ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2009年03月28日 | 健康
☆ 信じることができない
 K子さんはある公的機関に勤める、38歳独身とても美しい人でしたが
何故か男性運が悪く、結婚願望がありながらなかなかチャンスに恵まれず、
どうすれば結婚できるだろうと相談に訪れました。
 最近同級生だった友人が結婚したことに、大変ショックを受けたことが
よりK子さんを焦燥感に苛まされる原因だったそうです。
 いろいろとお話するときのK子さんは「え!それ本当ですが。信じられ
ない」「そんなこと絶対にできません」「なぜわたしは運が悪いのでしょう。」
「いつもわたしは一人ぼっちなのです」など否定的な言葉ばかりでした。
 生育時に母親に裏切られたことが大きな要因と思えましたが、人を信じる
ことができないことがハッキリ理解できたので、わたしはこう言いました。
「人間関係の基本は信頼関係なので、相手が自分を信用していないと気が
つくと、本心からその人を受け入れることができません。だから良い人間関係
を築くためには、自分が好意を持っている人の言葉は、たとえどんなことでも
一応素直に受け入れることにしてはどうかしら」と。
 
 著書を読んで感銘して訪ねて来たと言う割には、カウンセラーのわたしに
対してでも、そんな猜疑心が見え隠れするのですから、これでは人間関係が
良くないのは当然でしょう。それから性格分析などを元に、その考え方を
プラス方向や肯定的に変えるために、詳しくアドバイスをしました。
 さらに人間関係に欠かすことができない「心の機微などについて」、その
事例を上げながら、具体的に説明しました。
「自信」と言う言葉は自分を信じることですが、それからのK子さんはいつ
の間にか、だんだん猜疑心や、不信感や疑惑を感じる気持ちが少なくなって
話す言葉も、以前とは大分変わり、素直になってきたことを感じられました。
 いくら美しい人でも、猜疑心が強くネガティブな人は、初めはルックスに
魅かれて近づいてきても、相手もだんだん嫌気がさして離れていくのは当然だ
と思います。これは恋愛に限らず、一般的にも誰からも好まれるのは、明るく
素直で、肯定的で、協調的な人ではないでしょうか。
 「自分が人並み以上に美しい」と、ルックスには自信があったK子さんですが
これからは性格美人に変身し、より一層魅力的になってきっと生涯のよりよき
伴侶に恵まれることでしょう。もしも心あたりのある方は、こんな実例を
参考になさって下さいね。

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