J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

東北 月山~鳥海山~栗駒山 No3(最終編)

2014年07月30日 | ハイキング・山登り
東北 月山~鳥海山~栗駒山 No1
東北 月山~鳥海山~栗駒山 No2

タイトルの写真は「田沢湖」、朝8:00宿を出発、昼食の弁当を仕入れる為に田沢湖畔ドライブインに立ち寄った時に撮ったもので、今日もバスの中で昼食だ。そして相変わらず天気が悪い。こうした天候の時は田沢湖の湖面の色もさえない。まだ朝も早いせいか人影もない。


田沢湖畔のレストランに植えられていた「キキョウ」が目を引いたので撮ってみました。



最初のトレッキングは「抱返り渓谷」から始まる、ここの渓谷は往復60分ほどの歩きだ。
渓谷沿いの道を歩く、専門のガイドさんは居無い。



入り口に「抱返神社」があり上の写真中央右の赤い鉄橋を渡って渓谷沿いを歩く。



写真が入り口の「抱返神社」で無人です。鳥居をくぐった左手には「神楽堂」らしき建物がありますが祭礼の時に「神楽」の奉納でもあるのでしょうか?


写真は渓谷中腹に付けられた道から下を撮ったところで水がエメラルドグリーンに見える。



写真のように道は緩やかに渓谷に沿って登っていますが、登山道のような急な場所はありません。


写真のようにつり橋なども幾つかあります。



途中、所々にこうした看板がありますがこの場所が「誓願寺」と名づけられていますが?・・・・



写真は一番奥の「回願の滝」(みかえり)で、この先は通行止めになっています。この滝が一番の名勝だそうです。


次にバスに戻り2時間ほどかけて「子安峡大噴湯」へ行きます。途中バスの中で昼食です、このツアー中すべて昼食はバスの中でした。
さて「子安峡大噴湯」はすでに栗駒山系に入っていますが、田沢湖から角館街道を秋田自動車道「大曲IC」から入り、秋田湯沢ICで降ります。「稲庭うどん」の名産地「湯沢」の街中を抜け国道398号線を走ります。写真は「子安峡大噴湯」の入り口駐車場です。


写真は駐車場入り口から60mほど急な階段を谷底に下り、そこから沢に沿って少し歩きます。その途中の階段から撮ったものです。


写真のように沢に沿って歩くと川底には「温泉」が湧き出ています。



写真が「子安峡大噴湯」で、この温泉の噴出温度は98度もあるそうで、写真中央下が噴出の基で勢い良く出ています。蒸気に当たっても熱くはありませんが、温泉の流れに手を付けたらかなり熱くやけどしそうです。冬場は水蒸気がモウモウでさぞ凄い事だろうと思います。


「子安峡大噴湯」からバスに戻り国道398号線を少し走り次に、国道342号線に入り「栗駒山」の麓にある「須川温泉」に立ち寄り食後の温泉入浴としゃれ込みます。
写真はその途中のバスの車窓から「栗駒山系」を撮った所で、写真には写っていませんが2008年6月14日に起こった「 岩手・宮城内陸地震」で大規模な地滑りが起こりました。主に宮城県側の「荒砥沢ダム」付近の地すべりが酷くかなりの被害を出しました。
国道342号線は秋田県側に付けられている為に地すべりやがけ崩れの被害はあまり目立ちませんが、それでも山々の谷筋などに崩れた後が散見されました。


同じく車窓からですが栗駒山がすっぽりと雲に隠れてしまって居ます。何しろ凄い土砂降りがあったりしました。


写真は「須川温泉」手前の湿原地帯ですが温泉施設からもこの湿原が良く見えます。



そして写真は須川温泉で昼の温泉に浸かってのんびりした後、次に「厳美渓」を散策しますが、私達は以前に何回も厳美渓には立ち寄っていますし見るべきものもこの天候ではあまり無く、散策はせず。厳美渓入り口の「ガラスの館」内をうろうろしていました。

本日の日程は「厳美渓」で散策終了して、一関ICから東北自動車道を使い「仙台駅」へ直行します。そこから東北新幹線で東京駅まででこのツアー旅行は終了します。 梅雨時でもあり天候には恵まれませんでしたがトレッキング中にほとんど雨降りに遭わずに済みましたが青空を見ることはありませんでした。












東北 月山~鳥海山~栗駒山 No2

2014年07月24日 | ハイキング・山登り
前回の「月山」のBlog記事→ 東北 月山~鳥海山~栗駒山 No1
東北 月山~鳥海山~栗駒山 No3(最終編)

タイトルの写真は「鳥海山獅子ヶ花湿原」に在る「あがりこ大王」と名の付いた「ブナ」の木で樹齢300年以上、幹回り7.6m樹高25mと看板に表示されていました。
ここの「ブナ林」一帯にあるブナの樹形は「異形」で通常ブナは幹が一本真っ直ぐに育ちますが、ここのブナは殆どが「あがりこ大王」同様 「異形」です。
此は何百年に渡る人間の活動によりこの様な樹形と成った物です。その原因は燃料の「炭」を取る為め、雪がある時期に顔を出しているブナの枝を切り炭の原料にします。しかし木を伐採するのでは無く生かせて行く為に幹を残します。どの木も丁度1,5m程の所から上が枝分かれしています。これは雪が積もった位置に相当します。雪のある時期に重い材料を運ぶにはソリを使うのです。その結果が「異形」のブナ林と成りました。以上森林ガイドさんの話でした。


写真は本日のメイン「獅子ヶ花湿原トレッキング」の為め「鳴子温泉」から「鳥海山」へ向かう途中バスの車窓から「鳥海山」を撮った物ですがご覧の様に相変わらずガスの中です。
「鳴子温泉」から「鳥海山」へは国道47号線を戻り酒田付近から国道345号線を通り日本海側へ出て国道7号線を北上「象潟」(きさかた)から「鳥海山」の北側を回り込み「獅子ヶ花湿原」へ進路を取ります。延々と数時間バスに乗り続けます。全くバスに乗る為に来た感じです・・・・・・


写真は「獅子ヶ花湿原」へ直行するのでは無くその手前に「元滝伏流水」に立ち寄ります。
朝「鳴子温泉」を出発したのが8:00時、ここへ到着したのが11:30分、なんてこった!
そこで地元のネイチャーガイドさんの案内でA、B二班に分けられ「元滝伏流水」をトレッキング、その途中撮った「ミヤマトラノオ」ま~この花は何処でも見かけますが、トラノオ種類は多く種類を特定するのは難しい。



この写真は「ヤグルマソウ」でこの草花もよく見かける。



伏流水から流れ出る沢で川霧が発生していました。



トレッキングルートは杉林と沢沿いの道が続きます。




写真はレンズが曇っている訳ではありません、沢霧が発生している様(さま)です。
「元滝伏流水」で水量が豊富な滝です。



「元滝伏流水」を見た後、戻ります。写真はここで伏流水を飲む為に休憩です。
ツアーのメンバーと真ん中の女性はバスガイドさん。



滝を見てしまったら、後は見るべき物が無く戻る道すがら、植物の写真を撮りました。
写真は「ヤマブキショウマ」ショウマ類も種類が多く、何処でも見られます。




この花は「キツネノボタン」此も何処でも見られます。標高も低い為、高山植物は無いようです。



この写真は「ヤマユリ」この花も国道沿いに割と見られました。写真は未だ開花して居ませんがもう少し標高が低い場所では開花して居ました。


さて、又バスに戻り今度は本日のメイン「獅子が花湿原」へ向かいます。
写真は駐車場にあった案内図看板で2時間程掛けてトレッキングします。ガイドさんは先程の「元滝伏流水」と同じガイドさんでA、B2班に分かれてトレッキングします。


写真は「姥ユリ」の蕾で、この場所に咲く「姥ユリ」は蕾が一つで通常の「姥ユリ」とは少し違うようです。ビジターセンターから少し奥へ入った所で大規模が群落がありました。


コースの雰囲気は写真の様な感じで、殆ど「木道」上を歩きます。



写真はタイトル写真「あがりこ大王」の手前に在った「燭台」と名の付いたブナの木です。
立派なブナ林ですが殆どが「異形」をして居ます。案内表記には「奇形」と書いてあります。しかしガイドさんの話では「奇形」と云うのもおかしい、そこでこのBlogでは「異形」と云う表現を踏襲しています。


写真は至る所に生えている「ホオの木」、以前にもBlogに書きましたが朴の木と栃の木の区別が結構面倒です。


写真は「ナラの木」本来「炭」にする材料は「ナラ」が一番良いのですが、この地方では余り育たないらしく「ブナ」が炭の材料になる、ブナは人間が利用するには使い道が限られ材料としては余り使えない。
ブナという漢字は「木」偏に「無」と書く(機種依存文字のため表記無し)要するに人間にとって使い道が余り無いとされてきた。


写真は「炭焼き窯」前出の様に何百年に渡ってブナの木で「炭」を焼いてきたのですが、その釜が数カ所残っているようです。現在ではここが国の天然記念物に指定されていますので人間の手を加える事は許されませんが、この地域で24所余り跡が確認されているようです。


写真は鳥海山の伏流水の流れ、冷たく水量も多く美味しい水でした。



写真は「鳥海マリモ」で、丸くなっている訳ではありませんがこの藻は浮いています。
この少し上流側では「皇太子殿下」が見学に訪れたという場所に看板が有り「殿下」がトレッキングに来てくれたおかげで、木道が整備されたとガイドさんが言っていました。


本日のメインである、鳥海山獅子ヶ花湿原トレッキングも終わり、これから今晩の宿泊地「田沢湖高原温泉郷」方面へ行きます。「象潟」(きさかた)方面へ一端戻り日本海東北自動車道へ入り秋田自動車道へ出て大曲ICで降ります。そこから国道105号線を北上して「田沢湖高原温泉郷」向かいます。又延々とバスに乗ります。。。。。。。。

最終日の「栗駒山系」方面は次回  
東北 月山~鳥海山~栗駒山 No3 で紹介します。
宜しく。



























東北 月山~鳥海山~栗駒山 No1

2014年07月21日 | ハイキング・山登り
東北 月山~鳥海山~栗駒山 No2
東北 月山~鳥海山~栗駒山 No3(最終編)
タイトル写真は月山八合目駐車場から「参籠所」(山小屋)を通り過ぎ「弥陀ヶ原」湿原地帯から月山方面の写真を撮りましたが写真に写っているのが山頂かどうか解りません。

月山登山道方面と湿原地帯周回コースの分岐から左に折れ「遊歩道」湿地帯木道から僅かな間ガスが上がり見えた山頂方面です。終始ガスが掛かっていて時たまこの時に撮る事が出来ました。


今回歩いた「弥陀ヶ原湿原」の地図です。赤線が歩行路その他草花を撮った場所に適当に青色で書き込みを入れました。


2014/07/17 東京駅8:28発、郡山駅行き(なすの253号)。郡山着10:01分。ここからバスに乗り換え「月山8合目駐車場」に直行する。写真は「郡山駅」。

東京駅で今日の昼食である各自「弁当」等を買い込んで、郡山からのバスの中で昼食となる。
なにせ、バスに乗っている時間がやたらと長い・・・・・・・
今回はトレッキング主体のツアー旅行なので一般的な建物や神社仏閣、博物館等の見学は無く観光と言う感じでは無く、かなり歩く時間が長い。


写真は途中「六十里越街道」から月山方面を撮った所ですがあいにくの天候で山頂は全く見えず。梅雨時でも在り、仕方が無いのですが「弥陀ヶ原湿原」トレッキングはそれなりの成果と諦めました。


写真は「弥陀ヶ原湿原」月山山頂方面と湿原遊歩道方面との分岐でこの手前10分程に「参籠所」が在ります。昨年このBlog記事にも書きましたが「月山8合目駐車場」からこの「参籠所」まで歩きました。


湿原地帯ですので主に植物の写真を中心に載せます。
この写真は「チングルマ」で、すでにこの場所では花が終わっていました。


写真は比較の為に開花して居る写真を撮りました。此は木道を下って行き標高が若干低く近くに残雪が残る様な比較的気温が低い場所に咲いていた「チングルマ」の花です。
上の写真とずいぶん様子が違い、同じチングルマとは思えません。



写真は「トキソウ」で蘭科の植物で背丈は20cmぐらいでしょうか。風が強くぶれない様に撮影するのに一苦労でした。「チングルマ」の近くに咲いていた物です。



写真は「ワタスゲ」、此も「トキソウ」の近くでこの場所だけに咲いていました。
尾瀬沼の様に大群落では無いのですが、それでも白い綿を着けた姿は目立ちます。



写真は「地塘」に咲く「コウホネ」で未だ咲き始めの様です。この周回コース東側の外れドンズまりの場所で、多くの「地塘」の中で、此所だけに咲いているようでした。




写真は「ニッコウキスゲ」至る所に咲いていましたが、大規模な群落とまでは行かないようです。風が強く花が揺れてぶれない様に撮影するのに一苦労。



写真は「ヨツバシオガマ」です。






写真は「水芭蕉」、栄養の少ない高層湿原では全体的に小ぶりでこの花も10センチ程の背丈です。下の写真は雪解け水の流れに沿って「水芭蕉」が咲いている様子です。



写真は「モウセンゴケ」、「地塘」の脇に群生している。最初の方の地図で示しましたが「地塘」が沢山有り、ゆっくりと時間を掛けて観たい所ですが、ツアーで有る事から時間的制約があり此所での滞在時間は60分程。

幸い雨は降りませんでしたが青い空に映える「月山山頂」を見る事が出来ず残念でした。
今月末にもう一度「月山」に行く予定ですが、今度は登山として山頂を目指します。





「弥陀ヶ原湿原」を散策した後、六十里越街道を「羽黒山」まで戻り国道47号線に出て、今日の宿泊場所「鳴子温泉」へ向かいます。

写真は途中休憩で立ち寄った「古口」道の駅の観光マップと「最上川」の流れ、前日までかなり大雨が降ったようで、濁った上に水量も多く、荒れていました。

この道は昨年来た時と同じルートで、今回はバスでの移動です。
ツアー旅行と言うのはバス移動と乗車時間がやたらと長いのが困る。自分で運転しないので楽ですが・・・・・・・
また、今回なぜ「鳴子温泉」まで行くのか?お客としてはかなり疑問が残るところ。
次の日に「鳥海山獅子ヶ鼻湿原」へ行くために又同じ道を戻るのだ!
旅行社の営業の都合と思いますがなんだかな~

翌日は「鳥海山獅子ヶ鼻湿原」トレッキングです。
その模様は 「東北 月山~鳥海山~栗駒山 No2」としてBlog記事にしますので宜しくです。