豊後街道の探索に出かけた。内牧で道がわからなくなったが、ある所にあった案内図(写真1)を見ると、豊後街道が書いてあった。これで二重の峠から宮地までのルートは確認できた(写真2は十一里塚)。
しかし、二重の峠を下りて一旦国道まで行ってもどるとは思わなかった。
次は宮地。根子岳一周のときに赤丸から下りてきて左へ曲がるがそれを右に行くと宿場通りが続く(写真3)。ここも豊後街道。一旦国道に出て青丸から山道に入る。
宿場通り(写真4)は風情がありました。その先にあった十三里塚(写真5)。
滝室坂の上り口に「豊後街道」の道標があります(写真6)。普通赤線のように行きますが青線、右へ曲がります。
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写真7がその道です。 この道が57号線のどこに出ているのか確かめるのが今回の最大の目的です。上ると石畳が出現(写真8)。往還道の跡が残っていました。しかし、道はしだいに狭くなり、草がおおい茂ってきました・・・・そしてついに道はなくなりました。
どうみても1年はだれも通っていないと思われます(写真9)。
写真10は案内図ですが、消えかかった線を推測すると赤点線のように往還道はあったようです。私は青点線のように坂を上ったずっと先に出るのかと思っていましたが、そうではありませんでした。滝室坂の途中で交差していたようです。
という事はこの道は途中で寸断されているということです。 赤丸が道消失のポイントです。期待を裏切られました。がっかりして今回の探索はここで中止です。
途中に豊後街道の標識と名水滝室の水がありました。
熊本城からここまで来るだけでも大変です。豊後街道の九州横断はちょっと考えましょう。2日に分けてやるか・・・
最初は小高い山の斜面を走る、自然・風景を楽しむランニングだったと思うが、最近はライトを持って夜間、長距離を走るレースになってきている。年々エスカレートしている。
「OSJ おんたけウルトラトレイル100km」というのがある。長野県の山中を深夜0時にスタートして翌日夜8時までの20時間でゴール。7月18日開催。参加者600名。トレイルランの100km版である。
ハセツネといい、こういう大会がこれから増えてくるだろう。「九州脊梁」もコースを南に伸ばして100kmにするという話を聞いたことがある。
ところで、トレイルランを定義してみると: ①山道を走る ②山登りは違う、走らないから ③舗装道路を走るのは違う・・・すべてを満たすのが純粋なトレイルランだろう。
だから、金峰三山、阿蘇五岳、阿蘇縦走などは登山+トレイルラン+ロードラン。九州脊梁はトレイルラン+ロードラン。南阿蘇外輪山縦走が純粋なトレイルラン。
現代では未舗装の山道だけを走るというのは、よほど山奥に行かないとできないだろう。まあ、足を使って移動することではどれも同じで、わざわざ分類しなくてもいいのだが・・・これから先またいろいろな名前のランが出てくるでしょう。
「阿蘇五岳トレイルラン」も全行程43km以上はあるので、ウルトラトレイルランといえる。いっそ名称を変えて「阿蘇五岳ウルトラトレイル」にするか?
だんだんトレイルランが変わってきている。いつまでそれに着いて行けるだろうか。
*「OSJ 」とは Outdoor Sport Japan の略。アウトドアスポーツの記事を載せている月刊誌の会社らしい。春にあった「奄美ジャングルトレイル50km」もOSJ 企画。
熊本の居酒屋「さくら」から水上村の焼き鳥「さくら」まで走ろうという、単純な発想で計画されたランです。走ってみるとすばらしいコースで、五木村周辺の峡谷は絶景ですし、山間部は昼間もすずしいです・・・ただし、平野部で晴れると灼熱地獄と化します。
参加希望の方は上野まで。
カルデラマラソンの結果が発表された。完走率100kmは68%。全体では77%。昨年は83%だったから、今年は減ったようだ。天気のせいでしょうね。
ところで仲間の記録をみると、サブ9が4人もいる!すごい。サブ10は2人。サブ11が4人。
サブ9の4人が抜きん出ているが、1位の8時間18分はさらに抜きん出ている(全体で8位)。
H手:8時間18分
M枝:8時間41分
F田:8時間50分
T木:8時間51分
K牧:9時間39分
K崎:9時間54分
みどりちゃんは年齢別3位!(4人しかいません)。4位にならなかっただけでもすごい。
●「てれっと55」のメンバーでも100kmトライアルをしようという話はあったのだが、反対もありまとまらず。ハンディも決めていたのだが、結果を見るとハンディ入れてもほぼゴールタイムの順で、変わらなかった。タイムの差が大きすぎる。
一応ハンディ付きの順位は ① GO ② M原 ③ U野 ④ N藤 ⑤ U働 ⑥ H本 ⑦ I上 という結果でした。距離が長くなるとハンディはつけにくいですね。来年250kmのトライアルしようという話があったが無理かな。
今年は20k、ハーフ、フル、250kすべて記録更新していたので、100kも記録更新してパーフェクトを狙っていたのですが・・・できませんでした。
スタート時点では雨は降っていなかったし、天気予報では0時~6時までが雨でその後は晴れるということだったので、このまま晴れると、私だけではなくみなさんそう思っていました。
レインコートも持ってきていたのですが、置いていきました。ところがスタート直後から小雨、しだいに強くなり小雨‐大雨のくり返し。20kmあたりでは全身びしょ濡れ、靴は水びだし。
こういうときにはマメができやすいので少しスピードを落とせばよかったのですが、記録のことが頭にあったため、逆に昨年より早いペースで走ってしまいました。黒岩峠も21分と過去最高タイムで上り、30kmに昨年より5分も早く到着。
喜んだのもつかの間、ここからふくらはぎがこわりだし、大戸の口ではパンパンになってしまいました。50kmの波野エイドの手前では下り坂でさえゆっくりしか走れません。結局昨年より3分ほど遅れて到着。前半飛ばし過ぎました。失敗。
ところが、ここでラッキーなことが・・・中間地点では休憩するつもりはなかったので荷物は預ける予定はありませんでしたが、ゴール地点に預ける荷物があまりに多かったので、半分を中間地点の荷物に入れて預けていました。
それを思い出し、すぐバッグの中をみると帽子、靴下、タオルが入っており、さっそく雨で濡れた、靴下、帽子、タオルを換えました。おかげで後半もマメもできず走ることができました。ラッキーでした。
ところが、ここで思いもよらないことが・・・靴下を着替えようと座ろうとしましたが、ふくらはぎがつってなかなか座れません。座ると今度は雨に濡れた靴下がなかなか脱げません。さらに、濡れた足に靴下を履くのが大変!
結局、靴下換えるのにてまどい、5分もエイドに立ち止り。この5分が最後まで記録に重くのしかかりました。しかし、靴下を換えられたからマメができなかったかもしれません。よしとしましょう。
波野エイドをスタートしたのは昨年より8分遅れ、この時点で記録更新はあきらめました。
81kmでさらにダメージが・・・昨年98kmで抜かれたM原さんにここで抜かれました。抜かれまいと頑張ってきたのですが、抜かれると気合が抜けます。サブ11しようという気力さえなくなりかけました。
90kmに9時間47分で到着。残り10kmを1時間12分で行けばサブ11。ここで考えました。11時間1分でゴールしたら、かなり後悔するだろう。ならば、死にものぐるいで残り10km走ってみようと。
時計を見るのは止めました。足がうずきますが、がまんして歩かず走り続けました。エイドも数秒だけ寄ってすぐスタート。これだけやって11時間0分ならあきらめもつきます。
最後のカーブを曲がって電光時計を見ました。ナント10時間56分!4分も余裕がありました。うれしい!(3分歩けばよかった)
これで2年連続サブ11。新記録はなりませんでしたが、痛みに堪えてがんばる気力ができました。昨年よりうれしいです。
これで前半の大会はすべて終わりました。これから夏の間は、タイムを気にしない楽しいランをいろいろとしましょう。
さあ、これからまた忙しくなるぞー
●右の写真はO場佐さん、100k初挑戦で完走。奥さんが作ったオリーブ?の冠です。いいですね。スパルタスロンのゴールみたいです。大会関係者の人、来年から完走者全員に提供しませんか?
日本一のトレイルラン大会と言えば、「ハセツネCup」。そのHPを見て驚いた。
受付開始が6月1日から(開催は10月)。ところが、よく見ると「6月1日午前10時から」と書いてある。なぜ?午前10時からなのか解らなかった。
さらに見ると「6月1日で満員御礼、定員に達しました。申し込みは締め切りました」とある。えっ!1日で定員2000名が埋まるのか!信じられない、ありえない!それほど殺到するから、「午前10時から」と書いてあったのだろうか。
申し込みはRUNNET。それが1日で埋まるものだろうか?ハセツネの掲示板を見て真偽がわかった。
「6月1日に申し込もうとしたがもうできなかった」「1日に受付終了になっていた」と書いてあった。やはり、本当のようだ。すごい!というか、ちょっと異常ではなかろうか。
確かに、最近トレイルランは人気で、トレイルラン人口はうなぎ上り。それに対して30km以上のトレイルラン大会は全国にも少ない。殺到するのもわかるが、これはやりすぎ。
私はトレイルランを競争するのは反対だ。危ない。一般素人がするべきではないと思っている。下手すれば命取りになるし、命が助かっても靭帯切って走れなくなる可能性がある。私は参加しても無理せず走ることにしている。
同日、熊本で「九州脊梁トレイルラン」があるが、おそらくハセツネに漏れた人が、ドッと来るのではなかろうか。
ならば、県外の人を優先して、地元の人は締め切り間近で定員に満たなければ参加するということにしてはどうだろうか、本部の意図はどうなのだろう・・その日は筑後川フルマラソンもあるし、迷う。
ところで、もし「阿蘇五岳トレイルラン」を全国的に宣伝したら、あっという間に100人ぐらい申し込みが来るのではなかろうか・・・・・おそろしい!
根子岳往復は道が狭く、人の離合ができない。山頂も狭く100人もおられない。10人が限度。
ならば「阿蘇五岳トレイルラン」は公にせず、ひそかに実施しましょう。参加資格は知り合いだけ・・・・・公表してもだれも来ないかも
*参考資料:
●大会名:日本山岳耐久レース(長谷川恒男Cup・俗名ハセツネCup) ●会場:東京都の西端、奥多摩主要峰を縦走 ●10月11、12日開催 ●距離:71.5km ●制限時間:24時間 ●スタート地点200m、最高峰1527m ●13:00スタート ●定員:2000名
1月にY松さんと俵山に上ったとき、下山途中に「谷コース・滝あり」という小さな標識があった。そのときは、「沢を登るなんて危ないことする人がいるものだ」と思っただけで、興味はなかった。
ところが、Y松さんはとても気になったらしく、その後、1人でそのコースを探索したそうである。コースがわかったそうなので、今回一緒に連れていってもらうことにした。
普通、山頂に登るときは尾根を登ります。道も平坦ですし、岩場もあまりありませんし、ながめもいい、安全です。
それに対して谷=沢は、谷間ですので、岩は多いし、渓流が流れていることがありますので足場が濡れて滑ります。景色はまったく見えず、傾斜はとても急です。危険がいっぱいです。
ようするに、沢を登るというのは登山の邪道です。
ところが最近はその沢で渓流に腰までつかって歩いたり、ザイルを持って滝を登ったりするスポーツがあるようです。ウェットスーツ着たり、ザイル持って河の中を走るそうですが、ただ山に登るだけではもの足りないのでしょうね。
今回、生まれて初めて沢から山頂に登ってみましたが、尾根とは全然違います。渓流の岩場を手足を使って登ります。それを頂上近くまで続ける。
当然、時間は尾根よりかかりますし、疲労度も違います。
幸いなことに水が枯れていて、ほとんど流れていなかったので、助かりましたが、もしザーと音がするくらいに水量があったら、岩場は登れないと思います。ウェットスーツが必要でしょうね。
岩にはこけが生えていますので、よく滑ります。金峰山のさるすべりのように、ホイホイと登れません。つま先で踏ん張ろうものならツルっつとすべり大けがします。一つ一つ岩を確認して行かなければならないので、なかなか先に進みませんでした。
終わってすぐはもう二度と来ないと思いましたが、1日経つと「もう少し渓流の水量が増していたら、どんな川・滝になっているのだろう」と気になってきます。
人には勧められないコースですが、いつかもう一回だけ行ってみようかなという気になってきました。