J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

山梨県都留市「今倉山」を登る

2013年02月21日 | ハイキング・山登り
タイトルの写真は「今倉山」山頂間近で撮影した物で「道坂峠」から登った場合富士山が木に邪魔されずに見られるのはこの辺りしか無いようです。山頂から稜線を行き東峰、西峰とピークを超して「赤岩」まで行かないと富士山の雄大な展望は無理のようです。




登山口は道坂トンネル手前に有りこの両側に数台程駐車スペースが有りました。下山した時、駐車場には付近の工事関係車両が駐車して居ましたが他県の者が駐車しても大丈夫のようです。
午前8時15分登山開始、登山中終始ドーン、ドーンと大きな音がしてましたが何の工事か判りませんが発破の爆発音でしょうか?




初っぱなからアイゼンを付けカッパを着込んで出発、ふかふかの雪で写真の所で積雪が20センチ程在りそう。木々に昨日降った雪がへばり付き枝が重そうに垂れ下がって踏み跡も無い、登山道は非常に歩きにくく、枝にちょっとでも触れると頭上から雪がバラバラと落ちて来て頭が真っ白に成るほど雪が落ちる。襟首などに雪が入り込み冷たい・・・・・・




20分程急登を登ると「道坂峠」に着く。写真左手が「今倉山」方向、右手が「御正体山」方面への分岐です。写真でも判る様に「今倉山」方向への尾根道は可成り急登でふかふか雪はアイゼンも良く効きません。




写真の様にトレース跡が無く半ばラッセル気味に歩くので結構キツイ。
この斜面は南側なので下山の時ぐしゃぐしゃに溶けて滑って転びそうに成りながら降りて来ました。




写真は急傾斜の登山道を振り返って写した物で、写真では傾斜が判りませんが結構急登です。
積雪も標高が上がるにつれて次第に多くなります。




稜線も近くなり木々の切れ目から漸く遠景が望める様に成り「今倉山」山頂も近い事が判ります。
手前の山は「御正体山」今まで雲が次々に沸き上がり隠れていましたが偶然見えました。




写真は「今倉山」(1,470.3m)山頂手前からの写真で左手方向に行くと「二十六夜山」(にじゅうろくやさん)右方面は「唐沢尾根」を歩き「菜畑山」(なばたけうら)方面。午前10時15分着
今回は「二十六夜山」方面へ向かいます。。。。。。。




「今倉山」山頂から進路を左に取り此所から「稜線歩き」となりますが、雪が次第に深くなり吹きだまりの様な場所では1mを超すようです。「今倉山」山頂は別名「東峰」と言われているようですが写真の場所から下り次に「西峰」のピークを登ります。




稜線の深雪を搔き分けて歩き、第二のピーク「西峰」と言われる「御座入山」の山頂です。
展望は悪く夏場は殆ど展望が無いと言っても良いでしょう。この先暫く歩きましたが「赤岩」方面へ行には鞍部の分岐点「西ヶ原」へ一端急降下して又登り返しますが、「赤岩」を往復して、この積雪とコース不案内で下山路をバラジマ沢方面にする事は危ないので、此所から元来た道を引き返します。
景色と展望が良いのは「赤岩」で残念ですが・・・・・




「御座入山」の山頂付近から北方向に木々の間からかろうじて山並みが見えます。
写真真ん中の山はどうやら「雲取山」らしいのですがハッキリ判りません。




写真は登って来た道ですが結構急な道で写真の様に積雪が結構有ります。
登りより下りの方に気を遣いました。




一端「今倉山」山頂(東峰)へ戻り山頂で昼食のパンを食べて簡単な食事で済ませます。
カップラーメン等を持ってきましたが、ベンチも無く雪の上で休憩する場所も無いので仕方有りません、切り株に腰掛けて濡れない様にします。日差しが強く暖かいのですが、場所に寄っては北側から冷たい風が吹いて来て寒いです。
写真は登って来た時真っ白だった「道坂峠」で、下りの時(12時時点)ではご覧の様に南向きの尾根道の雪は溶けかかり登りの時と全く様子が違っていました。
べちゃべちゃな雪道と急な下り、所々地面が出て居ますがうっかり足を着くとアイゼンも効かず滑ります。
雪玉がアイゼンにくっついて歩きにくく「チェーン・スパイク」形のアイゼンは爪が小さいのでこんな時は不利です。
雪玉対策が付された10本爪位のアイゼンが欲しい位でした。




12時15分無事下山完了。写真で赤い車が駐車して居る所にスペースが有りましたが作業用の車が駐車して居ました。私の車は反対側の方へ駐車です。
今回コースタイムは全体的に遅れ気味でしたが、「道坂峠」からは尾根道の直登ルートでふかふか雪でアイゼンの効きも悪く慎重に登りました。




写真は帰りに寄った「いやしの湯」。「道坂峠」の県道24号線(都留道志線)を10キロほど行った所に「道志の湯」が有り立ち寄ったのですが、この日は休館日という看板が出ており諦めて国道413号線(道志道)へ出て、のんびりと一般道を走り相模湖ICから中央高速道に入るつもりでした。所が青根地区に新たに出来たらしい「いやしの湯」を見付け、早速入る事にしました。
今回は車での移動でしたので、アルコールはなし此所で遅めの昼食にラーメンを食べました。
2013/02/22 7:40 「いやしの湯」リンク追加修正







奥多摩「笹尾根縦走」西原峠~浅間峠迄

2013年02月01日 | ハイキング・山登り
タイトルの写真は「西原峠」から30分程歩いた辺りの開けた場所で撮した富士山です。
「西原峠」へいきなり出て「槙寄山」方面へは「三頭山」方向へ行のですがピークを登るのも面倒なので西原峠から尾根道を東に向かって歩きます。「数馬峠」辺りまでは下り気味の緩やかな稜線ですが、次第にアップダウンが出て来て終盤になるとホントかよ!と思う位にたいそうなアップダウンを繰り返します。稜線づたいの積雪は深い所で30センチ程2/3程が雪道です。幾つもの峠と三角点の有る頂上を通り過ぎる縦走路に成ります西原峠~浅間峠迄は結構歩き甲斐のあるコースと思いました。




「数馬」手前のバス停「仲の平」で下車して檜原街道(県道206号線)を数馬方面へ数十メートル歩くと斜め左11時方向の道を行く、と「南橋」と言う秋川に掛かる橋を渡る。やがて村の中の道をジグザグに登って行く、民家の軒先をかすめる様に登山道と成り村全体が見渡せる様に成る「槙寄山」への登山道だ。




写真は広葉樹林帯の道でバリンバリンに凍っていますが時間的に早いせいか溶けては居ませんさらさら雪混じりで滑る事は無くアイゼン無しで登りは大丈夫でした。この後「数馬峠」辺りまでアイゼンは付けませんでした。




途中「国定忠治が遠見した木」と云う案内表示が有り、「ホントカナ?」なんだか場違いな感じでした。




右手方向には「三頭山」「御前山」がよく見えました「三頭山」へは「西原峠」からは2時間程で行けるようですがこれも稜線を見るとアップダウンが激しそうで大変そう。




写真は「西原峠」で、此所までほぼコースタイム通り来ました。南方面からの光を受けて雪が溶けていますがこの日は無風で暖かくここから暫く穏やかな尾根道が続きます。こうした道では快調に歩け時間短縮が出来ます。




途中「笹ヶタワ峰」を通り過ぎ「数馬峠」迄来ました。途中南方向が開けた場所では「富士山」の展望が有りこの辺りまでは割と遠くが見渡せます。




写真は「数馬峠」で200mmのズームレンズ撮った富士山です。時間は9時半頃でこの後数時間もすると水蒸気の多いい白っぽい写真しか撮れませんでした。




写真は「笛吹峠」(うずしきとうげ)を越えて「丸山」へ向かう巻き道の分岐です。この辺りへ来ると南斜面は檜の植林帯が多くなり次第に見晴らしが悪くなります。




写真は「小棡峠」(こゆずりとうげ)で。この時点で11時48分結構速いペースで推移して居ます。
これまでに人に逢う事は無く静かな山歩きです。このコースは結構時間を食いますのでバスの時間との関係で余りゆっくりして居られません。




写真は次の「日原峠」へ向かう途中に在る「土俵岳」への道、南斜面が檜の植林に被われている為日当たりが悪く雪が余り溶けていません。この辺りまで来ると可成りのアップダウンを越えます。すでにアイゼンを付けていますが、踏み跡もシッカリしていて道に迷う事は有りませんが下り道ではアイゼンが無いと無理です。



写真は「土俵岳」山頂、と云っても変哲も無い平坦地で標識もただの案内板と言った感じです。この「笹尾根」全体の感じがこの様な物で巻き道も少なく何処がピークなのか判別が難しい位でした。



写真は昼食の特性野菜入りのインスタントラーメン、昼食休憩に良いベンチの有る場所は無いかと歩くうちに見晴らしが全くきかない尾根道なので諦め、時間的にも13時近く登山道の脇の日だまりで適当に休憩しました。
写真がピンぼけですがカメラの設定が変わってしまって老眼と乱視でファインダーを見ているのでそれを気づかず、下山して漸く気が付くと云う失態をやらかしました。おかげでこれ以降の写真はピンぼけばかり・・・・・・・




昼食時間も30分程で切り上げ(ひ当たりと言っても気温が氷点下なので寒い)最後の峠「浅間峠」へ向かいます。
途中初めて人に逢いました。女性二人ずれですが、この時間から(すでに1時半を越えています)は土俵岳辺りから、或いはその先の笛吹峠から「人里」(へんぼり)へ降りる位しか無いだろうと思いました。この時期は日暮れが早く山の中は早く暗くなります、寒さも急激に来ます。地元の人とは思えない感じでした。




漸く最後の「峠」「浅間峠」です。
ピンぼけの写真で申し訳ないのですが、最後に来てこの様な「東屋」が有りました。全般的にこの「笹尾根」は見晴らしが悪く夏場などは木陰に隠れて展望は全く無いと言っても良い感じです。西原峠から数馬峠辺りまでがハイライトコースでその後は樹林帯のアップダウンの多いきついコースと云う感じでした。




漸く下山です。写真は県道33号線へ出た所で、此所から「檜原街道」の「上川乗」バス停までは500m程、北斜面の木陰なのでバリバリに凍って居ました。




写真は「上川乗バス停」14時50分到着下山完了。この後15時14分のバスに乗り武蔵五日市まで行きます。今回も割とハイペースで歩きましたが登りはやはり遅めで下りが割と早い。浅間峠から少しでアイゼンを外しましたが、所々凍結していて2回程転びそうになりました。此所の「上川乗バス停」裏に駐車場が有り一日5百円で駐車出来ますが、当初、車を此所へ駐車して「仲の平」までバスで行き此所へ下山しようと考えていました、そうする事で近くの「数馬の湯」でゆっくり温泉へ浸かりながら・・・・・・と思って居たのですが。バスと電車ではそうも行かず帰り道に温泉へ寄ると、バスの便の調整が面倒で、結局何処へも寄らず自宅へ直帰しました。
車での山行と公共交通機関利用とどちらが良いか悩み所です。
で、最後の至福の時間は無しでした!

続編 奥多摩「笹尾根縦走」浅間峠~生藤山~和田峠迄 2015-12-06 日 追加修正