ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2012年10月21日 | 世界心理治療学会アドバイス
☆ 身近な人を大切に
あまり親しくない人や、お店の店員などにはとても愛想が良く、また礼儀
正しいため「あの人は感じの良い人」だと思われている人がいます。
 ところがそんな人でも意外なことに、配偶者や、家族や、親しい友人達
など、自分にとって最も大切な人達には、感謝やお礼や、挨拶もろくにしない
人が実は案外多ものです。実はそんな人は人間関係が良くないため、相談に
訪れることがわたしのカウンセリング・ルームでは普遍的です。
 (つまりソトズラが良い人です)
これはカウンセラー的な見地で捉えると、そうなるのが当然ではないかと
ハッキリ申し上げられる事実です。気心の知れている友人は別としても
(これも限度があることでしょうが)配偶者だから、親子だからと「お早う」
「お休みなさい」などの挨拶もしない。また何かして貰っても当然だとばかり
「有り難う」も言わない。親しい人だからこそ、感謝の気持ちを表すことは
必要であり、快適に生きていくためには欠かせない要素ではないでしょうか。
 
わたしは子育てするときには、子供達に「勉強しなさい」というより
挨拶をキチンとすること。また「有り難う」と「ごめんなさい」はすぐその
場でと厳しくしつけました。ですから家族内では今でも、「ありがとう」が
自然に言うのが当然で、そのためでしょうか、中年になっても、親子間の
付き合いが今でも大変スムーズです。

もしもあなたが前述のようなタイプだとしたら、ぜひ騙されたと思って
身近な人に心配りを大切にしてみてはいかがでしょうか。
すると必ずあなたの周りの雰囲気が変わり、和やかになってくることで
しょう。これはわたし自身の長年の指導経験ですが、このようにアドバイス
をすると、離婚間近だったカップルや、断絶していた親子関係も、自然に
改善されてくるのです。このように今までわたしが直接関わったケースは数知れ
ませんが、人間は感情の動物ですので、身近な人だからこその甘えや、テレが
あるため、初めはかなり勇気が要りますが、ぜひ実行してくださいね。
 しばらく前でしたが、恋愛中のカップルが「自分への愛情表現が不足のため別れた」
ケースをご紹介しましたが、いくら心の中で思っても言葉で表現しないと伝わらない
ことを、シッカリ肝に命じましょう。
「感謝やねぎらい」は、相手に対する思いやりであることをお忘れなく。
 現代ではいくら心で思っても、言葉で表現しなければ、通じないことをシッカリ認識
すべきではないでしょうか。もう一つ申し上げましょう。
家族とスムーズに付き合えない人は、表面的には円満なようでも、実は決して
良好な人間関係が築けません。ですから身近で大切な人ほど、感謝の気持ちを
素直に表わしたいものですね。その方がご自分もきっと気分が良いはずですから。


                           


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