橘湾岸の記録集、完踏証、チェックカード、完踏記念バッチが送られてきた。
チェックシートはラミネート加工されて硬くなっていた、さすが。完踏記念バッチもネーム入りで立派なもの。記録集には「今回、果敢に挑戦し、めでたく金龍ランナーになられた方に、心からの賞賛を送ります」。完踏証には「ザ・ゴールデンドラゴンランナーの称号を与えます」と書いてある。称号という響きは快い。
ここまでされると、また参加したくなる。再来年には310kmとエクストラスーパーマラニックが開催されるとのこと。これはぜひ挑戦してみたいものだ。
300kmは九州縦断に相当する(鹿児島中央駅~博多駅)。数回やったが、これはかなりきつい。273kmに40km足しただけではない。プラスアルファがいろいろ起こってくる。
ところで、各人の詳細な記録がわかったので、いろいろ調べてみた。
★273kmレースで各時間のスタートの選手は何時ごろ小浜に着いているのか?(下表)
「早いスタートの選手は早く小浜に着いて、20時まで長く休憩できていいな。遅いスタートの選手はあまり休憩ができない」と思っていました。本当にそうなのか、調べてみました。
縦はスタート時刻。横は小浜に到着した時刻、「18」は「午後6時台」の意味。数字は人数。
・10時スタートの選手は小浜に16時17時に到着する選手が多い。平均17時20分ごろ。20時のリスタートまで2時間40分の余裕がある。しかし、到着時間に7時間ものバラつきがあり、スタートを遅らせたとしても、かなり早く到着してしまう選手が出てくる。
・13時スタートの選手も16時17時に到着する人が多い。しかし、平均タイムは16時45分と10時スタートより35分早い。20時までも3時間15分も余裕がある。ここもバラつきが多い。13時の方の半分は16時スタートでも構わない速さです。
・16時スタートの選手は18時に到着する人が多い。平均タイムは18時10分。20時までに1時間50分しかない。仮眠は正味1時間ぐらいしかできない。
・18時スタートの選手はバラけている。平均タイムは18時10分。16時の選手とあまり変わらない。
・20時スタートの選手は2人とも18時台の到着。
・20時以降ののスタート選手は一人は驚異的な速さ、17時間台!残り二人は21時以降、平均時刻は20時間30分で20時をオーバー。
●到着時刻を揃えるには、10時スタートを1時間遅く、13時スタートを1時間30分遅くすると、全員の到着時間がほぼ同じになり、小浜での休憩時間に差がなくなるのでは・・・・・
●21時台以降に到着した人はほとんど完踏していません。
★各スタート選手の後半(100km)のタイム(下表)
後半も遅いスタートの選手が速いのかどうか調べてみました。
縦軸はスタート時刻。横軸は後半100kmにかかった時間。数字は人数。
・10時スタートの選手は平均20時間半
・13時スタートの選手は平均20時間ちょっと
・16時スタートの選手は平均19時間半
・18時スタートの選手は平均19時間
・20時以降スタートの選手は平均16時間
●20時以降の選手はやはり速いが、それ以前のスタート選手のタイムは1時間半ぐらいしか変わらない。前半速く走る選手は疲れが大きく、後半は速く走れない、逆に小浜で十分に休息をとれる選手は後半は速いのでは。
●後半は特別速い選手を除いて、みなさん同じスピードのようです。
★小浜スタート時間と完踏の関係
(右グラフ:縦軸はリスタート時。横軸は人数。赤線は完踏者、青線はリタイア者)
・20時台に小浜をリスタートした選手は6割がゴールしています。
・21時台にスタートした選手では完踏者は半分。
・それ以降のリスタート者で完踏された方はいませんでした。
●リスタートは21時以内にしたほうが無難なようです。