J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

長野県安曇野「満願寺」を訪ねる

2011年09月16日 | ドライブ・旅行
タイトルの写真は「満願寺」参道入り口に在る「微妙橋」この橋を渡ると「三途の川」を渡る事に成るそうで橋の裏側に「経文」(陀羅尼)が書いてあるそうだ。
日本三霊橋のひとつで(満願寺微妙橋、高野山無妙橋、越中立山無明橋)安曇野市の有形文化財に指定されている。



写真はその参道入り口の全景で、写っていませんが写真右手奥に参道が有り、六地蔵が迎えてくれる、写真左手の「堂」は地蔵堂で此の脇を左手方向に登って行く。
つまり、参道から入り「六地蔵」をお参りして「微妙橋」を渡り「地蔵堂」の前を通り更に参道を行く!



「満願寺」が作られたのは弘治2年(1556年)らしい・・・・
安曇野平野の西の端に有り、北アルプス「常念岳」の麓に位置する此のお寺は由緒ある寺院で村はずれの山寺と言った趣です。
写真からも判る様に「信州二十六番札所」と成って居て真言宗豊山派の寺院です



つまり、上の写真。参道から入り「六地蔵」をお参りして「微妙橋」を渡り「地蔵堂」の前を通り「賽の河原」と言われる地蔵が乱立する前を通り過ぎ更に参道を行く!



「微妙橋」を渡って振り返ると見事な彫刻が施された橋が浮かび上がる。
これで「極楽浄土」への切符を手にした事になるのかナ~・・・・
この橋は明治39年(1906年)に木曽福島の大工瀬川伊勢松氏によって再建されました。



参道の坂道と階段を上って行くと鬱蒼とした杉林の中で苔むした参道が続く。
確か階段は178段と、思ったが・・・・・・



やがて「仁王門」が出てくる、此所まで来ると本堂も近い。
残念ながら仁王像の撮影はしていません。



「仁王門」をくぐり鍵の手に登ると鐘楼が見えて来た。
手前に「手水舎」が有り、私としては珍しく儀式に乗っ取り手を清め口をすすぎ。柄杓を洗い清め・・・・・・一連の動作を執ってみた!
ついでに鐘を突きたかったが、そこまでの勇気は無かった!



そして「本堂」此の本堂の左脇に「魔尼車」が在った。
「魔尼車」とは、般若心経が書いてあり経筒に軽く手をあてて左に回すと、般若心経を一回唱える事になる、誠に便利な理屈で、チベット仏教の寺院によく見られます。
その時「ギャーテイギャーテイハーラーギャーテイハーラーソーギャーテイボージーソワカー」と経文を唱える・・・・・と説明文には書いて在りました。
本堂内には入りませんでしたが、中には「曼荼羅絵」が有り極楽、地獄などの絵が在ります。
今回、私には珍しく、お賽銭と線香を手向けました・・・・・・



「本堂」手前には「聖天堂」が有り。此の建物は「微妙橋」を再建した木曽福島の大工瀬川伊勢松氏によって明治39年(1906年)に建てられました。
唐破風等には繊細な彫刻で堂内聖天尊「大聖歓喜自在天」とも呼ばれ、財宝、和合の神インド仏教から伝わった様で、天井には「龍」が描かれていました。



本堂の左手の方には「弘法大師銅像」、真言宗の開祖(空海)が有りました。



満願寺は「ツツジの庭園」で有名らしく、季節には沢山の人が訪れるそうな・・・・・
残念ながら今は、見るべき花が何も無く「ツツジ庭園」の「東屋」がひっそりとたたずんでいました。



庫裏を回り込んで「ツツジ庭園」を降りて行くと「蓮池」に出ます。
寺院の裏手に成り参道を通らずに、下へ降りる道が付いていますが、私達はもう一度山門へ戻り来た表参道を戻りました。

この安曇野の一日は天候が悪く、時折雨がパラパラと落ちる様な天気で北アルプスの山々及び「常念岳」は全く姿を見せる事が無く残念でした。








山梨県「国師ヶ岳」を登る

2011年09月09日 | ハイキング・山登り
タイトルの写真は「前国師岳」から南方面「南アルプス方面」を撮影した。
一番右から左へ「甲斐駒ヶ岳」中央が「北岳、間ノ岳、農鳥岳」「赤石岳」等。

勝沼インターから塩山、クリスタルラインから川上牧丘林道、大弛峠迄は43キロ有り東京方面からは中央高速道を走っている時間より長い位だ。
大弛峠から長野県側に行ける道が在るが、未舗装で荒れた道で現在通行止めに成って居る此の駐車場に車を止めて「国師ヶ岳」に登る、丁度「峠」なので右方面が「国師ヶ岳」左方面が「金峰山」方面。



この日、現地に到着したのは10時半ほど、すでに駐車場は満杯状態、何とか奥の方の未舗装道路の端に車を止めた。
時間的に「金峰山」方面の往復はムリなので、「国師ヶ岳」に登る頂上までは1時間強で行ける「大弛峠」自体の標高が2,360mと高地に有り、国師ヶ岳2,592mで僅かな距離で山頂まで行ける。



駐車場の脇の「登山道入り口」を歩き始めると直ぐに「大弛小屋」に出くわす。
小屋の脇を通り抜けると、そこはシラビソの原生林帯で、良く整備された「木道」が入り交じった登山道を急登する。



写真の木道を行くとやがて「夢の庭園」の分岐が出てくるが、国師ヶ岳方面の道と上の方で合流する。
どちら方面の道を行っても同じようなものですが、景色の良いのは「夢の庭園」方面です。



写真の様なシラビソの原生林が続く、何が「夢」なのかさっぱり判りませんが兎に角「夢の庭園」方面を行く。南斜面で明るく急傾斜の登山道は木道の階段となっていて歩き安い、周りは「シャクナゲとハイマツ」で時折ナナカマドが生えている。



岩場が多くなる頃には周りの景色の見通しがよく成って来た、写真は「金峰山」方向を撮したもので中央左のとんがり岩が「金峰山」。右のピークが「朝日岳」です。
「金峰山」を往復すると4時間以上掛かるので、次回はもっと早く自宅を出発しないといけない様だ。



写真は尾根筋に出てほんの少し行くと「前国師岳」のピークに出る。



写真右奥が目指す「北奥千丈岳」左手は「国師ヶ岳」のピークです。



「前国師岳」から左手方面を見ると「甲武信ヶ岳」に続く稜線が間近に見える、此所から「甲武信ヶ岳」へ行くには丸一日コースで縦走路となる。昔「東沢渓谷」から「甲武信ヶ岳」に登った事が在るが、帰路には「西沢渓谷」に降りる事も出来る。



写真は北奥千丈岳から「国師ヶ岳」方面を撮影した。写真右の岩場が「国師ヶ岳」これから北奥千丈岳を降りて此の「国師ヶ岳」方面へ行く。



北奥千丈岳を降りて分岐に戻り「国師ヶ岳」方面へ行くと、写真の様な「シラビソ原生林」の中の登山道を歩く、この辺りは緩やかな上り下りで楽だ!



10分程歩くと「国師ヶ岳」と続く。丁度此の山頂付近で「昼食」に良い時間となった。しばし休憩!



山頂から富士山がクッキリと見えた、富士山の左手は丹沢方面、手前には「三つ峠」も見えます。他に大菩薩嶺、八ヶ岳、妙義山、等が見えた。



写真は「鼓川温泉」(つつみがわ)「国師ヶ岳」からの下山は30分チョットで登りの半分程で「大弛峠」に着いてしまった。
今日は、時間的に短時間登山で順調なハイキングだったので、温泉に入る時間が取れた!
そこで近場の温泉を探した所、帰り道「乙女高原」近くに「鼓川温泉」が在ったので寄る事にした。



小さな温泉施設だが泉質はアルカリ単純温泉で、露天風呂も完備されている。
源泉100%掛け流しで湯温は40度程で、ぬるめの湯だった。
3時間券500円で、中に食堂なども有りゆっくり出来る。山梨市営で塩山近くにも同じ様な温泉施設が在る。

今回の山行は高速道路を降りてからの道中が長く、そのぶん標高の高い所まで行けたので結果的に「楽」する事が出来ました。こうした場所はそれ程多くないので、高齢者にとっては格好の場所です。しかし標高2,500m以上在りますので、充分な準備が必要です。