My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

6C33C-B(FOX-BAT)真空管アンプの+B電源のLRch分離

2016-11-13 11:26:24 | 真空管アンプ

前回の6C33C-Bアンプの初段の電源の左右分離に続き、出力段の+B電源の左右分離も行ってみました。

変更前(オリジナル)の回路がこちら。

出力トランス(OPT)に供給するB電源は、左右(Lch、Rch)共通となっていました。

これを抵抗と電解コンデンサを使い、左右で簡単に分離してみました。


変更後の回路がこちらです。

 

抵抗には定番のDALE製NS-2Bの50Ω 3Wを、電解コンデンサには適当な容量/耐圧の物が無かったのでRUBY GOLD 220uF/350Vを使用しました。

このRUBY GOLDはフェンダーのギターアンプでも使われているそうです。知らなかった。

変更後のB電圧は9V低下して、217Vになりましたが仕方ありません。10%以内なので問題ないでしょう。

電解コンデンサは、大きい(φ25x49)のでラグ板を立てて固定しました。

電解コンデンサのグランド側は、出力段6C33Cのカソード抵抗のグランド側に落としました。

改造後の写真がこちらです。 右側の黒いコンデンサがRUBY GOLD。因みに、その下はWestCapのオイルコン。

なんとか空きスペースにぎりぎり収まりました。

 

改造後の音質変化は、案の定、期待通りに左右の音の分離が良くなったため、音像空間が広がり、部屋いっぱいに音が広がる様になりました。

さらに、220uFの電解コンデンサのお陰でしょうか、音が分厚くなり、低音が良く出る様になりました

 

真空管アンプの設計本を読むと、この電源供給方法も定石らしいです。最初にEDさんに指導を頂いた内容の応用です。

私が手元に置いている本は、黒川 先生著作の

はじめての真空管アンプ―回路図の読み方がわかるクラフトオーディオ入門 300Bシングル&6CA7プッシュプルアンプ完全製作

です。私が購入したのは、随分と前ですが、最近になって読み直しています。

とても分かりやすく書いてあります。



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