春を告げる可憐な花、カタクリもそろそろ終りになりましたが、花のあとに小さな実をつけていました。開花中は何度か訪れますが、花の終わった頃は行かなくなるので実を見たのは初めてです。カタクリも実をつけるんだとびっくりしましたが、考えてみれば不思議でもなんでもないですよね。
もう少し経つと実は熟して割れ、種子が姿を現すのだそうです。黄褐色の小さな種の一端にはアリを誘引するエライオソームという物質が含まれており、アリたちは種を巣まで運ぶといいます。アリはエライオソームを含む部分だけを食べますが、残った種子は発芽する力をまだ蓄えているので増えると考えられているようです。こうした植物をアリ散布植物といい、ほかにもあるそうです。
もう少し経つと実は熟して割れ、種子が姿を現すのだそうです。黄褐色の小さな種の一端にはアリを誘引するエライオソームという物質が含まれており、アリたちは種を巣まで運ぶといいます。アリはエライオソームを含む部分だけを食べますが、残った種子は発芽する力をまだ蓄えているので増えると考えられているようです。こうした植物をアリ散布植物といい、ほかにもあるそうです。