いろいろなウルトラマラソン大会、これまでしてきたウルトラマラニック、トレランの累積高度を調べてみた(右 の表)。
やはり、なんといっても一番高いのは、モンブランである。距離も166kmもありダントツの9500m。
次に多いものは・・・
時間が長いものが、それだけ坂を上る回数が多いので、累積高度が多くなる・・・・萩往還250km(48時間)、橘湾岸173km(30時間)。
10時間ぐらいで終わるランニングは山の標高が高いものが累積高度が多くなる・・・・・九重21、6、9、12、座、阿蘇五岳。
これらで、もっともきついランニングはどれか?とみると、それぞれ走る時間が違うので、比較できない。累積高度が多いものがきついというわけにはいかない。
時間が長くなると累積高度が多くなるので、40時間以上かかるトレランと6時間で終わるトレランとでは比較ができない。
そこで、累積高度を時間で割れば、1時間に上る坂の距離がわかり、きつさの比較ができるのではないかと考え、計算してみた(下の表)。
出た値は「上野のきつか度」と命名。
予想では、やはり一番はUTMBだろうと思ったが・・・なんと違った。
ナント1位は「富士登山」、よく考えればあたりまえ。3000mを一気に登る。高度は高いは、時間は短いは、他のランの比ではない。
次が「金峰三山山岳マラソンAコース」。4つの山をフルマラソンのように走るからだろう。どの山も上りの傾斜はすごい。
宝満山は短時間でアップダウンを何回もしたからでしょう。
南阿蘇外輪山も大したアップダウンはないが、フルマラソンのように急いで走るためでしょう。
UTMBが7位とは意外でした。44時間と時間が長いからでしょう。
要するに、「きつか度」は・・・・・ ①時間を競うもの。早く走る大会は高くなる ②10時間で終わるものは、累積高度が高いものが高くなる ③40時間もかかるものは「きつか度」は低くなる。 ④100kmものは「きつか度」は下がる
・・・・ということがわかりました。走る早さは個人個人違いますので、表があてはまらない人もいるかと思いますが、目安として参考になるのでは。
*阿蘇カルデラ100kmと橘湾岸100kmでは阿蘇の方がきつい・・・・記録は阿蘇の方がいいのだが・・・・?
*九重は21座、12座、9座、6座の順にきつい。
*UTMB,萩250km、橘湾岸173kmなど距離が長いものは「きつか度」は低い。
・・・・・ということがわかりました。ただし、早く走る方の方が「きつか度」は大きくなりますので個人差があります。あくまで値は私の脚力で計算。
体験的に一番きついレースは萩往還250kmですが・・・・
1時間あたりできついレースは・・・・・「富士登山」「金峰三山山岳マラソンAコース」
ただ登るだけであれば、
富士登山競走・・・4時間ほどで3,000m登る。
立山登山マラニック・・・10時間ほどで3,000m登る。
別府鶴見岳一気登山・・・1時間半~2時間ほどで1,385m?登る。
あたりも入賞候補に挙がりますが、ただ登るのと上り下りがあるのは比較も難しいですね。
登りっぱなしよりも降りるダメージのほうが大きいようにも思います。
昨日の、長崎国際もけっこうな「きつか度」でした。
最大の理由は練習不足ですが、他にも・・・ハウステンボス内の石畳でダメージを受け、
園内はグネグネと曲がるコース設定にうんざり、新西海橋への登りがけっこうきつい。
ただ登るだけでなく、上り下りがある。2往復するので、精神的にきつい。
そんなところでしょうか。
富士登山は4時間で3000mですから、きつか度は750です。ダントツです。当たり前ですね。
ハウステンボスで聞きたいのですが、コースアウトは本当ですか?
名簿、コース図は渡されなかったのですか?