日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

グラナダは炎天下で~南スペイン2日目

2005-08-24 05:28:58 | スペイン
二日目はマラガのバスセンターからバスに
乗ってグラナダまで日帰り旅行に。
20分もしないうちにマラガ郊外の住宅街は終わり
荒涼とした風景の広がるアンダルシアの荒野を
バスは延々と走っていく。視界にはオリーブ畑
しか見えない。あのいつもの風景だ。

バスは二時間半でグラナダのバスセンターに着く。
バスセンターを出た途端、異常な高温の洗礼を受ける。
気温がマラガに比べて格段に高い。内陸であることもあり
熱気が街自体に充満しているようだ。太陽は容赦なく
照りつけ、軽い熱中症にかかりそうな陽気の中
グラナダの中心部を目指す。

駅のバスセンターでは目当てのアルハンブラ宮殿の
入場券は街の中心街にある銀行BBVAのカウンター
で売っているからそこで買えばいい、とのアドバイス
を受けた。中心街のBBVAに入る。クーラーの効いた
銀行内のカウンターでは人々が長い列をなしている。
列の中にはガイドブックを片手に持った人もちらほら。
僕らのような観光客だ。待つこと、20分。ようやく
カウンターでつたないスペイン語で(英語なんて喋ってくれないから)
「アルハンブラの入場券を」と頼むと、いきなり
早口で何か言われる。ようやく理解したところによると、
どうも銀行では明日以降のチケットの予約をしてくれるのみ
で、当日のチケットは直接アルハンブラ宮殿の窓口で
買え、とのこと。そりゃ、ないぜ。

めげずにアルハンブラ宮殿を目指す。ユネスコ世界遺産。
世界で最も美しいイスラム建築とキリスト教建築の融合。
宮殿は要塞の役割も果たしていたので、グラナダの中心近く
小高い丘陵地の頂上に立つ。丘陵地までの坂を上る。
無茶苦茶、坂の傾斜が急。太陽はもっと強く照りつける。
こりゃ、本物の熱中症になりそう。さっき、バールで
二杯飲んだアルハンブラビール(グラナダの地ビール)
も一気にさめてしまった。

苦行二十分。ようやくアルハンブラ宮殿、入り口の入場券
売り場に到着。これで宮殿が見れると思いきや、
発券所の上に表示された電光掲示板にメッセージが。
「宮殿入場券は本日はソールド・アウト。庭園入場券のみ購入可」
そりゃないぜ、ってまたかよ。