kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県新人2

2021-09-21 | 陸上競技

続きというか。

 

一応ハードルを見させてもらっている部分があります。しかし、県総体以降順調に練習ができていたかといわれると非常に微妙です。2年生の男子に関しては400mHをやりたいということでした。身長がそれほど大きくない。更にはまだハードル自体がきちんと跳べないというのもあったので走力を挙げながら少しずつハードルと跳べるようにしていこうという感じでした。

 

実際、国体合宿の時やハードル練習会の時に細かい部分を指導するという感じで「走力を挙げる」というほうに重きを置いていた部分があります。400mが55秒くらい。これが52秒くらいまでいかないと戦える状況にはなりません。「走れないからハードルをやる」というのではないと思っています。ある程度のハードルができるようになってはいました。今回は1分3秒で7位となりました。3位が1分1秒。届かない差ではなくなってきています。しかし、中国新人に行く選手が1分を切れないという現状をどのようにとらえるか。これに関してもまた別に書きたいとは思います。

 

1年生のハードル。これもほとんど練習ができませんでした。一人は中国大会前に不注意によりケガ。これが長引いて夏の途中までは殆ど走っていない。支部新人が開催されませんでしたが、実施されたとしても走れないだろうという感じでした。もう一人も支部新人の前から足が痛いということでほとんど走れず。スパイクをはいて走り始めたのが1週間前。ハードル練習に関しては2回やったかどうか。走る練習さえもできない状況の中でそれ以上のことができるのかどうか。難しい部分です。

 

結局、女子の100mHは4月の向かい風の支部大会のほうが速いという結果に。通常では考えられないことです。そこにどのような原因があるかを考えなければいけません。何度も何度も話をしてきました。が、継続できません。体幹も強くなっていないし走れていない。集中して取り組めていない分、結果にはつながりません。ほとんど走っていないというのも大きな理由だと思います。男子は途中2位に上がってきましたがそこで抜き足をひっかけて転倒。中国新人が見えていただけにかなり残念。とはいえ、3位入賞が18秒台という状況です。男子の110mHは出場者が13人、400mHは15人。技術的な部分もあります。最後までたどり着ければ順位が付くという感じです。これは圧倒的に他県に置いて行かれる。ここに関しては本当に考えたいなと思います。

 

女子の400mHは当初、2年生と勝負する水準まで行きたいと思っていました。が、上述のようにほとんど練習ができない。中学生まではこれでも対応できたのかもしれません。しかし、現状高校では戦えない競技レベルです。最低限のことをやっていかなければいけません。ハードルを跳んだ瞬間に走るのをやめるので着地足でブレーキをかける。足が合わないときに急ブレーキをかけて止まる。「怪我をするべくしてしている」という部分がある。ここに関してもその都度話をしています。がなかなか入りません。こうなると戦えるかどうかという水準にもっていく前の段階です。

 

前の記事にも書きましたがマイルのアンカーで65秒かかる。この時点で65秒台よりも速い400mHの選手と勝負することは不可能です。あまりにも走れない。種目変更さえも視野に入れる必要があるかもしれません。それくらいの現状です。3年生の時にインターハイで戦いたいと最初のころ話していましたが、今のままでは来年中国大会にさえ進めない状況になります。

 

「指導力がないから」と言われればそこまでです。すべての面で管理して考えずにひたすら練習をさせるパターンを作り出せばいいのかもしれません。しかし、我々指導者としては「考える」「自らやる」という部分を育てていかなければ競技者としての成長はないと考えています。技術的なことはもちろんですが、基本的な取り組みの姿勢は競技に対する熱意はどこかで自分で身に着けてもらわなければいけません。ここができるかどうかでこれから先の「伸び幅」は大きく違ってきます。

 

かなり厳しいことも話しました。委員の仕事もあるのでほとんど競技中は選手と話していません。全てが終わってからになりましたが可能な限り話をしました。伝わるかどうかは正直分かりません。伝え方の問題なのかもしれませんが。

 

また書きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県新人

2021-09-21 | 陸上競技

色々と書きたいことがあったような気がするのですが。ひとまず記憶に残っていることを書いておきます。

 

3日間開催の予定だった県新人が2日間開催へ圧縮。県体と同じような日程です。本来であれば準決勝が存在していてラウンドを勝ち進んでいくという感じになります。短距離種目に関しては予選決勝。ハードル種目はタイム決勝。本数を重ねていかなければいけない高校生の本来のレースとは異なります。これも仕方ないのかもしれませんが。

 

当初より今回の県新人での苦戦は容易に想像できていました。人数的にもかなり少ないですし、競技力としてもなかなか厳しい。トラック種目で決勝に残れるかどうかという感じの状態でした。中国新人はかなり厳しいなと。その状況の中でも「やれることは最大限にやる」という形で指導してきました。

 

実際は女子の400mで2人が決勝へ。中国新人には届きませんでしたが来年度のシード権を得ました。二人ともベスト更新。あわよくば60秒切りもという感じでしたが気負いすぎて前半オーバーペースになってしまって後半撃沈。ぎりぎりで決勝という感じにもなりました。1年生が61秒3を出しました。2年生は練習を見る限りもっと強い。経験不足というのもありますがなんとか2本走れた。男子は県総体で2位となっていましたが今回はぎりぎり決勝に残ったという感じでした。けがが多く思っていたような練習が積めませんでした。この部分は大きいと思います。

 

100mは風が安定しませんでした。組によっては向かい風2mを超える。逆に追い風1mくらいの組も。同じ条件でやっているわけではないので難しいですね。幸いskyの選手の組はそれほど強い風ではなかったので13秒10の自己ベスト更新で決勝へ。決勝は追い風3mを超える条件でしたが12秒8。初めて12秒台で走りました。公認記録にはなりませんでしたが、自信にはなると思います。トップは11秒7でした。ここだけで1秒以上の差があります。これを挽回するためにどうするのか。厳しい。男子は力を出し切れず予選敗退。練習の時の走りができれば全く違うと思うのですが。それも難しい。

 

リレーはなんとか。女子の最大目標は50秒5でした。なんとか51秒を切って50秒9。及第点という感じでしょうか。夏に行われた高体連記録会で52秒0くらいだったのでそこから考えるとかなり改善されたのかなと。男子は44秒3。今の力は出し切れたかなという感じでしょうか。とはいえ、この状況では戦えていないというのだけは確かです。周りからどのような目で見られているか分かりませんが、skyは強いと思われる可能性はほぼ0だと思います。他行が目立っているというのもありますが存在感がない。

 

200mに関しても女子は28秒台、男子は一人失格という形でした。厳しい。力の差があります。一冬で挽回できるかどうか。それでもやるしかないのですが。

 

マイルは女子がかなり頑張りました。1走がやり投げの選手。これが62秒くらいで持ってくる。出発係の仕事をしながらなのですべてを見れてはいません。それでも400m選手2人がしっかりと走ってくれて3位確保。アンカーはハードル選手でしたがラップが65秒くらい。それでも4分8秒なのでよく走ってくれたと思います。最後の最後にトラック種目で中国新人に進むことができました。危機的な状況ということだけは変わりません。それでもマイルに関してはきちんと練習をしていけば来年のインターハイが見えるかもしれないというところにいるのかなと思っていますアンカーの65秒をどうとらえるか。ここに関してはまた別に書きたいなと思いますが。

 

ハードルを除いてざっくり書くとこんな感じです。「力が出し切れた」かどうか。言い訳、逃げ道を作らずに戦えたか。入賞はしていますが下位入賞。中国新人にトラックは女子マイルだけ。この現実をどのように受け止めるかです。

 

フィールドはkd先生の指導の下、女子がかなり力を出しました。高跳びは1m62の自己ベストで優勝。1年生も1m50で3位。やり投げも39mの自己ベスト更新で優勝。男子のハンマー投げは記録的にはかなり微妙な状態ですが優勝。男子高跳びも2位となりました。この部分は大きいですね。総合優勝云々ではなく「入賞するかどうか」というところでしか戦えなかった。ここは痛いなという部分です。

 

とりあえず記録として。現状、「やれることはやった」といえるかどうか。そこは大きい気がします。

 

また書きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする