今まであちこちにマラニックしてきた。熊本から北は博多・北九州。東は大分。南は鹿児島・水上村。しかし西にはまだ行った事がない。
西も今まで計画はいろいろしていたのだが・・・・牛深まで140km、本渡から逆に走る、松島から八代に渡る、八代湾一周250kmなどなど・・・・なかなか実行に移すチャンスがなかった。今回も九州脊梁のあとでまだ後遺症が残っている状態だが、ほかに日にちがなく、強引に実行した。
・・・で走った感想・・・・・天草コースは大変です!!
① 歩道がない : 宇土半島の一部の道だけですが、昼は危なくて走れません!道が狭い所があり、両車線に車が頻繁に走るときは、人が立っているスペースがありません。そこを走るのは自殺行為です。今回は深夜でしたので、車の量が少なかったので幸いしました。
② 暴走車 : なぜか天草の深夜の車は暴走化しています。ビュンビュン飛ばします。車がきたらすぐ脇に退避。とくにカーブ。常にどっちにいたほうが安全か、考えながら走りました。釣り客が多い!
③ アップダウンの坂 : 海岸沿いはどこでもそうですが、上島(五号橋の先)に入るとアップダウンの連発!!リップルランドからゴールまでの11kmに10回ほどアップダウン!80km過ぎてからのこの試練は堪えます。
④ コンビニ : 有料道路ができたために、その間の既存の道路際の村は壊滅状態。車が通らなくなったため、店は大半閉鎖。コンビニがありません。ちょうどこの辺が朝方でお腹が空くころ。往生しました。
以上が問題点。しかし、終わってみるとそれも楽しかったような・・・・
メンバーはM村、U働、おばSさんと私。私以外は飛ばし屋ぞろい。おそらく、途中で離されて私1人旅になるだろうと覚悟していた。
案の定、それは23kmあたりで起こった・・・・しだいに離されみんなが見えなくなった。しかし、道の駅「不知火」で休むという話をしていたので、そこにいるだろうと思った。
道の駅に着いて、自販機の周りをみてもだれもいない。ライトの光さえも見えない。「無情にも先に行ったのだな」と思い、ペースをあげて休まず先を急いだ。
しかし、行けども行けども、直線道路で先が見えるところでも、ライトが見えない。「そうとう先に行ったのだな。マラニックなのに・・・・」と思い、半分あきらめてゆっくり走っていた。
30分ぐらいして、自販機前で休んでいると後からライトを付けた人達が走ってきた。「自分達以外にも深夜マラソンしている人がいるのだな」と思った。近づいてきたので挨拶しようと顔を見ると・・・なんとM村先生!
道の駅の休憩室に入っていたそうで、私が通り過ぎるのを見ていたそうである。声を掛けてくれればいいのに・・・
彼らは彼らで、私が急ぐものですから追いつきません。私は私で彼らに早く追いつこうと急ぎます・・・・・あとで真相がわかって大笑い!!
そのあとはゴールまでみな一緒に行動できました。それどころか、交替交替に先頭を走って、みんなをリードして順調にゴールできました。
松島からは車の量もへり、夜も明けて楽しいマラニックになりました。
有明海が一望できます。普賢岳がいつもの違う方向から見れました。四郎ヶ浜の海岸もきれいでした。
ゴールも予定どおり午前10時30分に本渡温泉センターに着き、食事も「天草ぜいたく丼(旬の魚10種類、うに、いくら)+さざえ(あわびはいいのがありませんでした)を満喫しました。
ところが・・・・徹夜で走って、ビールを飲んだため、眠気がしてきました。U働さんは食事中に就寝。他のみんなも眠くなり、急遽、1便早めのクルーザーで帰ることに。
そしたら・・・・クルーザーは貸切状態。船内中を歩き回り、若大将気分でデッキで風にあたりながら、ビールで乾杯・・・・これは最高でした。
帰ったら・・・・酒と疲れで眠くて眠くて、バタンQ。12時間寝ました。
●結論=天草海鮮マラニック92kmはおもしろい!魚もおいしい!来年もやりましょう!
*このコース、萩の練習にもってこいではないかという意見が・・・・上島あたりは青海島によく似てます。アップダウンのくり返しの海岸コース。3月ごろにやりますか?・・・萩往還練習会!