AID STATION

今を精一杯生きたい

南阿蘇外輪山トレイル

2009年06月29日 07時19分31秒 | インポート

すごいトレイルランでした。今まで体験した中で最高のきつさ・恐怖でした。

前日の天気予報では70%雨、絶対雨は降るとだれもが思っていた。問題は暴風雨にならないかだった。ところが、ふたを開けると小雨が数時間降っただけ。持っていったレインコートは一回もバッグから出すことはなかった。

だったら、走りやすかったのではと思うでしょうが、とんでもない。

地面はジュチャジュチャ。滑ってしょうがない。とくに下りは恐怖。座りこんだだけで下までツルツルといってしまいそう。下になにもなければそれでもいいが、下はがけ!横の草を必死につかんでゆっくり下ります。命がけ。Dsc08535

始めはころんだ回数を数えていたが、6回を越えたあたりからもう何回ころんだかわからない。おかげで手袋はぼろぼろで泥だらけ。お尻も真っ黒。

ゴールの「萌の里」から山を下りて来る選手を見ていたが、途中でフッといなくなることがある。あれは滑ってしりもちついているらしい。とにかくゴール直前までツルツル状態だった。

日が照らなかったので涼しかっただろうと思われるかもしれないが、とんでもない。蒸し暑く、滝のような汗が帽子のつばからしたたり落ちる。水も1Lバッグに入れていたのだが不足だった。地蔵峠にエイドがあったので、そこで500ml水を補給していったのだが、ゴールまでもたず、はやくゴールに着いて水が飲みたいと必死で走った。

U働さんは水が足らず、葉っぱについている水滴を集めて飲んでいたそうです。すごい!

上り下りの回数は100回ぐらいあったのではなかろうか。最後は上り坂を3歩続けて上ることすらできなくなった。

最もきつかったのは俵山上り。そこまで嫌というほど脚の筋肉を酷使しているのに、最後に目の前にそびえる俵山に上れというのは無茶苦茶だ。それも南斜面は超坂。何回も途中で休んだ。

俵山山頂からゴールの「萌の里」までは、水が飲みたくて必死に走った。おかげでこの区間5kmを62分で下りてきた。

なんとか午後12時30分にゴール。6時間30分で完走(登山者用のパンフレットには高森峠-萌の里は13時間半かかるとなっている)。16番目のゴール(参加者51名)。道をまちがえた人続出だったそうです!

ゴール後すぐに、水をがぶ飲みしてダウン。

これぞトレイルランという感じでした。おそらくこれまでのうち一番きついトレイルランでしょう。もうしばらくは山に上りたくありません。

http://www2.ocn.ne.jp/~astu/xa09mgairin.html

コメント (5)
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