AID STATION

今を精一杯生きたい

鞍岳・藪漕ぎの記

2010年02月01日 08時40分18秒 | インポート

A1 いやー、こんなに大変なトレイルランは初めてでした。一生思い出に残るでしょう。想定外のことがいろいろ起こりました。

●天気:

前日の降水確率90%。1人なら絶対中止します。今回は9名の参加があり、降水量が0~1%ということでしたので、中止にせず、大津駅で決定しようということにしました。

おそらく、雨が降っていて中止になるだろうと思っていましたが、ナント!降ってません。ならば行くしかありません。途中雨に遭うのは覚悟で出発。

ナントこのあとも小雨が多少降っただけで傘の必要はありませんでした。ラッキー。しかし、山はガスがかかっており方向がまったくわからず、道に迷いました。

●山道;

矢護川から四季の里まで一般道を大きく迂回して行けば、時間は多少かかりますが安全で楽です。前回、車道は行かず、山の中を直線近道しました。。今回もそれを行こうと送電線の下まで登ったのですが、そのあとの道が消失!!

1回目、ブッシュをかきわけ、もう少しで車道に出ると思われる所まで行きましたが、その先の道がない!断念、引返し。

2回目、もう少し手前からブッシュに入りました。見覚えのある木立。ここだ!と思いましたが、ここも途中でブッシュでアウト!

仕方がないので車道まで下りようということでしたが、「もう少し行ってみよう」と声を掛け、ブッシュに突入したところ、カットされたきれいな道に出ました・・・・よかった。あきらめていれば大タイムロス、しかしこれでも45分ロスでした。

教訓:いつまでも あると思うな 山の道!

A2 ●登山道:

鞍岳には「パノラマコース」と「森林コース」があります。早く着く「森林コース」を選んだのですが、途中で「らくらくコース、左折」という道標発見。「らくらくコース」とは何ぞや?

新しい楽な道だろうとその道を行くと、ナントそこは沢の横の道。沢の道は斜面が多く、アップダウンがひどいです。赤テープを探しながら、登っていきましたが、きついこと。「らくらく」ではありません。クラクラします。また、斜面は雨でぬれており、斜面は足が滑って、もう大変。

教訓:「楽」「近道」「タダ」に危険あり

●虫:

鞍岳山頂に着き、石に座り、手袋を岩に置くと白い手袋がまたたく間に黒くなりました。空から何か降ってきているのかと思い、手袋をよく見ると、小さな黒い虫がいっぱい手袋に付いてます。

あわてて取り上げ振り払いましたが、気持ちの悪いこと。岩にいっぱい虫がいました。山頂でおにぎり食べる予定でしたが中止、そうそうに下山。

何でしょうか?ご存知の方教えてください。

A3 ●外輪山絶壁下り:

ここが最大のハプニングでした。「トレッキング協議会」の地図にここの近くに外輪山を下りる道があるということで、そこに行きました。数100mは道が刈り込まれていたのですが、途中で道がありません。道らしき所を探しながら下りましたが、だんだん急斜面になってきます。下をみるとナント!ガケ!!危険!!急遽後戻り。

歩けるところを探して、なんとか急斜面の部分は通過。しかし、またもや道がなくなっています。先をみると林道が見えます。そしてそこまで沢が続いています。しかたなく、ブッシュを行くのはあきらめて、沢の岩場を下ることに。

阿蘇の北外輪山で沢下りするとは思いませんでした。沢も簡単ではありません。滑らないように注意深く進みます。S井さんは挙がらない50肩で苦労されていました。いつもより1時間も余計かかって下山。

二重の峠まで走って、そこから下りたほうがよかった。

教訓:急がば回れ!

●雨:

トレッキング中は小雨が時々降ったぐらいで、傘が必要なほどの雨は降りませんでした。終わって坂本食堂で食事をしていると、ナント雨がひどくなりました。ラッキーでした。

教訓:降水確率90%でも雨が降らないときもある

9時間近い大冒険でした。途中、明るいうちには戻れないのではないかと心配しました。終わってみるとおもしろいトレイルランでしたが・・・・もうあの道は行きたくないですね。

コメント (2)
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