アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

春の妖精 ユキワリイチゲ

2014-03-12 16:28:40 | Weblog
 やっと暖かさが…12日は西日本から東日本にかけては気温が上がり、春本番のような陽気になりましたね。北陸地方では春一番が吹いたそうで、東京・練馬では午後2時には17.4度と久しぶりに15度を超えました。このところ天気は良くても気温はそれほど上がらず風の冷たい日が多く、3月中旬とは思えない寒さが続いていましたが、これだけ暖かくなると散歩も軽装で足取りも軽くなります。東大泉の牧野記念庭園では、開きそうでなかなか開かなかったユキワリイチゲがやっと咲きました。陽射しがないと開花しないのですが、これまでは日が照っていても冬のような寒さもありずっとつぼみのままで縮こまってましたが、たっぷりの陽射しと暖かさで見ごろになりました。

 ユキワリイチゲは西日本に多く見られる早春を代表する花のひとつで、この後咲きだすカタクリと並んでスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる直径4㌢ほどの可憐な花です。花は白に薄っすらと紫や青をひいたようで、上品な色合いは待ちに待った春を実感します。実は、花弁に見えるのは萼片なんだそうです。漢字で書くと雪割り一花、一華ともいいますが、一つの茎に一輪の花が咲くイチリンソウです。この時期にしか見られない妖精に会うために訪れた人も多く、カメラを構えていました。庭園ではこれからアマナやサクラに歩調を合わせるようにカタクリなどが開花を迎え艶やかさを増します。

 せっかくの春なのに13日は低気圧の通過により大雨の荒れた天気になりそうで、雨の後また気温が下がるといいます。ちょっと落ち着きがない天気ですが、それでもこれまでのように真冬並みの寒さではなさそうですから季節は着実に春に向かっているといえるでしょうね。
コメント (2)
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