KT88 PPアンプのカップリングコンデンサをGUDEMANのオイルコンに交換してから約1か月経過して音も落ち着いてきましたので、予定通り次のコンデンサに変更しました。
今回使用したコンデンサは、前回書きました様に、
Cornell Dubilier(CDE) ポリエステル・フィルム 0.068uF/600V USA
です。CDE(コーネル)製ではBLACK CATと同様に有名です。
ボディは緑色です。
使用前に、いつも通り容量値と抵抗値をテスターで測りました。
容量値は0.071~0.0728uFと定格0.068uFに対して少し大きめでしたが、これは経年で大体大きめに出るとの事。
抵抗値は無限大。
実装したところです。リード線にはテフロンチューブを被せました。緑が目立っています。
さっそく、電源投入して聴いてみました。さて、その音色は?
出音の第一印象は、カップリングコンデンサで、これ程までに音色が違うものかと、改めて驚きです!
今までのGUDEMANとは真反対の音質です。
GUDEMANはしっとりと色気のあるウエットな艶めかしい音でしたが、今回のコーネルPMはドライで丸裸な感じで清潔感あふれるCool Beautyと言った感じです。
レンジ的にも、GUDEMANでも出るべき音は出ていましたが、コーネル(CDE)のPMはそれよりもワイドレンジで張り出してきます。音量を少し絞らなければなりません。今まで聴こえなかった音まで聴こえ、同じ曲を聴いても新たな発見があります。
どちらが良いかは、聴く音楽や好みに依るでしょう。
今回のコーネルPMは、クラシック等綺麗な音楽で大編成のオケには良いでしょう。
ジャズ・ボーカルの場合は、もう少し色気が欲しいところです。
こちらも、暫くエージングして様子を見てみます。尖った音がもう少し丸くなってくれれば。
過去の経験では、フィルムコンの場合、エージングが進むと丸くなるので、今回も多分大丈夫でしょう。
このブログを書きながら聴いていますが、徐々に柔らかくなってきた様に思います。
(追記)
暫く聴いていたら、高域寄りだった音もフラットになり、低域もバリバリ出る様になりました。
少し尖った音も円やかになって来ました。良い感じで鳴っています。
これはエージングで落ち着くまで、それほど時間は必要ないでしょう。
では、今日もCDを1枚紹介しましょう。今日はクラシック・ボーカルです。
歌姫キャサリン・ジェンキンスの「ビリーブ」です。名匠デイヴィッド・フォスターのプロデュース。
聞き覚えのある曲がたくさん入っています。ゲストも豪華。
私はこの人のコンサートを海外で見たことがありますが、絶頂期の素晴らしい歌声でした。名門英国王立音楽院卒業。
ビリーヴ | |
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ワーナーミュージック・ジャパン |