kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

言葉にすること

2015-03-29 | 陸上競技
移動が確定し数日間が過ぎました。情けないことにまだまったく実感が湧きません。新聞に自分の名前が載っていて「やっぱり転勤なんだ」と客観的に見ることができました。それでもまだ他人事のよう。

金曜日、自分から転勤が決まった事を口に出来ませんでした。練習開始時に選手の様子も普通でした。更にはクラスの生徒に会ったのですがそれも普通。冷静に考えるとすごく私に気を使っていたのだと思います。教え子に気を使わせるというのは私的にはすごく情けないことなのですが、現実から少し目をそらしている私は「みんな気付いていないのかな」というレベルで考えていました。そんなことあるはずないのに。

生徒や選手にはなかなか言い出せませんでした。言葉にする事で現実を受け入れるということになるからです。本当はかなり前に内示が出て心の整理を付けていたはずなのにやっぱりなんか受け入れられない自分がいる。この葛藤は複雑です。クラスの生徒には結局直接言えていない。他の手段で私の「想い」を伝えましたが、礼儀として直接伝えないといけないと分かっています。

私が転勤をする。選手やクラスの生徒にとってどのような感情が湧くのかイメージができません。それでも変えようのない現実です。私も選手も生徒も受け入れないといけない。私より子供達の方がこういう部分では大人かもしれません。私はなかなか割り切って物事を考えられないタイプです。だから転勤ができなかったというのもあると思います。

こんな内容を公の場に書くのはどうなのか?書くことで、言葉にする事で自分の心の整理をしている。何度も書いています。私にとってはクラスの生徒と陸上部の選手は特別です。転勤が決まったから言うのではなく、「時間」と「空間」を共有し続けているからだと思います。私か感情移入しやすいというのもあると思いますが、ずっと一緒に過ごしたいという気持ちがあります。変な意味ではなくて。成長を近くで見続けたいという部分です。

ずっと自分の感情を言葉にするということを考えてきました。感覚や感情を上手く言葉として伝えたいというのが大学生の時からの課題です。が、言葉として上手く表現できないもどかしさがずっとあります。「寂しい」と書いたとしてその感情は千差万別。どれ位の度合いなのかは誰にも伝わりません。別に伝える必要もないのかもしれない。自分だけが思っていればそれで良いのかも。しかし、blogを使ってずっとずっと「心」や「頭」の整理をしてきました。私自身のために書いている部分があります。

前に進む。この事の意味をもう一度自分自身考えないといけません。部員やクラスの生徒に私のことを心配させるようでは今の仕事はできないと思います。この子たちに心配させるような人間であってはいけない。それでも自分の中の弱さが浮き彫りになります。上手く表現できません。書きながら心を整理していきたいと思います。本当にすみません。
コメント
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