kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ハンマー投げと課題練習

2021-09-13 | 陸上競技

土曜日の午後。この日はいろいろとあって午後からハンマー投げの練習を見ることに。見るといっても「見守る」だけなのですが。競技場練習などができない現状では投擲が投げる場所がありません。グランドで投げるためには他の部活動がいない時だけになります。そうなると午後になる。当然の話ですが。

 

競技場が使えないという感じになっていたので前から「午後投げたらどうか?」という話はしてました。なかなか実行に移らない。kd先生から「投擲は時間が足りない」と何度も言われています。技術の定着には時間がかかります。筋力も上げなければいけません。通常の練習時間では足りなくなる。ここのことを何度も言われています。インターハイからまともに投げていない状況は良くない。見守り隊ということしかできませんが。かなりの時間かけて投げることに。

 

この合間に「個人的な練習」を少しだけさせてもらいました。ここも色々とバランスを考えながら。スタブロからの出の部分をどのように改善するか。私自身の課題でもあります。感覚が鋭い選手であればパッとやってパッとできるのかもしれません。そうではない選手に対してのアプローチの方法。勝手にやって勝手に強くなるというのであればそれでいいのですが。なかなか。

 

手をかけすぎることに関しては考え方があります。放置することで「自立する」という部分も大きい。無駄なことをしてしまう可能性もありますが。私自身はほとんど自分でやってきたという感じがあります。誰からも競技に関することを教わらない感じでした。技術的なことよりも練習量とパワーで現役時代を乗り切ってきた。おかげでかなりの遠回りをしました。何も情報がない時代でしたから。そう考えると無駄な時間を減らしていきたいというのがあります。

 

ここも考え方だと思います。強い選手であっても「それなり」でいいと思う選手もいます。必死になって練習をしなくてもある程度の結果が出るからそれでいい。本気になり切れないという選手はたくさんいます。それでも勝ってしまう。それが陸上競技のしんどい部分です。努力は必ず報われるとは限らない。そして「努力する」ということが「目的」にすり替わってしまう選手もいます。こちらはかなりレアですが。個人的には「本気になる」ことがない選手に関してはやる必要がないのではないかなと思います。今の時代の流れに即していないのかもしれませんが。多様性という考え方からすれば「とりあえずやる」「所属しておけばいい」「試合に出ればいい」という考え方も受容していかなければいけないのでしょうから。

 

話が大きくそれていますが。何が何でもやろうと思えば行動時代が変化するというのは間違いありません。そうでなければ面白くない。これは私がそう思っているだけなので時代錯誤なのかもしれませんが。

 

3時間強は投げたのではないかなと思います。100本は投げようと話していましたがどれだけ投げられたのかは分かりません。本数は任せていましたから。

 

スタブロからの練習をひたすら。色々な要素を組み入れながら。ここは楽しい。何とかしたいと思っている選手に対して何が提供できるか。そこは大きな話だと思います。まだまだですが確実に前進できているかなと思う部分はあります。

 

また、別の部分ですが「上手くいかない」ことに対して何をするか。「過去の走れた時の動きを見続ける」というのは方法としてありなのかもしれません。しかし、その時と今では状況が違う。プロセスが異なるのであれば「同じこと」をやろうとしてもできないと思います。「過去の栄光」にすがっていたらダメ。今の現状を踏まえて実際に何をすればよいのか。速く走ればハードルも速いのか。遅いよりは速いほうがタイムが出やすい。当然です。しかし、足が速いだけではだめ。他の要素があります。また、あこがれの選手がいたとしてもその選手の走りが自分に合っているかどうかも別問題。自分には自分に合った走りが必要です。そこも見極めながら。

 

多くのことを考えながらグランドにいました。生きている時間を有効に使いたい。そう思っています。誰かのために使えるのであれば。それを実感しています。必要とされるかどうか。必要とされるのであればどのように答えるか。自分自身の課題です。

 

また書きます。たぶん。

コメント
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