ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

素敵な言葉「結晶性知能」

2009年03月19日 | Weblog
   ☆ 欠落していく部分
 学生時代のわたしは暗記力だけはバツグンに良く、試験はほとんど一夜
漬けだったが、それなりの成績は何とかとっていた。
 でも何故か記憶力は、その頃からあまり良くない方だったと思う。
知的な職業は記憶力がないと、絶対に大成はしないと言われるほど重要だ。
 わたしは子育てをしながらいろいろ勉強したが、四十代には以前習ったこと
が思い出せず、前の資料を引っ張り出したり、ノートを改めて見たりしたが
「もう少し記憶力があれば、どんなに良いだろう」と、絶えず思った。
 20歳を過ぎると、脳細胞は毎日約十万個ずつ減っていくそうだが、わたし
は最近は記憶力や、記銘力は無論のこと、理解力も物忘れもひどくなり
さらに注意力まで極端に少なくなったと感じる。

 体は健康でも、脳細胞はどんどん減っているようだが、でも嬉しいことに
年齢とともに増えてくるもの、それが「結晶性知能」だそうだ。
 それは、長年にわたり、学んだり、経験したり、さまざまな情報などから
洞察力、観察力、思考力、感性などが、年齢とともに鋭くなることである。
 ただし何もしないでボーっとしていたら、唯衰えるだけなので、見方を
変えれば、年齢が増すほど、考えたり、感じたりして、頭を使うことが必要
と言えると思う。その点わたしは30代から絶えずいろいろなものを学習したり
見聞したりを欠かしたことはない。だから、たとえ記憶力や記名力が衰えても
「結晶性知能」は、ますます増えてくるはずだと、楽観的に考えている。
そう考えたら、創造性は若いころより劣っていないと気がついた。
 なぜなら、閃いてからすぐに、「60歳代からの心と体のトレーニング」が
完成したからだ。加齢現象から起きる心と体の症状と上手に付き合い、これ
からも指導者として生きていたい、そのためにはいろいろなメンタルな刺激が
必要だ。今日も若い友人達と久し振りで会うが、また良い刺激になるだろう。
 


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