年明けて1月2日(火)は月が「スーパームーン」と呼ばれる状態になる日です。
月は地球を回っていますが、楕円形の軌道をとってますから、月と地球の距離は右図のように変わります。
「スーパームーン」とは月が地球に一番近い時に、「満月」もしくは「新月」になったものを言います・・・・・しかし、新月は月が真っ黒ですから、普通、満月の時をスーパームーンと言っているようです。
●明確な定義はないそうですが、一般的に下記の決まりがあります。
A:「満月になる日・時刻」
B:「地球に最も接近する日・時刻」
A・Bのタイミングがピッタリ合うと最高ですが、それはほとんどないようで、一応、AとBの時間が「12時間以内のズレ」の時をスーパームーンと定義されています。12時間以上ズレているときはスーパームーンとは言わないそうです。スーパームーンは1年に1~2回はあるようです。
上の図は月と地球の距離と満月の時期を書いたものです。
縦軸が月と地球の距離。上が離れているとき、下が近づいているとき。横軸は1目盛が1ヵ月。2年間を調べてあります。月は1ヵ月に地球を一周しますから、1ヵ月で1周期になってます。
黄色丸は満月の時です。1月2日を見てください(中央部)。最も距離が近くて、そこに満月マークがあります・・・・・・これがスーパームーンです。
今回のAとBの時間のズレは「4時間35分」だそうです、合格です。
●大きさ:
スーパームーンは最小のときよりも14%大きく見え(左の写真ぐらいの差)、30%も明るいそうです。
今回の最接近タイムは6時49分。最大満月タイムは11時24分。
朝方が一番大きいようですが、夜でもさほど大きさは変わらないでしょう。あとは天気がよければいいですが。
●「エクストリ―ム・スーパームーン」とういのがあります。
これは「満月の時間」と「最接近も時間」の差が1時間以内の時をいいます。さらに大きく見えるそうです。月と地球の距離が30万kmにまで近づきます。2011年にあったそうで、18年に1回の割合とか。次見れるのは2030年ごろ。
●ところで、スーパームーンは地球に何らかの影響はないのでしょうか?
潮の満ち引きには数cm影響する程度だそうです。地震を誘発するとも言われたそうですが、そんな事実はないそうです。
スーパームーンの時はいろいろな?力が最大になっているわけで、願いごとが叶えられる確率も上がるとか。ちなみに「スーパームーンに向かってお財布を振るとお金が貯まる」と言われているそうです・・・・