最近、花の名前を知りたくなる。
歩いているとつい「君の名は?」と聞きたくなる。この花も黄色が可憐でついパチリ。前に歩いているときに見つけてちょっと立ち止まって見ていたら、すこし離れたところでその家の方なのか折りたたみ椅子に座ってこっちをニコニコ見ていた。朝の挨拶をしてそのまま歩いて行った。数日後そこを通ったとき誰もいなかったので、これ幸いとパチリ。
でもあのとき「写していいですか」と聞けばよかったと後でちょっと後悔。
誰だって自分の庭の花を写させてほしいと言われたら悪い気はしないだろうに。
この黄色い花、名前はなんというのだろう。
知りたい花が増えていくのは、わたしにとって自分の世界が広がることに繋がる気がする。
花の名前など知ろうともしないで来たけど、花にだって名前はあるし、お気に入りの花を愛でていくような生活もまたいいものだと母のそばにいると思う。
若い頃は花が綺麗だとは思ったけど、ただそれだけだったような気がする。母のように毎日花や葉に声をかけて「可愛いですね~。良い子ですね~」って撫でているような気持ちはなかった。
この頃、母の玄関では観葉植物のつるがぐんぐん伸びていて、一体どこまで伸びるのだろうかと二人で目を細めて見ているところだ。
そして観葉植物の寄せ植えの中に新芽が出ていたりするのを発見しては、騒いでいる。
母が新芽を指さし、ほらほら!と言う。
指の先にあるほんの小さな、指さされなければ気がつかなかったぐらいの小さなものがそこにある。
それはまるで生まれたてのいのちを見せてもらったような、つんと鼻の奥が何かで押される気分を味わわせてくれるのだ。
玄関の窓ガラスの向こうから差し込む太陽の光を目指し、つるの先が伸びていく。
ぐんぐん伸びていく。
お前も生きているんだね。
生きている姿を見せてくれるものがあるというだけで、毎日はなんと豊かな気持ちになるのだろう。
歩いているとつい「君の名は?」と聞きたくなる。この花も黄色が可憐でついパチリ。前に歩いているときに見つけてちょっと立ち止まって見ていたら、すこし離れたところでその家の方なのか折りたたみ椅子に座ってこっちをニコニコ見ていた。朝の挨拶をしてそのまま歩いて行った。数日後そこを通ったとき誰もいなかったので、これ幸いとパチリ。
でもあのとき「写していいですか」と聞けばよかったと後でちょっと後悔。
誰だって自分の庭の花を写させてほしいと言われたら悪い気はしないだろうに。
この黄色い花、名前はなんというのだろう。
知りたい花が増えていくのは、わたしにとって自分の世界が広がることに繋がる気がする。
花の名前など知ろうともしないで来たけど、花にだって名前はあるし、お気に入りの花を愛でていくような生活もまたいいものだと母のそばにいると思う。
若い頃は花が綺麗だとは思ったけど、ただそれだけだったような気がする。母のように毎日花や葉に声をかけて「可愛いですね~。良い子ですね~」って撫でているような気持ちはなかった。
この頃、母の玄関では観葉植物のつるがぐんぐん伸びていて、一体どこまで伸びるのだろうかと二人で目を細めて見ているところだ。
そして観葉植物の寄せ植えの中に新芽が出ていたりするのを発見しては、騒いでいる。
母が新芽を指さし、ほらほら!と言う。
指の先にあるほんの小さな、指さされなければ気がつかなかったぐらいの小さなものがそこにある。
それはまるで生まれたてのいのちを見せてもらったような、つんと鼻の奥が何かで押される気分を味わわせてくれるのだ。
玄関の窓ガラスの向こうから差し込む太陽の光を目指し、つるの先が伸びていく。
ぐんぐん伸びていく。
お前も生きているんだね。
生きている姿を見せてくれるものがあるというだけで、毎日はなんと豊かな気持ちになるのだろう。