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橘湾岸320kmのすごさ

2019年05月24日 14時21分33秒 | 日記

「橘湾岸320km」のエントリーが終了した。57名、ほぼ予想通りだったが、内容が違っていた。

217kmを完踏した人は、第1回目と今回の2回目を合わせて75名。両方完踏された方が3名おられるので、217kmを完踏された方は72名ということになる。

私はこの72名の内、7割ぐらいが320kmにエントリーするだろうと考えていたが、なんと22名のみだった。30%にすぎない。今回320kmのエントリーは57名だが、そのうち25名が特別枠での参加ということで、正規の選手は22名。

確かに、217kmと320kmは全く違う。217km完踏できたから、320km完踏できるとはいえない。173kmと273kmも同じことが言える。

後半の100kmがいかにきついか。私も今回217kmを完踏したあと、「これからもう100kmは無理だ、脚がもたない」と思った。とくに、今回は完踏率が30%と低く、217kmに出場した多くの人がそう感じたのではないかと思う。

それが、今回217kmを完踏した人達の参加率が少なかった理由の一つになっているのかも?

★「320kmマラニック」のすごさ

●長い距離: 320kmという距離は「鹿児島中央駅→博多駅」の距離に相当します。数回この区間をマラニックしましたが、成功率は50%。猛暑、豪雨、極寒で何度も中止させられました。

また、長い距離になると体のあちこちが痛んできます。217kmでもかなり脚の痛みがありました。さらに100km走るとなると、吐き気、頭痛、めまい、筋肉痛、まめ、ズレ・・・が起こってくることは間違いありません。それがランにどこまで影響するか。

●短い関門時間: 320kmの関門時間は一番早いスタートの5時でも60時間である。これは273kmに換算すると「51時間10分」。273kmを完踏された方は、これまでに140名おられるが、その中で51時間10分以内でゴールされた方は55名、39%しかいない。いかに、320kmが距離が長いだけではなく、制限時間がきびしいかがわかる。

●累積高度がすごい: 320kmは累積高度が6600mもある。これは「OSJおんたけ100マイル」の6400mに匹敵する。阿蘇外輪山完全一周というのを以前やったが、それが6000m。それよりもすごいということ。

ただ、高低差は750mが最大。小さい高低差の坂が多いということになる。

●ワンステージで320km: 

320kmを仮眠なしで走破するのは、まず不可能です。予定としては小浜で2時間仮眠をとる計画にしていますが、320kmを2時間の仮眠1回で大丈夫なのか?

ただ、橘湾岸273kmの時は、小浜2時間仮眠で後半100kmは眠気もなく、大丈夫でした。320kmもそれで行く予定ですが、どうなることか。

九州縦断320kmの時は、 2回温泉場の休憩室で4時間ほど仮眠したり、ホテルに1泊(滞在9時間)したりしました。2時間の仮眠1回だけでは、九州縦断は絶対無理です。レースと個人のマラニックでは気合いが違いますが・・・

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