久しぶりに広告会社の知人とコマーシャル論議
「この前久しぶりに数時間テレビを見ていたけど今のコマーシャル楽しくないね」
「そうですね、それがいま求められてるんですよ」
「もの売りね」
「はい」
「売れるのね」
「そのようですよ」
若人には新商品
年配には薬、健康食品、健康器具
「頻尿なんて言葉初めて知った」
「笑」
「出ている方たちも素人っぽい人が受けるわけね」
「というより素人そのものですね」
「客間に親近感持たせるわけね」
SNSができる年代は、サクサクと注文して通信販売が今は主流
できない年代は電話だ
あの手この手で「もの」を買わせる手法
「あのコマーシャル見ていると、腰が痛い。階段が苦痛、目がかすむ、耳が聞こえない、ということをあえて認識させているわよね」
「アッ大変だ飲もう、つけようということになるんですよ」
「美しさがないね」
「たしかに」
「工夫がないね」
「その通り」
「単刀直入すぎるね」
「だから売れるんです」
「カステラ一番電話が二番三時のおやつは文明堂」
「わっつわっつわーが三つミツワ石鹸」
「いつものやつだ」
「ニッカウヰスキーですね」
「カウンターに座って、バーテンダーにいつものやつ、というでしょう?そうするとニッカのロックが出てくる(笑)」
コマーシャルソングも味があった
そこから作詞家作曲家、また動画を作ってる人は漫画家へ、それぞれの才能を伸ばしていった、コマーシャル業界は逸材を生んでいた
暫く二人でコマーシャルソング歌って日が暮れた
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