「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

小児医療をより良い方向へ

2008-01-29 07:00:00 | 小児医療
fukudaさんコメントありがとうございます。

***fukudaさんのコメント転載***
県立柏原病院の小児科を守る会http://www.mamorusyounika.com/index.html
というものがあるのを知りました。
もしかしたら、小児科が無くなるかもしれない・・
そのサインをみて、地域のお母さん達が作った会
だそうです。
<3つのスローガン>
・時間外診療をひかえましょう。
・そのためにも、かかりつけ医をもちましょう。
・日頃からお医者さんに「ありがとう」を伝えましょう。
というスローガンをかかげて活動されているそうです。
 感動してしまいました。
 このような活動が私でも、できるかもしれないな、と考えています。
 全国に私と同じように思う人がたくさんいるでしょう。
 この3つのスローガンは、小児科だけにいえることではないと思います&スローガンに書かれている、時間外診療に関しては、私自身も同じように考えていることではありましたが、子供の病気、とくに、まだ1歳未満とかで初めての子だったから、その時は、時間外診療は葛藤するものがありました。
 でも、意識しているのと、そうでないのとでは、違うと思います。
 そして、時間外診療をしなくて済むためには、日ごろから、子供の病気などについて、ある程度の知識が必要、お母さんも自信を持てるように勉強が必要だとは思います。
 だから、守る会でもやってらっしゃるのだけど、先生から「小児科救急のかかり方」についてのお話を聞ける会などを開催されています。
 結局は忙しい医師の先生の力をお借りする部分もあるわけですが、お母さん同士でも、先輩お母さんの子供の病気体験談とか、そういうのでも、いいのかなぁ、とか。
****転載終わり****

 小児科医不足、小児科救急体制の不備、小児がん・難病患者の医療体制、小児がん・難病患者の在宅医療などなど、小児科医療を取り巻く環境は、課題が山積みです。
 fukudaさんのコメントにあります問題提起、問題解決に向けたご提案、特に、子どもの病気の勉強会や病気体験談の語りの場を作ること等、非常にありがたく思っています。
 そして、もし、小児科医不足により、小児科を廃止の可能性がある病院があった場合、まさに県立柏原病院の小児科を守る会のような動きがあれば、なんとか持ちこたえることができると思います。
 私自身も、何かお役に立てることがございましたら、やりますので、お気軽にお声をお掛けください。
 中央区の小児科医の先生方や聖路加国際病院小児科の先生方とも定期的に会合を持っています。実際、それら先生方と協力して、小児平日準夜間救急(診療日:平日月~金、診療時間:午後19時~22時)を聖路加国際病院の場を借りて行っています。その先生方にもご協力願えることがあるやもしれません。
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1 コメント

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Unknown (fukuda)
2008-01-30 01:30:05
ありがとうございます
具体的にどんな風にしたらいいかなぁ~というのが
まだモヤモヤっとしていますが
まずは、周りのお母さんに話してみたり
保育園の先生などにも相談してみようかな~と
考えています。
私は、まずは、最初は、「ありがとう」活動から始めてみたいな、と思っています。
それと、調べてみると、やはり別の地域でも、
守る会や育てる会など同じような活動をされている方が全国にいらっしゃるということが判りました。
その節は、きっとお力やお知恵をお借りすることになるかと思いますので、よろしくお願い致します。
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