イチリンソウ

　昨日は東日本は春の嵐が吹き荒れ大変だったですね。東京でも海に近い所ほど強風と大雨だったようですが、２３区でも内陸部にあたる練馬ではテレビの映像で見るほどではなく、お昼近くには少し風が強かったものの散歩に出かけられるほどでした。４月３日は悪天の特異日だそうで、昨年も大荒れの天気だったしその前の年も曇りでしたからなるほどね。特異日とは、ある特定に日に、その前後の日に比べ、偶然とは思われないほど多く、ある気象状態が現れることで、反対に晴れの特異日もあるそうです。明けた４日は前日の悪天がうそのように朝から好天に恵まれ、一気に夏が来たような暑い一日になりましたね。

　満開から半月近くにもなるというのにまだ頑張って咲いているサクラも多いのにびっくりです。雨上がりの爽やかな天気に誘われ石神井公園を歩いてみましたが、結構サクラは残っていて、それも葉桜ではなくしっかりしたのもありました。野草観察園では春の花が今盛りで、イチリンソウも咲き始めました。ニリンソウもだいぶ前から咲いていますが、こちらはニリンソウより花が大き目なので区別できます。ひとつの茎に一輪の花をつけるので一輪草といいますが、純白の小さな花は本格的な春の訪れを告げているかのようです。カタクリなどと同じように夏の初めには地上から消えてしまうスプリングエフェメラルの一種です。