J-Blueの雑記帳(近場を歩く)

此のBlogを雑記帳代わりにと始めました。最近はハイキング・旅行等の写真を中心に記録性を高めた内容と編集にして居ます。

岐阜県「西穂山荘~西穂独標」登山

2016年07月30日 | アルプス登山
タイトル写真は「独標」へ続く稜線のガレ場で振り向いて「西穂山荘」方面を撮った所、北斜面からドンドンガスがわき上がり終始晴れる事は無かった。稜線左側は上高地。荷揚げのヘリが盛んに飛んでいた。

今回は2泊3日で 「新穂高温泉」へ連泊し、界隈を見て回ろうと言う所から始まった。予定では前日に「独標」へ登るつもりでしたが、天候が悪く1日後にずらした。
雨が降らなかったが2,000m付近から上は終始ガスの中でした、雨降りは無く遠望は殆ど有りませんでしたが久々の岩山の3,000mクラス登山でした。



今回歩いた地図です。新穂高ロープウェーで「西穂高口」まで行き、そこから登山開始です。
家族3人で行きます。途中息子は岩場を登るのは無理なので「西穂山荘」に息子を待たせ、夫婦2人で「独標」(2,701m)を往復します。



写真は新穂高ロープウェー駐車場から見える北アルプスのガスに隠れた山々。午前9.00発のロープウェーで出発。第一ロープウェー到着駅鍋平高原「しらかば平駅」で若干の食料のパンを買い求める。





第一ロープウェーの駅(白樺平)方向を撮影した所です。そこから更に第二ロープウェーに乗り「千石平」へ行きます。千石平にも「園地」が有り周辺を廻るだけでも結構面白い。標高も2,156m有りますので高山植物などが豊富に見られます。



写真は登り9:00発のロープウェー・ゴンドラ内の写真でこの時間、人は未だまばらでした。




西穂高口ロープウェーの駅で可成り記入が面倒な登山届けを出し、9:40分出発します。




園地内の木道などを歩き「登山口」に出ます。ここから先は一般観光客はご遠慮下さい・・・
と言うような看板が立っています。熊の生息地域にもなっています・・・・・・



写真は登山口から30分程歩いた所です。尾根筋はガスって何も見えませんが森林限界前の登山道はガスも無くスッキリした感じで快適に歩けました。



10:54分「西穂山荘」(2,360m)着、昭文社の地図コースタイムより若干早めの到着でした。写真の多くの方々は下山の人が多くここの小屋に泊まり早朝「独標」(2,701m)まで往復した物と思われます。



さて私達はこれから「独標」(2,701m)へ向かいます。息子はこれから先険しい岩場が続くと思われますので、小屋番の方に話をして小屋の中に待機させて頂く事にしました。



稜線はご覧のようにガスって何も見えない感じです。左手方向(北側)からガスがわき上がり時折視界が悪くなる程度で登山ルートは見えるので不安は無い。



「西穂山荘」から15分程で「西穂・丸山」(2,452m)へ到達。南側の上高地のバス停などは見えますが西穂高岳などの稜線は全く展望不可です。



コガネギク?




やがて登山道はガレ場になり歩きにくくなる、ガレ場が結構長い。




タイトルと同じ写真ですが、途中振り向いてみると稜線の南側と北側で雲の湧き方が違うのが判る。



トウヤクリンドウ




イワギキョウ(紫の花)とイワツメクサ(白い花)実際にはイワギキョウの紫がもっと鮮やか、岩場の急登ですぐ目の前に見えるのでホッとする。



相変わらずガスって居ますが「独標」のピークへの登りはすぐそこです。




この写真のガスで薄くなっていますが「独標」頂上です。山頂直下の登山道で小学生の団体が下って来てすれ違いにずいぶん時間が掛かりました。



オンタデ




写真が団体が降りてくる所、30人位が連続で来るので足場の良い所で小休止と言った所。




やっと「独標」(2,701m)ピーク。狭い山頂に2団体程居たらしいのですが、可成りごった返した模様。写真の様に展望は殆ど無い、長居は無用なので私達は5分程で降りる事にしました。



写真は「独標」から先の登山道を撮った所ですが、ここから岩場を上り下りします。写真の方達は西穂高岳方面から来た方達で「独標」は西穂高岳から11峰目となりいわゆるジャンダルム等で可成りの体力が必要そうだ。この歳になるともう無理と思わざるを得ない。
天候が良ければ360度見渡せ絶景と思いますが稜線は全て雲の中!
しかしここまで来られたという感慨もあり満足。12時35分山頂を後にします。



険しい岩場を下りホッとした所で南斜面に見えたお花畑、黄色いのはオタカラコウ。




ヤマハハコ




上高地が又見えた!




これから下山する登山道も見える。




「西穂山荘」の荷揚げのヘリが何回も荷下ろしを試みるが、気流が悪いらしく上手く行かず5~6回チャレンジしていたが遂に諦めた模様。



漸く「丸山」近くまで降りてきた。「西穂山荘」迄はもうすぐ!




13時40分、昼食らしき物も殆ど持ってこなかったので山荘で遅めの昼食にします。
ラーメン\900、高い所で調理する為お湯の温度が低いので麺が少し生っぽい、ま~仕方ない!
重い食料や水を持たない分楽をしたのだから・・・・・・



オオバミゾホオズキ 西穂山荘すぐ側にありました。




キヌガサソウ。花が終わった後の様です。




ゴゼンタチバナ




西穂高口ロープウェーへ向け下り道も急な下りから、アップダウンが出て来て最後の登りを一踏ん張りすると西穂高口ロープウェー駅です。丁度コースタイム通り1時間でした。



オオカメノキ、花は終わったようです。

この後ギリギリで15時15分発のロープウェーに乗り15時35分下山完了!
新穂高温泉「ひがくの湯」に入ります。



新穂高温泉「ひがくの湯」から見える「錫杖岳」ガスに隠れてしまっていますが、山水画の世界を堪能しながら露天風呂に浸かるのは、何とも言えず優雅でした。
ここの露天風呂「登山の湯」は塀で囲まれた施設内を裸で50m位離れた露天風呂(男湯)まで歩きます。。。。おぉ~ワイルド!

17時00分あまりユックリしていられないので帰路を急ぎます。
途中高速道のSAで夕食を取り21時40分自宅着となりました。






秋田県「鳥海山」登山

2016年07月19日 | ハイキング・山登り
タイトルは「賽の河原」から「御浜神社」方面を撮った所。

群馬県「館林」に集合した後H氏のマイカーで「鉾立登山口」まで行く。7時45分頃出発。
本来の集合時間は7時13分だったが私が電車に乗り遅れた為30分程出発が遅れた。

登山口到着14時05分。支度をした後登山届けを提出して歩き始める。
「鉾立登山口」から1時間20分程。コースタイム通りで来た。この日は登山口から雨具を着用で歩く事に成った。私は折りたたみ傘を使用して、風が無い事から快適に歩けた。
他のメンバーはカッパを着たが結果的に30分程でカッパを脱ぐ事に成る。
今回のメンバーは男4人女1人、ベテラン揃いの山行です。



重く垂れ込めた曇り空。鉾立登山口から登り「御浜小屋」で宿泊、翌日雨の為私がここから撤退して、他のメンバーは荒神ヶ岳「新山」(2,236m)山頂迄行き、鉾立登山口で待ち合わせ合流する。
いずれも往復登山、標高1,500m付近から上部は終始雲の中で雨の荒れ模様の天候でした。
他のメンバーには申し訳ないが「御浜小屋」から先は結構厳しそうで、無理に行く事でメンバーの足を引っ張る事もはばかれる。
景色などの写真を撮るのも難しく、私は「御浜小屋」から下山がてらゆっくりと花の写真などを撮りながら降りました。



鉾立登山口にある案内板、この右手にある登山届け場所で届けを出し登山開始14時21分。



写真は登山口から5分程登った「展望所」を過ぎた所にあったヨツバヒヨドリ、未だ開花前なのでひっそりとしていた。



登山道は緩やかで石の階段状になっていてとても整備されている。下りの時に多少気を付ければ快適な登山道だ。



石の階段状の左右に割と見られる「イワカガミ」。今回天候が悪く風景の写真は余りなく、結果的に高山植物の写真が多くなってしまった。



写真は花の終わった、ショウジョウバカマ




写真はニッコウキスゲ。今が一番盛りの時らしくそこここに群落が見られた。




ガスが押し寄せてくる中にも雲の切れ目を逃さずシャッターを切る、ニッコウキスゲの黄色が目に浸みる様な感じだ。



写真はベニバナイチゴと思われますが正確には解りません。




上の写真と別の個体ですが、花が終わりやがて実を付ける、一般的に木イチゴとして扱われる



タイトルと同じ写真。晴れていれば広々とした場所で高山植物も多く少しの沢も流れ休憩場所には最適な所と思います。



標高が1,500mを超えるようにな成ると残雪が出てくる、この辺りの登山道に雪は無く雪解け水が至る所に流れ出ている。



振り向いてシャッターを切った所ですが象潟(きさかた)の町は雲の中と言った感じです。
所々急な登りがあります。真ん中に写っているのはメンバーのT氏。



一輪だけでひっそりと咲いていたヨツバシオガマ(その他は群生しています)




御浜小屋近くになり出て来たハクサンフウロ




ツリガネニンジン




トウゲブキ




ガスの中でも黄色く色付いたニッコウキスゲは目立ちます。




16時18分「御浜小屋」着。
「御浜小屋」は参籠所で御浜神社の隣が棟続きとなり宿泊出来るようになっています。
寝具は毛布のみ(1人2枚程使え不自由なく)で布団はナシ。
事前に調べて私はシラフを持って行きました。
食事は1,500円と高めで、私達は自炊でした。酒類もありますが値段が・・・・
水も天水らしく、自分で持って行くのが大前提です。



小屋の裏手に上がり稜線に出ましたが、写真の様にガスって何も見えず、晴れていれば右下に「鳥海湖」が見えるのですが・・・・・写真に写っている人達も期待して居たようですが!



小屋の周りは「お花畑」の様に成っています。




シナノキンバイ




小屋の内部。この日小屋はほぼ満員で、私達が到着した時は既にそこかしこで酒盛りが始まっていました。



雨は上がっていて小屋の外で酒盛りをします。
やがて日没になり雲も高くなり眼下に「象潟」市内の明かりがチラホラ見えました。



翌朝の小屋の風景。ご覧のようにガスって殆ど景色は見えません。
この状態を見て私は下山の意志を固めました。



この日は私1人で、登りの時は余裕も無く見過ごしていた花達探しながら、ゆっくりと花の写真でも撮りながら下山します。
写真はハクサンボウフ



雲が立ちこめ明るさが不足して、フラッシュを焚きながら写真を撮ります。写真はイワカガミ



振り返って撮りますが相変わらず雨模様です。




賽の河原付近に咲いていたナナカマドの花




ミヤマカラマツ




私が下山してきたら、丁度賽の河原付近で初めての登山者に出会った。写真は振り返って撮った物ですが、写真中央左の赤いカッパの2人が第一陣でした。

この日鉾立駐車場に着いて少ししたら、秋田県側三市町村県警、消防のレスキュー隊などがけたたましいサイレンと共に来て、緊急遭難対策本部という幟を立て始め物々しい感じになりました。
後で聴く所では遭難者が出た様です。この写真の方達でなければ良いがと思う次第。



イワイチョウ。下方の花にピントを合わせたので上の花はピンぼけです。




チングルマの開花期が終わり、これから綿毛が伸びてきます。




雪渓と黒光りした岩のコントラストが面白いので撮ってみました。




同じくミヤマカラマツ




ゴゼンタチバナ




ミヤマツボスミレ(花の大きさは1cm程)




トリアシショウマ




標高が1,300m付近になり漸く象潟(きさかた)の町が見えてきました。
運良くそれ程強い雨に降られる事も無く此処まで来ました。
しかし湿気で虫がわんさかと出て来て、三箇所ほど刺されました。
顔に2カ所手に1カ所、顔がずいぶんと腫れてきました。



象潟から左手方向「酒田」方面




同じく象潟方面




鉾立展望台近くから撮った「奈曽渓谷」の眺め。
前日に登る時は全く見えなかった。



鉾立登山口付近に咲いていたホタルブクロ



これでBlog記事を終わってしまってはメンバーに申し訳ないので、山頂まで行ったメンバーの写真を若干載せます。(何れもT氏撮影の物をお借りしました)
写真は「扇子森の上部御田ヶ原」を過ぎ「八丁坂」を登り「七五三掛」(しめかけ)の分岐標識




分岐から「千蛇谷」方面へ来た。




「千蛇谷」から雪渓などを横切り「新山」の山頂(2,236m)に到達。

この後下山に掛かり数時間後に鉾立登山口で私と合流します。
待っている間鉾立駐車場は土砂降りと強風があり、時々雨が止むと言った不安定な天候でした。

更に詳しい事はT氏のBlog記事で紹介されると思いますので、その時は此のBlog記事内にて又紹介致します(リンク追加)。



合流した後一行は象潟市内で食事などして、お土産等を買い、山形自動車道に入り途中「寒河江」道の駅に在る「ゆ~チェリ~」(温泉)へ入り帰路に着きます。



写真は「ゆ~チェリ~」ホテルと隣り合わせで、同じ経営体で温泉の料金が安い。

今回の山行は初期の計画から日程が二転三転したが、結果的にH氏のマイカーに載せて頂き非常にラッキーな山行でした。Hさん有り難う御座いました。
ただし私が集合時間に遅れた為メンバーにご迷惑をお掛け致し申し訳ありませんでした。