結論から言うと、これは素晴らしい音です。
今までとは音の情報量、密度が違います。一聴してわかりました。明らかに音質向上しています。
これって本当に35年も前の製品なの?
やっぱ名機ですね。ピックアップのスイングアームCDM-1とTDA1541A DACのスーパーコンビ。
音に厚みが有り、各楽器に実在感があります。
デジタル臭さが後退して長時間にわたって気持ち良く聴けます。
おそらく変換素子の切換が高速になった事で誤差が平滑化され、音の繋がりが滑らかになったのでしょう。
そして変換精度が向上した事で今まで聴こえなかった音まで聴こえ、聴き慣れた楽曲を聴いても今までとは違う雰囲気になっています。
DEMリクロック1.4MHzの音に馴れてきましたので、次に2.8MHz(BCKの2分周)にギアを上げました。
この時の波形。振幅は取れています。
更に音密度が増して実在感も増した様に思います。
TDA1541Aが悲鳴を上げないか心配です。暫く用心して観察します。ご安全に。
さらに5.6MHzも試しましたが、この時は波形の下側の振幅が取れなくて駄目、音質的にも違和感があります。
今回のテストで、CDプレーヤーもまだまだイケるなと思いました。
今やストリーミングの時代ですが、それらには無い魅力が有ります。いずれレコードプレーヤーの様な扱いになるかも?
この音を更に生かすために、オペアンプ出力のカップリングコンデンサにも手を加えました。
これについては次回報告します。