「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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足立区新田学園(小中一貫教育校)を本日視察、多くの学びをいただきました。

2024-01-10 17:35:52 | 教育

 小中一貫教育校である足立区新田学園を本日会派で視察させていただきました。
 同校は、1ー4年及び小学校特別支援学級が第二校舎、5−9年(7−9年は、中学1−3年に相当)及び中学生特別支援学級が第一校舎で別々の校舎で子どもたちが学びを行っています。
 4−5体制と呼ばせていただきます。

 中央区も開校前ではありますが、晴海西小学校・同中学校の入る校舎が教室数不足が予測され、そのため、晴海西小学校分校の開設が計画されています。

 当初の予定通り、晴海東小学校を開設なら、私は、それでよいと思っています。

 しかし、子ども達が、現状の中央区の計画でいくなら、分校に1−3年生、本校に4−6年生、中学1−3年生となって学ぶこととなります。
 3−3−3体制です。
 小中一貫ではなく、一つの校舎に、小学校と中学校のふたつの学校が入ります。

 新田学園では、第二校舎では、4年生が最高学年ゆえ、とても成長するそうです。第一校舎では、6年生でも最高学年になれませんが、しかし、中学生らを見て学び、非常に成長するといいます。
 結果、あがっていった子ども達は、中学卒業して、成績においても上位高校へ進学していくということです。
 運動会も、校舎で別です。第一校舎は、中学生らと運動会をします。

 第一校舎と第二校舎の距離は直線にして、200m程度です。非常に近く、そう頻繁ではありませんが、児童が歩いて移動することもあるそうです。

 第二校舎には、中庭のようなものはありますが、校庭は、離れたところにつくっており、バスで送り迎えをし、養護教諭を離れたところにも配置しています。

 中央区が考えねばならないことは、離れすぎた二つの校舎を分校というには、新田学園のように校舎が近くなく、新田学園が大丈夫だからということは、理由にならないということ。
 また、学年の分け方も、小学4年までとするか、小学3年生までとするかは、雲泥の差があり、このままでの分け方は、非常に校長が苦労するであろうことが考えられます。

 新田学園は、一人の校長、4人の副校長(小学籍3人、中学籍1人)となっています。
 100人ほどの教員を管理職のチームワークでまとめています。

 クラブ活動は、中学生の活動に小学生が参加することも可能。

 視察の当初の目的ではありませんが、
 ⚫️足立区全校図書館司書配置、親御さん等による図書ボランテイアの存在

 ⚫️日本語教室

 ⚫️クラス担任を同じ学年の担任で交代ローテーションしている学年がある、教員からの提案

 なども、学ばせていただきました。

 以上

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