて、本当によかったと感じました。


長かったフライトもまもなく終盤。青森県に入りました。


機体は徐々に高度を下げていきます。北海道は高気圧に覆われてよく晴れているようです。


ANAスカイビジョンも『札幌/千歳』の文字が見えてきました。
ベルトサイン点灯10分前、チーフパーサーが最後の挨拶に来て下さいました。
『こうへい様、まもなく着陸でございます。私共にできることは他に何かありますでしょうか?』
最後の最後まで私に気遣ってくださって、とても嬉しく思いました。もちろん私だけに特別に気を遣って下さっている訳ではありません。
機体最後尾にはANAキッズらくのりサービスで搭乗されている小学生の女の子がおり、機内サービスのエプロンを着せて記念撮影をしていたり、機体前方の多くの乗客がいるエリアでも常にCAさんが廻っており、乗客のリクエストに答えていました。乗客が少ないからと言って休憩する訳ではなく、いつも以上のサービスをする、『ANAのCAさん』のプロフェッショナル魂を隙間見ました。

機体はベルトサインを点灯させ、函館市の東側をパス、そして苫小牧市上空から北海道へ入ります。
新千歳空港は北風運用のランウェイ01。苫小牧市からストレートインでのアプローチ。眼下には自機の影が、高度を下げるたびにどんどん大きくなっていきます。
15時45分、新千歳空港ランウェイ01Rにランディング。アイドルリバースで減速し、ランウェイ01Lをクロス、到着スポットである9番スポットまでタキシングします。


15時48分、新千歳空港に到着!那覇空港出発遅れの為、約18分ほど遅れての到着です。


左手にはJALのサムライブルー応援特別塗装機が駐機しています。まだステッカー剥がされていなかったのですねw


ANAらくのりキッズサービスの小学生と一緒にCAさんに連れられて機体前方へw
チーフパーサーに『あと1レグ、頑張ってください!』と励まされ、名残惜しい気分半分で降機します。


那覇から新千歳まで運んでくれた737-800、JA72AN。


この後JA72ANは新千歳-仙台-新千歳-関空と飛び、関空ステイとなったようです。小さい機体で日本の空路を支える働き者ですね。


今回は乗客が少なく、CAさんとも多く話せ、さらに天気が良くて地上もよく見ることができたとても印象深いフライトでした。
先にも書きましたが、このフライトでANAプレミアムペンバーの『ブロンズステータス』達成です!

新千歳空港到着後はその足で展望デッキへ向かい、撮影を行っていました。次回は新千歳空港撮影編です!

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