日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

うれしいひとこと

2005-08-14 17:19:03 | 種ともこ
『うれしいひとこと』、は種さんのアルバムの
中でももっとも大きなセールスを記録した
アルバムのひとつである。
それまでの『みんな愛のせいね』や『CHE-CHE BYE BYE』
などのアルバムに見られた、エキセントリックな部分が
程よく削ぎ落とされていて、聞きやすい、耳に優しい音楽になっている。

今までの「天才少女、種ともこ」を聞きたい
ファンにとっては、この大衆寄りの路線には
少々不満だったのかもしれないが、僕個人的には
相変らずのメロディーと歌詞のレベルの高さ、
コーラスワークの美しさに非常に満足をした思い出がある。
そうそう、衝撃を受けたのではなくて、
満足をしたのだ。「あ、やっぱり種さんだ」と。

このアルバムの中でも秀逸は、「空に映るうた」。
アフリカ旅行をしたときの印象を、驚くほどの
繊細さで曲にしている。

雲がゆっくり動いていく
僕もゆっくり歩いていこう

種さんは、アフリカ旅行を運命付けられた
ものとして考えていたらしく、後日出演したラジオでも、
「なんだかよく分からないんですけど、次はアフリカ
だって決めてたんですよ」と話していた。

土の暑さと草の静けさ 心に揺れて

「土の暑さと草の静けさ」が分かる人なんだよなあ、種さんは。

ちなみに最近、ネットラジオで種さんの登場した番組を
聞いてかなり悦に入っていたんだが、ちょっとした出来心で
東京プリンの登場した回も聞いてしまった。
「ネクタイ」といういろんな意味で趣味の悪い曲が流れた。
というか、ああいうのがいい、と思う人も世間には
いるんだろうが。
東京プリンの曲と種ともこの曲がどちらも同じページで
聞けるなんて、種さんへの冒涜だよな、と思った。



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