二人のトップのありさま

北海道の２大企業と言えば「ＪＲ北海道と北海道電力」が挙げられます。

いまこの２大企業のトップのありさまがニュースの中心になっています。

「ＪＲ北海道」は特急電車のトンネル内炎上や信号機の誤作動、運転手の居眠り運転発覚など数々の不祥事が連続しておりました。

再発防止を目指して組織の引き締め策を立案し、これからそれを実践すべくスタートに立ったところで、先頭に立つべき社長が石狩の浜で入水自殺してしまいました。

一方、「北海道電力」は原発建設是非を問うさまざまな公聴会で、社員や関連企業を総動員して「原発賛成」の方向へ民意（？）を誘導していました。言うところの「やらせ」です。

その後の社内調査でもこれが事実であったと認めています
これほど民意をないがしろにした事案について、未だトップの社長が報道陣の前に現れことなく、道民への釈明もしていません。

追及する記者に対して侮蔑的な発言を浴びせたりしています。

道民（国民）の安全と安寧を担うべき２大企業のトップが、片や再建の重責から逃れ、一方は説明と謝罪の場を頑なに拒否しているこのありさま・・・・

しょせん「乳母日傘」で育ってきたこの人たちの統べる企業に、頼らざるを得ない道民（国民）の悲劇は言うまでもありません。

photo by karusan from OCNフォトフレンド
＜咲いた月下美人＞