J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

岩手県釜石港~浄土ヶ浜、鵜の巣断崖、龍泉洞

2009年11月20日 | ツアー旅行
前日、釜石港を見下ろすホテルの窓から「日の出」を撮影した。
この日は好天に恵まれ早朝から雲が多少在る物の天気に恵まれた。




前日には内陸部「厳美渓」を見たが奥州「平泉」等は見学せず、今回は海岸に沿って「陸中海岸」を行く。
最初は「浄土ヶ浜」。
この辺りの岩石は石英を含む岩で、浜全体が明るい。
海底も白っぽい為海水の透明度がより引き立つ。


        

丁度この日「アワビ漁」が解禁になり、地元の漁師さんがアワビ漁をして居る姿が沢山見られた。
浄土ヶ浜の小さな港に漁師さん達が漁を終えて、漁船を浜に引き上げる姿を見ていました。
話を聞くと、朝6時半に漁に出て上がってきた所で、沢山の「アワビ」を上げていました。



ツアーはこれから遊覧船にて、海上から浄土ヶ浜を観光しました。
写真は「夫婦岩」と呼ばれる岩でしょうか、此所はウミネコの繁殖地にも成って居るようでこの上に営巣でもするのでしょうか。




遊覧船が出港すると、カモメ達が寄って来ます。ガイドさんの話ではカモメも慣れていて「餌づけ」同様の感じで船内でカモメの餌やりの為の「餌」を販売して居ました。
船上では大騒ぎで手持ちで餌を持っていると、上空からカモメが餌を狙って上手取って行きます。海面に落ちた餌なども素早く取ります。
カモメも生きる為に必死なんでしょうね~
でも、これで良いのかな?・・・・・・と感じる場面でもあります。

港に帰港する時には海面に「エチゼンクラゲ」などが浮遊して居るのが見られ始めてみましたが、可成り大型のクラゲでこれが漁の網に入ると大変だと云うのが判ります。

昼食の後。ツアーのバスは国道45号線に戻り「鵜の巣断崖」へと向かいます。




写真は鵜の巣断崖の入り口付近の松林ですが、三陸海岸特有の景色らしく、断崖の上はこの様な松林が続き見事な景観を作っています。

国道45号線は今も道路としては難所で勾配が10%と云う急勾配が有ります。
この辺りは陸の孤島とも云われこの国道の開通によって、地元の方が随分と助かったのでは無いかと思います。
もう少し先の「田野畑村」では江戸末期、日本最大規模の百姓一揆が起こっています。
リアス式海岸地帯の為深く切れ込んだV字谷は人を寄せ付けない厳しさが在り今のように道路や交通の発達する以前は、道路を造る事もまま成らず。
気候の厳しさや地形の厳しさから、大変な「地」で在ったと想像されます。
又、山間部からいきなり海となりこの地方は今でも酪農と漁業が盛んで、そうした産物を運ぶ為の旧国道や廃道になった道などが、時折見られます。

タイトルの写真にあるこの断崖は海岸沿いに遊歩道も在るようで「真木沢海岸」と云い、人力で海岸の岩にトンネルを掘った場所などがあります。
高さ200mにも及ぶ断崖の下を歩くのも良いかも知れません。



展望台外れの方へ行くと、深く切れ込んだV字谷を見下ろすことが出来。
紅葉が見事でした。この日は午後に成って仕舞った為、日がかげり太陽に輝く紅葉は見られませんでしたが、こうしたV字谷は至る所にあり道路を造る事が容易でない事が伺えます。

ツアーはこの後国道45号線を戻り、今夜の宿泊場所岩泉の「龍泉洞」へと向かいます。
「龍泉洞」は日本三大鍾乳洞の一つと云われているようですが、此所の地底湖は神秘的です。
「龍泉洞」内部の写真はツアー旅行の為、ゆっくりと三脚を構えて撮影する事が出来ずよい写真は撮れません、かろうじて何枚か撮りましたが三脚なしではブレた写真ばかりでどうも満足の行く絵は無しです。







宮城県仙台~厳美渓、気仙沼・・・

2009年11月08日 | ツアー旅行
まずツアー一行は仙台で新幹線を降り、東北自動車道を北上して一関インターから、一気に厳美渓まで直行します。





厳美渓に到着し僅かな時間ながら紅葉の残る厳美渓見学となりました。
厳美渓を見渡せる橋(天工橋)からの撮影ですが、上流側に岩畳が有り、そちらに観光客が集中し下流側で人が立てる場所があまり無く下流側の方が静かな感じです。
上の写真、左側は岩畳から上流部、右上は橋から下流方向右下は橋から上流方向です。





ツアーのバスは厳美渓から国道284号線通称気仙沼街道を通り気仙沼で昼食です。
この日は祭日で気仙沼漁港は閑散としていました。
ここで遅めの昼食後僅かな時間、漁港を見て回りましたが人気の無い漁港は寂しい物でカモメの姿も在りませんでした。




気仙沼から国道45号線に入りいよいよ、ここから三陸海岸観光の始まりです。
唐桑半島にある、巨釜と半蔵は隣り合わせで一体の物ですが、ここは三陸海岸の「陸前」と言われる地帯でリアス式海岸の景勝地。
この日は天気も良く海岸線もクッキリと見え多少雲が在る物の写真撮影には好条件です。
海も穏やかで、数年前に此所を訪れた時は小雨が降るような天気でしたが矢張り好天の時の方が良い。
数年前に訪れた時の「Blog記事」です。この時は未だ複数の写真の掲載が出来ませんでした。




写真の説明は省略しますが、これからこの三陸沿岸はこの様な景色が続きます。
三陸海岸と云っても「陸前」「陸中」「陸奥」と有り。それぞれ異なる顔を見せてくれます。




上の写真は唐桑半島から更に北上して岩手県に入り大船渡市にある「碁石海岸」此所の岩場は天然記念物に指定されていて岩石など採取する事は禁じられています。
黒色粘板岩で砕かれた石が「碁石」の様な形で有る事からの命名と思います。




唐桑半島と似たような景色ですが海岸線に出る手前の松林なども海岸以上に素晴らしい景色で中々ロマンチックです。
写真右一番下は「乱暴谷」(らんぼうや)と言われる場所で波の浸食であけられた穴に海水が入り込む際に雷のような音がする事から付けられた名のようです。

この後、バスは国道45号線沿いに釜石市へと向かい釜石港泊となります。