壮大な宇宙ドラマが間もなく完結を迎えようとしています。7年に渡って宇宙空間を旅していた日本の小惑星探査機「はやぶさ」が13日、地球に帰還、小惑星「イトカワ」で採取した表面の砂などのサンプルの入ったカプセルをオーストラリアに着地させる予定です。
「はやぶさ」は宇宙科学研究所(SAS)が2003年5月9日に打ち上げた探査機で、火星と木星の間にある小惑星のひとつに着陸させ、惑星表面のサンプルを採取、それを地球に持ち帰ろうという壮大なプログラムに挑みました。宇宙ロケットは大抵は化学燃料を噴射させて推進力を得て飛行しますが、はやぶさは電気推進のイオンエンジンという新しいタイプのエンジンの実証をしながらの旅でした。打ち上げ直後から4台あるエンジンの1台がトラブルに見舞われながらも05年に地球から3億㌔離れた小惑星「イトカワ」に無事到達、着陸してサンプルの採取に成功しました。
予定通りなら07年には地球に戻るはずでしたが、05年帰路の途中またトラブルが発生4台のエンジンのうち3台が停止するという最悪のアクシデントに見舞われました。地上の技術陣が必死に問題解決に取り組み、地上からの指令で動かない2台のエンジンを組み合わせて1台分の推力を確保するという離れ業に成功、予定より3年遅れで地球への軌道に乗せることが出来たのです。今月3日、3回目の軌道修正を行い、まっすぐ地球に向かっています。この時の地球からの距離は約450万㌔、時速18000㎞で飛行を続けています。カット写真は月探査船「かぐや」が月に向かう折に地球から11万㌔付近で搭載していたNHKのハイビジョンカメラが撮影した地球ですが、はやぶさも間もなくこんな地球が見えることでしょう。
「はやぶさ」は宇宙科学研究所(SAS)が2003年5月9日に打ち上げた探査機で、火星と木星の間にある小惑星のひとつに着陸させ、惑星表面のサンプルを採取、それを地球に持ち帰ろうという壮大なプログラムに挑みました。宇宙ロケットは大抵は化学燃料を噴射させて推進力を得て飛行しますが、はやぶさは電気推進のイオンエンジンという新しいタイプのエンジンの実証をしながらの旅でした。打ち上げ直後から4台あるエンジンの1台がトラブルに見舞われながらも05年に地球から3億㌔離れた小惑星「イトカワ」に無事到達、着陸してサンプルの採取に成功しました。
予定通りなら07年には地球に戻るはずでしたが、05年帰路の途中またトラブルが発生4台のエンジンのうち3台が停止するという最悪のアクシデントに見舞われました。地上の技術陣が必死に問題解決に取り組み、地上からの指令で動かない2台のエンジンを組み合わせて1台分の推力を確保するという離れ業に成功、予定より3年遅れで地球への軌道に乗せることが出来たのです。今月3日、3回目の軌道修正を行い、まっすぐ地球に向かっています。この時の地球からの距離は約450万㌔、時速18000㎞で飛行を続けています。カット写真は月探査船「かぐや」が月に向かう折に地球から11万㌔付近で搭載していたNHKのハイビジョンカメラが撮影した地球ですが、はやぶさも間もなくこんな地球が見えることでしょう。
カプセルが無事回収されて、太陽系生成の謎が少しでも解明されるのに役立つといいですね。
壮大なプロジェクトなのですね。アルさんの記事を読んでいるだけでワクワクしています。
それにしても「かぐや」から見た地球の美しい事!「はやぶさ」からの映像が楽しみです。
こんな美しい地球を大切にしたいですね^^