波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思い付くままに  「続々術後所感」

2013-10-28 11:05:25 | Weblog
3年前に「老人会」を通じて交わりを持ち、その会も年々減るところとなり今年の3月ともって止む無く解散となった。解散後も交わりを続けた三人のうちの一人が6月末の胃カメラ検査で「初期胃がん」を告げられ手術を受けた。手術は順調に終わり健康を取り戻し再び三人だけの食事会、健康ランド入浴など、楽しい交わりの時間を続けていた。
8月の末に手術を受けた彼が家族旅行で出かけ、半月程会う機会がなかった。
旅行から帰宅後顔を見せないので聞いてみると腰の痛みと食事が出来なくなり、取りあえず近所の病院で様子を見てもらうことになり、診察を受けた。すると「脱水症」と言われ
点滴治療を数日続けているうちに膀胱不調を訴えるようになり、大病院の泌尿科へ回され検査の結果、膀胱手術を受けることになり、9月にその手術も無事に終わった。
所がその頃から再び食事がとれなくなり、見舞いに行っても8月の時よりも一段と衰弱しているのがはっきりしていた。
其の後も病院での検査は続いたが、定かな病名も診断も聞かされなかった。確かなことは
この3か月のうちにすっかり体力が落ち、自力での生活が出来なくなった事である。
数少ない知人であり、友人でもある。同世代となると無関心でもいられず時間があれば
彼を励まし慰めてきたつもりだった。それは他人事ではなく「もし自分が彼の立場だったら」と言う思いもいつもあったことでもあった。だから彼の健康状態の推移は参考になることも多く、自戒の実態でもあったからだ。
悲観的な見方は不遜でもあり、個人的にもしたくはないが、年齢(80歳)から考えてもどこまで回復するか、あまり期待もできない気もして心が痛むのだが、これからのことは
何とも言えない状態が続いている。(現在神経内科)
そしてそれ故にこそ現在自分が健康であり、恵みの内にあることを改めて感謝するとともに大切に生かされている日々を大切にしたいと思うのである。
現在も入院中で、リハビリの訓練で自活への見通しを検査しながら様子を見ている状態が続いている。高齢化に伴う問題は様々だが、交わりを通して助け合い、励ましあうことが大きな効果をもたらすことも少しわかった気がしている。

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