日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

集団主義のどこがいいんだか

2007-02-01 07:35:04 | 種ともこ
最近ある会社の人と喋っていて、どうもフランス社会では各人が
自分の主張を持ってまったく集団がまとまらない、という状態に
我慢できないらしく、「やっぱ日本社会のように各人が一緒にひとつの
方向を向いて調和を持つのがいい社会だと思います」と彼女が
言い放ったんで、ああ、こいつと喋ってもムダだと思い途中で
白けてしまった。そういう画一主義や集団主義が今の日本の
社会病理を作りあげてるんじゃん。

ということとは関係ないが種さんの20周年記念ブックに
とてもいい文章があったので引用する。

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プロになって、ずっといい加減にやってきた。

ビジョンも夢も方向性も、何も持たなかった。今も持ちたくない。

「どんなミュージシャンになりたいですか」
そう聞かれるとげっそりした。しらねーよ。道は私の後ろにできるのだ。
前じゃない。かっこよく言えばそうだけど、自分の感じていることは
そんな高尚なものじゃない。ただコトバにならないことはコトバに
したくないだけなのだ。
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自分もたまに「将来は○○で働きたい」と(大抵はすごい抽象的
なこと)を目を輝かせていう若者に会う。将来なんて
わかんないじゃん。そんなことコトバにしてみんなに主張することなのか。
とかってこの歳になっても思う。


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