アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

グミの木

2018-05-25 14:52:31 | Weblog
 25日も東日本、西日本では暑さが続いていますね。東北の仙台でも真夏日になったようですが、東京は練馬で27度を超えたものの予報ほどは上がらず、ワタシには我慢が出来ないほどの暑さではありませんでした。5月にしては季節外れの気温と言えるでしょうが、そんな日が多かったので身体の方も少し慣れてきたのでしょうか。それとも歳のせいで鈍くなっているのかな(笑)。風もあって散歩も楽でした。そして、懐かしい木に出合いました。田舎の方に住んでいた子供のころには当たり前に目にし、実も食べていたグミの木です。

 グミって知ってる?と聞けば今時の若い人たちはあの菓子のことと答えるでしょうねぇ。そうではなくて木の実なんです(写真)。ちょっと楕円形に近い小さなさくらんぼのような赤い実をつけるグミの木はそれほど大きくはありません。首都圏では自生している所はないと言いますから、見かけた木は植えたのでしょう。ちっちゃな実は熟すと食べられ、ちょっぴり渋みも残りますが甘くておいしいんです。皮がとても薄いのでそのまま口に含み、種をプッと吐き捨てたものです。果実樹として栽培されている所はほとんどないので、店に出回ることはないようです。ビタミンEやベータカロチンなどをたっぷり含んでいるのでもったいないですね。耐寒性がありどこでも栽培できるので、果実樹として栽培してくれるところがあるといいのですが…。
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ザクロの花

2018-05-24 16:07:23 | Weblog
 赤い花なら曼珠沙華…なんて歌がありましたが(古いねぇ、昭和世代ってことがすぐわかるなぁ)、あれは秋に咲く彼岸花のことで、今咲いている真っ赤な花はザクロです。彼岸花に負けず劣らず遠くからでも目に染みる赤い花です。都会ではあまり目にする機会もないと思われる木のひとつですが、練馬辺りではまだ所々で見かけます。花より実の方がよく知られている植物ですね。花は開ききるまではタコさんウィンナーのような面白い形をしています。西洋の花言葉では「円熟した優雅さ」というそうです。

 西南アジアの原産で日本には10~11世紀に中国から渡来したといいます。果実は丸い形で秋に熟すと赤く硬い外皮が不規則に裂け、赤く透明な果肉の粒が無数に現れますが、スーパーなどでも売っていることがありますのでご覧になったことがあるでしょう。売られているのは外国産の輸入もので、国内で採れるものより大きいのが特徴です。子供のころはよく食べたものですが、果肉ひとつひとつに種子があり、小さいですので食べるというより甘酸っぱい汁を吸うといった感じでしょうか。今はジュースも売っているようですね。種(タネ)がいっぱいなので、アジアでは昔から豊穣、子孫繁栄のシンボルとされたそうです。
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この花何ぁ~んだ!

2018-05-23 15:35:33 | Weblog
 23日は予報通り関東にも雨がやってきました。昼前にちらつき始め、弱い雨でしたが、気温は朝から上がらず東京も22度くらいでしたから、前日より5度以上も低く涼しくなりました。涼しいより肌寒いと感じた人も多かったかもしれません。雨の前の散歩で見たこの花、ご存知ですか?あまり見かけないけど、ジャガイモの花に似ているが違うなぁとか、ナスにも似ているなぁと思った人もいるでしょうね。生えているのは畑ではなく、言ってみれば雑草のくくりに入るかな。正解はワルナスビという“けったいな”名の草です。アメリカ原産のナス科の外来種です。地下茎であっという間に繁茂し、除草剤も効きにくいうえ有毒という厄介な植物で、日本を始め世界に広がる帰化植物だそうです。

 家畜が食べると中毒死することもあるそうで、このためこんな名前が付けられたといいます。英語でも悪魔のトマトと呼ばれているそうです。国内で初めて見つかったのは明治39年で、千葉県の御料牧場で日本植物学の父、牧野富太郎博士に発見され、命名されたそうです。どうして持ち込まれたのか不明ですが、今では全国に広がっているといいます。耕運機などを使って裁断しても千切れた地下茎のひとつひとつから芽が出て再生すると言いますから困りますね。小さい赤い実が生りますが、プチトマトに似ているからと誤って食べることは決してないように。毒ですから。要注意外来生物に指定されていますが、有効な駆除方法はないものですかねぇ。
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紫陽花の開花も早いよね

2018-05-22 15:43:30 | Weblog
 ちょっと暑いけどカラッとした過ごしやすい天気が続いていますね。22日は東京も都心も練馬も27度を超えましたが、明日は低気圧の接近で午後からは雨になるようで、気温も21度くらいまでしか上がらないそうです。着るものも一日違いで変わりますねえ。あちらこちらでアジサイが咲いています。今年はサクラに始まり次々に春の花が例年より早く開花しましたが、アジサイもいつもなら6月頃から咲き始める花ですのでずいぶん早いです。どちらかというと、晴天より雨の方がよく似合う花で、梅雨時の鬱陶しさを忘れさせてくれるのですが、カンカン照りなのにもう咲いてますものね。

 アジサイは日本原産の花で、ガクアジサイがもともと自生していたといいます。ガクアジサイは写真のように萼(がく=植物用語で花弁の付け根の小さい部分をいいます)が大きく発達した装飾花が、花序の周りを縁取るように並び、額縁を思わせることから額アジサイとも呼ばれます。本当の花は真ん中の小さな粒々が集まったところです。多く見られるまぁるく咲いた花はガクアジサイが変化したもので「手まり咲き」と呼ばれます。すべてが装飾花で小さな点のような部分が花なんですよ。ヨーロッパやアメリカなどでも観賞用に栽培され、多くの品種がつくりだされていますが、ヨーロッパで品種改良されたものをセイヨウアジサイといいます。花の色は青、紫、ピンク、白などいろいろありますが、土壌の性質により変わるみたいですね。また、きれいな花ですが有毒ですので取扱いには注意が必要です。

 ところで関東地方の梅雨入りはいつごろになるのか、気になりますが東京管区気象台の予報では6月8日ごろになりそうとのことです。まだ、だいぶ先ですね。
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夏になり赤から緑に…ノムラカエデ

2018-05-21 15:16:13 | Weblog
 21日は全国的に良い天気になりましたね。北から南まで晴れマークがそろい、気温も上がり夏日の所が多く北海道地方もあちらこちらで20度を超え、初夏の風の爽やかな一日でした。この日は二十四節気の小満(しょうまん)です。立夏から数えて15日目頃、陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ちあふれる時期です。暑さも加わり、麦の穂が育ち、山の草木が実をつけ始め、田植えの準備を始める頃でもあります。出始めた麦の穂を見て「順調に育っている」とホッとし、少し満足したことから小満と言われるようになったとの説もあります。要は、過ごしやすい、いい季節を迎えたということでしょうか。

 季節の花も色鮮やかに咲きそろい、気持ちにもゆとりが出てきます。つい一か月前には新緑の中に紅葉した葉が人目を引いていたノムラカエデは、夏を迎えて深緑色に変わりつつあります。写真は大泉中央公園のノムラカエデで、同じ所から撮ったのですが明らかに色が変わっています。春の新芽が赤く、夏場は緑に、秋にはまた紅葉するという面白い木です。秋の葉は紅葉というよりは紫紅色のちょっとくたびれた感じの色ですが、大紅葉(オオモミジ)の園芸品種で江戸時代から武蔵野の古称で知られた伝統的な品種だそうです。
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